Classic Brown Sounds、自主制作盤『Classic Brown Sounds』をリリース

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サンプリングを中心にした温かみのあるサウンドや、メロウな感触、いわゆるシティ・ポップ的なサウンドとの親和性を感じさせるヒップホップ・アーティストCBSが、大きな注目を集めている。

CBSは、kyon、takaya、stsの3MCによって2005年に結成。そこにバックDJとトラックメイカーとしてsuppleが合流し、CBSとして活動を展開しつつ、並行してレコーディング・スタジオとして「ピスタチオスタジオ」を立ち上げた。その中で初期のCBSの楽曲は制作されていたが、suppleが帰郷することになり、ryo takahashiが加入。またstsが活動を休止し、bashoがMCとして加入したことで、現在のCBSが形づくられていった。

それぞれの声に特徴があり、3MCがマイクを回していくごとに景色が変わり、ユニゾンすることで更に違うカラーを見せていくラップと、柔らかだが一本筋の通ったビートは、ヒップホップ・リスナーだけではなく、ポップスや他ジャンルのリスナーに訴求する彩りを持っているが、そのリリースはこれまで、Band CampなどWEB上に発表されてきた( https://cbsmusic.bandcamp.com/ )。その中でも2014年でリリースされた「TOWN」は、ヒップホップ・サイトAmebreakにおいて年間ベストにDJ SEX山口氏がピックするなど、彼らの名前を更に高めることになった佳作であった。

それらに収録された楽曲や、You Tube上に発表される数々のMVは、上記のピスタチオスタジオで制作されている。そのクルーには上記のメンバーに加え、ヒップホップ・ユニットHOOLIGANZのDJであり、Tokyo Health Clubが中心となって立ち上げられたレーベルOMAKE CLUBからもリリースを展開するTOSHIKI HAYASHI(%C)や、フィメール・ラップ・ユニットchelmicoの制作や、DJ BAKUなどが所属したレーベルPOP GROUPからもリリース経験もあるSSW/トラックメイカーのESMEなどが名を連ねる。またYou Tubeに発表された「WAVEY」は、ピスタチオスタジオに所属するバンドChicken Is NiceとCBSのコラボという形で制作されている。


そして彼らのグループ名を冠した『Classic Brown Sounds』が、7月12日に初のフィジカル盤としてリリースされる。上記の「WAVY」や最新のMVとして発表された「Undercurrent」などが収録されたこの作品は、これまでのCBSのカラーを更に濃く、そしてサウンド・バラエティを広くしながら、同時に自然体な部分は変わらない彼らのスタンスが提示された。




リリース情報

『Classic Brown Sounds』
発売日: 2017/7/12(水)
品番: PIS-001
発売元: Pistachio Studio
1.C.O.C.
2.Navigate
3.House
4.Undercurrent
5.Good Times
6.Route
7.なんで
8.Sputum
9.WAVEY
10.June
11.mgmg remix
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