【詳細レポート】BREAKERZ、10周年記念ライブ初日「ベストショットを撮ってくれよ!」

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BREAKERZが7月15日および16日の2日間にわたって豊洲PITで<デビュー10周年記念ライブ【BREAKERZ X】>を開催した。初日の<【BREAKERZ X】MEMORY>はフィーチャーフォンやスマートフォンを使用しての写真撮影OKなBREAKERZ史上初の試みのライヴ。再始動前の楽曲が中心のセットリストをはじめ、いろいろな意味でレアだった初日の模様をお伝えしよう。

◆BREAKERZ 画像

場内が暗転し、ステージを覆う紗幕に時計の文字盤が映し出される。2017年から時間を巻き戻すように1年ごとに過去のステージ映像やミュージックビデオのシーンが飛び込んでくる演出でライヴは幕を開けた。

懐かしいBREAKERZのショットに歓声が上がる中、紗幕ごしにメンバーの姿が浮かびあがると“ウォーッ!”という大歓声。オープニングは何と2007年に配信曲として彼らがいちばん最初に発信した「THE TRAIN’S GONE…」だ(最新シングル『夢物語』のカップリングにアコースティックヴァージョンが収録)。まさにメモリアルなナンバーをアップデートし、じっくり聴かせるところからライヴをスタートさせるのも今のBREAKERZの懐の深さ。


幕が落とされてイントロでDAIGOが「MEMORY! 思いっきり行こう!」と叫ぶと1stアルバム『BREAKERZ』からアッパーなナンバー「WAKE UP MY SOUL」が投下された。真っ白なナポレオンジャケットの最新衣装に身を包んだメンバー。マイクスタンドを操って歌うDAIGOとポジションをチェンジし、アグレッシヴにギターを鳴らすAKIHIDEとSHINPEI。フロアからは腕が上がり、数えきれないほどのスマホがステージに向けられた。DAIGOが花道を歩きながら歌った「Kamisori」も1stアルバム収録曲。全10公演にも及んだ対バンライヴ<10周年 10番勝負 -VS->でジャンルを超えて多くのアーティストと対決、競演してきただけあって、DAIGOのパンチの効いたヴォーカルは頼もしく、AKIHIDEとSHINPEIのツインギターも迫力とキレを増している。

「10周年記念ライヴにようこそ! 今日は俺たちもめちゃくちゃ気合入ってるんですけど、みんなも楽しむ準備できてますか!? MEMORYというタイトルは俺たちにとってメモリアルな曲をいっぱいやっていこうという1日でもあるんですけど、みんなのスマホとかガラケーに10年経った俺たちの姿をメモリーしてもらうというテーマで今日はやっています」──DAIGO

「すごいね」とフロアの景色を見て驚きながら、「さっき前のほうにカッコつけて行ったのに、みんなスマホ見てて誰も手を振ってくれないんだもん」と沸かせながら「とにかく、今日は俺たちのベストショットをちゃんと撮ってくれよ! そのスマホで今日は俺たちのことを何千回、何万回、撮ってください!」と煽り、2ndアルバム『CRASH&BUILD』収録の「ナンゼンカイ…ナンマンカイ…」へ移行、ハンドクラップで盛り上がるさすがのライヴ運びだ。伸びやかなメロディが光るポップチューンから一転、ステージが赤く染まり、SHINPEIの太いギターストロークにAKIHIDEのダークで不穏なフレーズが絡み合う「EMILY」ではDAIGOが狂おしい想いをぶつけるように花道で熱唱した。頭を抱え、のたうちまわるようなパフォーマンスで歌うDAIGOの姿に惹きつけられながらのベストショットタイミング。こんなところもカメラにおさめられるのだから、貴重すぎる。


続く「LAST ✝ PRAY」は翳りのあるゴシック色の強いロックナンバーで、滅多に聴けないセットリストの流れ。間奏のAKIHIDEとSHINPEIのツインリードもドラマティックで、BREAKERZのダークサイドを堪能できる2曲だ。その空気を一変させたのは『24時間テレビ』のDAIGOのマラソンのメモリーをフラッシュバックさせる「RUN AND RUN」だった。はじけるような明るさのあるこの曲は見せ場満載。センターに来てギターを弾くSHINPEIの背中を“一歩踏み出して”という歌詞の部分でDAIGOが押し出したり、AKIHIDEの肩に手をかけ、マイクを向けたり、花道で向かい合ってギターを弾くAKIHIDEとSHINPEIの間にDAIGOが入って3人で並んだり。エンディングではDAIGOが「2年前、よく走ったよね」と笑顔を見せた。

