【レポート】Angelo主催イベントで5組激突「どのバンドのファンも狂ってる」

Angelo主催イベント＜THE INTERSECTION OF DOGMA＞が7月27日、Zepp Diver City Tokyoで開催された。2012年に初開催された同イベントも2017年で第5回目を迎える。minus(-)、A9、NOCTURNAL BLOODLUST、MEJIBRAYといった世代やジャンルを超えた幅広いバンドが東京･お台場に集結、ファンを熱狂させた。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆＜THE INTERSECTION OF DOGMA＞ 画像

オープニングを飾ったのはminus(-)。藤井麻輝の凛とした佇まいよって会場が一気に独自の世界観に包み込まれ、その力強いツインドラムとニューウェイブなサウンドにオーディエンスが身を委ねた。続いて登場したMEJIBRAYは出演バンドの幅の広さを見せつけるようなパフォーマンスを披露。メロディアスでキャッチャーな部分も持ちながらも、全体を通してハードで攻撃的な楽曲が続いた。





「暴れ回って行こうか！」と登場するや客席を煽ったのはNOCTURNAL BLOODLUSTだ。尋(Vo)は「久々のライブに緊張している」と話しながらも1曲目の「Malice against」からラストの「V.I.P」まで「もっと！もっと！」と観客のボルテージを上げ続けた。

トリ前だということで自らを「白身魚のポワレみたい」と料理のコースで例えたのはA9だった。本日、Angeloに挨拶した時の様子を将(Vo)は「キリトさんを間近で拝見しまして、バンドやっててよかったと思った」と興奮気味に話し、イベントへ参加できたことの喜びを表した。





トリはもちろんAngelo。オーディエンスの大歓声と対照的に、静かに登場するメンバーたち。しかし「暴れちまえよ」というキリト(Vo)の言葉をきっかけに1曲目の「Daybreakers」から最高潮の盛り上がり。「どのバンドのファンも狂ってるんだから、力を出し切ってぶっ壊そうぜ」という言葉通り、KOHTA(B)、Karyu(G)、ギル(G)もステージを縦横無尽に駆け回る。

アンコールでは、満足そうな表情を浮かべたキリトが「どのバンドもかっこよかった」とイベントを振り返ると会場からは自然と拍手が沸き起こった。それぞれの持ち時間は30分程度だったが「イベントの良さは時間の長さじゃない」というキリトの言葉がこの日の成功を表した。興奮と熱狂の4時間半強、2017年の＜THE INTERSECTION OF DOGMA＞が終演した。

Angeloは本日7月28日および29日も同会場Zepp Diver City Tokyoにて、今度はワンマンライブを開催する。