【インタビュー】BAND-MAID、真逆の恋愛スタイルに込めた女のコの強さ

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今年はついに大型の夏フェスにも出演。キュートなメイド服姿と骨太な演奏のギャップで海外のみならず、本国、日本でも注目度が高まってきているBAND-MAID。ダブルA面となった最新シングルに収録されている「Daydreaming」はミドルテンポな楽曲の中に、激しさと切なさを兼ね備えたヴォーカルと演奏が詰め込まれ、BAND-MAIDというバンドから発せられる“ロック”をしっかりと感じることができる。一方、疾走感たっぷりの「Choose me」は“これぞBAND-MAID”の王道の最新型。今年初のお給仕ワンマンツアーは全箇所ソールドアウトとブレイクも目前の5人に、シングルの話題を中心にツアーでの必需品などのプライベートな部分についても話を訊いた。

◆BAND-MAID インタビュー画像(全18枚)

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■すぐ消えてしまいそうな儚い恋を意識しましたっぽ
■こういう歌詞を歌うことに抵抗があったんです

──今年の夏は歴史ある夏フェスに出演しますね。

小鳩ミク(G&Vo/以下小鳩):はい。<SUMMER SONIC>、<RISING SUN>、それと<TREASURE05X>に出演します。BAND-MAIDは今までこれほどの大型フェスに出たことがなかったので嬉しい限りですっぽ。ずっと「フェス出たいね」って言っていたので、みんな、ドキドキしていますし、「やってやるぞ!」という気持ちでいっぱいですっぽ。

──意気込んでいるわけですね。

小鳩:そうですね。今年最初の目標として「まずは日本のお茶の間に知ってもらわなきゃ」って話していたので、たくさんのご主人様、お嬢様に知ってもらえたらいいなと思ってますっぽ。

▲小鳩ミク(G&Vo)

──そんな中、ダブルA面シングル「Daydreaming / Choose me」がリリースされますが、「Daydreaming」はミドルバラードでありながら、激しさもあり、非常に切ないロックだなと思いました。

小鳩:サイちゃん(彩姫)がずっとバラードをやりたいって言ってたんですっぽ。その要望をKANAMIが受けて。

KANAMI(G):いつも曲はギターで作っているんですけど、今回はピアノで作ってほしいという注文があったんです。かなり制作に時間をかけた曲でもあり、「もっとこういう感じにしたい」とか「トロピカルハウス、EDMの要素を入れたい」っていう彩姫からの要望があって、アレンジし直したり何度もやりとりしていたので、1ヶ月ぐらいかかりました。

──彩姫さんの頭の中で曲のイメージがハッキリあったんでしょうね。

彩姫(Vo):そうですね。バラードは聴くのも歌うのも好きなのでイメージが明確に決まっていたんだと思います。

──メリハリのあるドラマティックな展開の曲になりましたね。

KANAMI:展開とストーリー性は特に打ち出したいと思っていました。

▲彩姫(Vo)

──歌詞は小鳩さんと彩姫さんの共作ですが。

小鳩:歌詞はいつも通り、小鳩が最初に書いて、あとからサイちゃんの意見を聞く感じですね。「Daydreaming」はメロディがいいので、サイちゃんの伸びやかなロングトーンを活かせたらなって。語尾だったり、言い回しに関しては歌いやすいように修正してもらいましたっぽ。

──例えば、どんなところを?

小鳩:最初に書いた時はもっと英語が多かったんですけど、多すぎるという話になって日本語に変えたりとか。あとは語尾を“そばに居てよ”って呼びかけるようにしてほしいっていう要望があったり。

──“今夜だけはそばに居てよ”って歌いかける部分ですね。曲のタイトルも含めて歌詞は切なさマックスな印象を受けました。

小鳩:はい。タイトルは“白昼夢”という意味で、歌詞も秘めた恋心を描いたというか“表には出せないんだけど、強く思ってるよ”っていう気持ちを出せたらなって。BAND-MAIDは全部の歌詞を通じて“強さ”を意識しているんですが、「Daydreaming」はメロディが切なくて、素敵だと思ったので、こういう歌詞にしましたっぽ。

──一緒にいられる時間が限られた恋なのかなと。

小鳩:そうですね。タイトルの通り、夢うつつというか、すぐ消えてしまいそうな儚い恋を意識しましたっぽ。

彩姫:切ないですよね。

──大人のラブソングですよ。

彩姫:今まではこういう歌詞を歌うことに抵抗があったんです。

──というと?

彩姫:私には合わないと思っていたというか、“こういうふうに思う人っているんだ”って感じだったんですけど、今は共感できるようになったのでチャレンジしたいなと思いました。

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