メンバー紹介タイムでは、まず最初にドラムのMAKOTOとベースのMatsuの名前が呼ばれ、BREAKERZをサポートし続けてきた2人に「10年間、どうもありがとう! 本当に強力なリズム隊に支えられて、頼もしい仲間です」と、ひとりずつステージの前に呼んで撮影タイム。こんなところからもBREAKERZがいかにサポートメンバーを大事にしているかが伝わってくる。

そしてSHINPEIは花道に移動し、生声で「10周年、ありがとう!」とシャウト。「このメンバーで、このチームで気付けば10年。僕の中でDAIGOさん、AKIHIDEさんと出会ってBREAKERZを結成しただけでミラクルだったんです。それからいろんなことを経験して、いろんな思い出がありますけど、10年という長い時間を同じメンバーで歩いてきたっていうのは、人の力があってできること。本当に今日を迎えられて嬉しいです。ありがとうございます!」と感謝の言葉を述べ、なぜかDAIGOにも投げキッス。「俺には大丈夫だから」と突き放され、場内を沸かせた。

いつものようにAKI様コールで迎えられたAKIHIDEは、「黒いハットをかぶっているのは撮影されるからではなくカッコつけ」と前置きした上で「10年を単純計算すると3650日ぐらいだとして、自分自身、BREAKERZのことを忘れたことは1度もないと思います。僕たちと同じような日にち、もしくはそれ以上に長く、もしくはここ最近、もしくは今日初めて、という方もいるかもしれませんけど、何より大切なのは今日こうして同じ時間を共有できることだと思います。今日は最後まで楽しんでいってください」と挨拶した。とは言え、常に撮られていることはみんな気にしているようで、AKIHIDEが「SHINPEIのMCの時に気を抜いていたことに気づいて、途中で顔を立て直した」ことを明かすとDAIGOも「油断できないからね」と共感。

自分で自分を紹介し、うぃっしゅポーズをキメたDAIGOも写真についてリクエスト。「とにかく今日は感謝の気持ちを込めて、メモリアルな曲たちをみんなに聴いてもらいたいと思っていて、写真もメモリーがなくなるぐらい撮ってほしいんですね。カッコよかった写真はバンバンTwitterとかで共有してほしいんだけど、1つだけ約束してほしいのはマジで白目むいてる写真とか、変なのはやめてよ(笑)。俺たちも望んでないから」と笑いをさそった。


そして「大事な大事な1曲」という言葉と共に披露されたのは2008年にリリースされた2ndシングルであり、名曲のひとつ「世界は踊る」。月日を重ね、スケール感を増したヴォーカルと演奏が場内を包み込み、「LAST EMOTION」から、青い光がステージを照らした「アオノミライ」へ。SHINPEIが熱いギターソロを鳴らし、AKIHIDEがワウを使ったスリリングなソロを弾きまくり、楽器隊のセッションからDAIGOが「跳べ! 跳べ!」と煽ってメンバーのラップもフィーチャーされる「BIG BANG!」が投下された。

恒例のグッズ紹介ではDAIGOがリュック(バックパック)から同じくグッズの時計(グラスクロック)を取り出し、小ネタを披露して笑わせる。SHINPEIもグッズのジュース(10~す)を試飲して「冷えてない」と言おうとしたが、「冷めてる」と言ってしまってみんな爆笑。10年前には「グッズで携帯ストラップを作りたい」と提案しても「まだ早い」と却下されたというエピソードを3人で懐かしそうに話していた。

そんなほっこりした時間のあとには、10年前に1stアルバムに収録するために書いた曲だったのに、なぜか今まで発表される機会がなく、最新シングルに初めて収められることになったという、これもメモリアルな曲「devil or angel ?」がライヴ初披露。まばゆい白い光がフロアにも注ぎ、日本情緒あふれるメロディが印象的な「GO」に続いて、「久しぶりにやっちゃおうかな」と演奏されたのは4thアルバム『FIGHTERZ』収録の甘酸っぱいポップチューン「初恋トランポリン」だった。カラフルな風船が降ってくる中、花道からメンバーがフロアに降りて、場内大興奮。写メが“超絶可愛くて思わず待ち受け”というフレーズが出てくる曲だが、そんなに至近距離のサービスショットまで撮らせてくれるとは。セットリストもスペシャルなら、サプライズもスペシャル。BREAKERZを長年にわたって見続けてきたファンにとっても、こんなに忙しいライヴはなかったのではないだろうか。写真も撮りたいけれど、肉眼でも見たいし、腕も上げて盛り上がりたい……といった具合で終始胸がザワつきっぱなしだったに違いない。

ライヴは気付いたら終盤戦。止められない情熱と後悔が加速していくアッパーなナンバー「激情」が豊洲PITをますます熱くさせ、「NEXT LEVEL」ではコール&レスポンス。花道でAKIHIDEがエキゾティックなソロを奏でた。そして定番曲「絶対! I LOVE YOU」では歌声や笑顔に囲まれながら、花道でパフォーマンス。DAIGOにマイクを向けられたSHINPEIが“愛!”と全力で叫ぶなど、まさに豊洲PITは愛にあふれる空間に。ラストはDAIGOの「暴れようぜ!」という激しいシャウトが炸裂した「Destruction」。Matsuも前に出てベースを弾きまくり、DAIGOもフロアもヘドバン。燃やし尽くしてジャンプで本編を締めくくった。


アンコールではさらにオーディエンスを喜ばせる場面が目の前に広がった。PA卓の前に設けられたサブステージで3人がスタンバイしたのだ。

「ちょっとしたステージがあるので、せっかくなのでここで、3人で1曲だけやろうと思います。俺たちも10年経っていい感じの年になってきましたけど、まだみんなに写真撮ってもらえるというか、撮りたいなと思うルックスを保ててるんだなって、安心しますけどね」──DAIGO

携帯のバッテリーがまだ残っているか気遣いながら、「俺たち、写真撮らせるライヴ、金輪際、やりませんから」と宣言し、ブーイングの嵐となるフロアに「じゃあ、今度、ライヴじゃなくて撮影会やろうか」と提案すると大盛り上がり。そこから話はBREAKERZ結成時のことへ。いちばん最後に加入したAKIHIDEに「MCしないクールなバンドをやる」と言って誘ったことに対し、DAIGOが「AKIHIDEさん、ひとことだけ言わせてもらっていいですか? だましてすみません(笑)」と10年後に謝罪する場面も飛び出した。「だましてないですよ」と「今のBREAKERZが楽しい」というAKIHIDEとのやりとりから伝わってきたのはメンバーのあたたかく誠実な人柄。このサブステージではAKIHIDEがバンドのために初めて作った曲「Birdman」のアコースティックバージョンが披露された。AKIHIDEがパーカッション代わりにギターのボディを叩きながらプレイしたこの曲からもBREAKERZが重ねてきた日々が溢れていた。

1曲だけのサブステージでの演奏ということもあり、3人はその場に立って、みんなが撮影しやすいようにいろいろな方向を向いて手を振り、しばしフォトセッションタイム。そして、メインステージに戻ったDAIGOが「僕ら、10年後もまたこういうことができたらと本気で思ってます」と伝えた後、「ありがとう〜 Beautiful day〜」を届け、メンバーとファンを繋ぐアンセム「WE ARE」でみんなの歌う声が場内に響きわたった。さらに、ダブルアンコールでは再びメンバーが想いを伝えた。

「素晴らしい1日でした。全力で取り組んできたんですけど、いつもだと“熱いぜ!”って感じなんですけど、今日はあったかい。この豊洲PITを包んでるオーラがあったかい感じなんですね。それはみんなが“おめでとう”という気持ちで迎えてくれてるからだと思うんです。ありがとう」──SHINPEI

「本当に心から楽しいです。1つ後悔があるとすれば、僕もみなさんの顔の写メを撮りたかった(笑)。でも、心のカメラでバッチリ撮りました」──AKIHIDE

「本当に今日は何枚も撮ってくれてどうもありがとう。この10年の中で最高の1日でした。どうもありがとうございました」──DAIGO

もう1度、笑顔が見たいと言って届けられたのは3人のメッセージ入りの銀テープが放たれた「Angelic Smile」。みんなの歌う声を聴きたくて耳に手を当てるメンバーの姿、心の込もった演奏が沁みてきた。


「本当にどうもありがとう。俺たちはライヴで……いいことばかりじゃないみんなのそんな日々を、僕たちが照らすことができたらと思って、ずっとBREAKERZをやってきました。でも、10年間やってきた中、照らされていたのは僕たちのほうだったなと。みんなが俺たちのことを照らしてくれてたんだなと心からそう思います。BREAKERZはそんなみんなを一生、大切にします。そして一生、みんなのことを離しません。もっともっと大きくなって、みんなのことを絶対に照らしてみせる。そう思っています。今日、来てくれた人たち全員にありったけの想いを込めてこの曲を送りたいと思います」──DAIGO

感極まった表情のDAIGOが10周年の決意を語り、最後に贈られたのは、“照らしてくれた光 今度は僕が照らすから”と歌う「光」。あたたかい歌声が会場を包んだ。終演後もみんなの写真を撮ったり、花道で集めた銀テープを渡したり、5人揃って挨拶した後もステージを去りがたそうにしていたBREAKERZ。DAIGOは「これからもずっと一緒に最高の人生を送りましょう。みんなには俺たちBREAKERZがいるからな!」とメッセージを送った。

メンバーが去り、初日のスクリーンに映し出されたのは今後の新たな情報かと思いきや、“MEMORY Fin”、“NEXT STAGE”、“約束の意味とは PROMISE”、“See You Tomorrow”のメッセージ。ちょっぴり肩すかしの笑いとともにあたたかく力強い拍手がわき起こった。

取材・文◎山本弘子

■<BREAKERZ デビュー10周年記念ライブ【BREAKERZ X】MEMORY>
2017.7.15 (sat)@豊洲PITセットリスト

01.THE TRAIN‘S GONE…
02.WAKE UP MY SOUL
03.Kamisori
04.ナンゼンカイ…ナンマンカイ…
05.EMILY
06.LAST † PRAY
07.RUN AND RUN
08.世界は踊る
09.LAST EMOTION
10.アオノミライ
11.BIG BANG!
12.devil or angel ?
13.GO
14.初恋トランポリン
15.激情
16.NEXT LEVEL
17.絶対! I LOVE YOU
18.DestrucYon
encore1
19.Birdman 〜Acoustic Version〜
20.ありがとう 〜Beautiful day〜
21.WE ARE
encore2
22.Angelic Smile
23.光


■『ファンセレクトベスト』楽曲投票

2017年10月の『10周年スペシャルアルバム』リリースに伴い、ファン投票によって収録曲を決める『ファンセレクトベスト』の楽曲投票を実施。楽曲投票は2017年7月16日19:30より。
その他、アルバムの詳細は後日改めて。
https://beinggiza.com/breakerz/rb_enq/

■全国ライブハウスツアー<BREAKERZ LIVE TOUR 2017>

11月12日(日)広島セカンドクラッチ
11月15日(水)札幌Cube Garden
11月18日(土)高松Monster
11月26日(日)静岡SOUND SHOWER ark
11月29日(水)仙台darwin
12月01日(金)新横浜New Side Beach
12月03日(日)熊本Be-9
12月04日(月)福岡Be-1
12月09日(土)梅田バナナホール
12月10日(日)名古屋ReNY
12月15日(金)東京・TSUTAYA O-EAST


■18th Single「夢物語」

2017.7.12 Release
【初回限定盤A / CD+DVD】ZACL-6043 ¥1,700(税込)
M1. 夢物語 words:DAIGO music:AKIHIDE
M2. devil or angel ? words:DAIGO music:DAIGO
<特典DVD>
「夢物語」Music Clip + Music Clip Off Shot
<封入特典>
※連動特典応募用ID封入

【初回限定盤B / CD+スペシャルフォトブック (A5サイズ特別仕様)】ZACL-6044 ¥1,600(税込)
M1. 夢物語 words:DAIGO music:AKIHIDE
M2. devil or angel ? words:DAIGO music:DAIGO
<封入特典>
※連動特典応募用ID封入

【通常盤 CD Only】ZACL-4047 ¥1,000(税込)
M1. 夢物語 words:DAIGO music:AKIHIDE
M2. devil or angel ?  words:DAIGO music:DAIGO
M3. THE TRAIN'S GONE… ~Acoustic Version~
<封入特典>
※トレカ4種類のうち1種類をランダム封入
※連動特典応募用ID封入

【名探偵コナン盤 CD+名探偵コナン描き下ろしジャケット】 ZACL-6045 ¥1,200(税込)
M1. 夢物語 words:DAIGO music:AKIHIDE
M2. 幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて ~BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS- Live 2017.04.14 at Zepp Tokyo~
M3. 夢物語 ~TV Size Edit~

▼「夢物語」
読売テレビ・日本テレビ系 全国ネット土曜よる6:00放送「名探偵コナン」エンディングテーマ

■18th Single「夢物語」リリース記念「ミニライブ&握手会」

7月23日(日) 14:30START 北海道・アリオ札幌1Fハーベストコート
8月11日(金・祝) 15:00START 広島・イオンモール広島府中 専門店1F スターギャラリー
8月20日(日) 14:00START 福岡・イオンモール福津 1Fノースコート

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