【連載】vistlip 海の「裏側の観え方。」#2 ライブ当日

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vistlipの海です。ギリギリですけど宣言通り、今月2回目の更新です。始めに飛ばしすぎると息切れするぞーとか自分で思いつつ、まあ今月はね。色々と特別な事もありましたので。というわけで7月7日(金)に行われたvistlip結成10周年記念ライブ<Guns of Liberty>の裏側、続きです。裏側っていうか俺の行動のレポートになると思います。

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当日起きたのは9時くらいだったかな。とりあえず前日に色々と映像やらなんやら仕上がってきてた中、一つ納得いかなかったものがあったので深夜中に修正出来ないかのメールをしていました。最終版がもう一度送られてきていたのでまずチェック。言った所直ってましたー。有難い。で、まあ風呂入って、持ってくものまとめて出発。この日は正午過ぎの入りでした。ふらっと会場入口の方見て見たらなかなか沢山の方がいらっしゃいました。暑い中嬉しいね。暑いから気を付けてくださいませ。

で、先に入ってるスタッフに挨拶しつつ楽器の置いてある楽屋、楽器部屋みたいなのがあるんですがそこに行き色々いつもと違う部分とかの再確認。既に照明、映像、楽器の搬入はしてもらっていてほぼセッティングもしてくれてます。ステージに行ったら照明のフォーカス、まあ位置の調整みたいなもんなんだけどそれが行われてました。メンバーがここでごちゃごちゃやると邪魔になるので退散。

そこからまずはメイクをします。と言ってもこの日はvistlip最初期のメイクの再現をしたんですが当時は顔のメイク以外、頭も自分でやってたので所謂ベースメイクだけしてもらってあとは自分のタイミングでやります。あんまり早い時間からメイクするの好きじゃないんですよね。可能な限りギリギリにやりたい。なのでリハーサルまでの間この日に自分に課せられた重大な指名を全うする為ロビーへ。

この日から個人プロデュースのグッズを販売してたんですが、僕の作ったものはメモ。ステンレスボトル付きのメモ。これがですねー、メモの内容のレシピがいまいち納得いかなくて結構ギリギリだったんですね、作り終えたの。結構ギリギリアウトなくらいだったんですね。なので工場でボトルの箱にメモを入れてもらうという工程が難しくてですね、自分で箱開けて入れてました。いやー、なかなか時間かかりました。しめきりは守るもんだなって思いました。まあ思ってそれがすぐ実行出来たらいいんだけどなあ。あはは。

なんとか無事に終わりまして。まだ照明の動きのチェックと映像の調整をしていたのでフロア側で見たステージと映像とステージ上の照明を少し確認したらリハーサルです。なんか要望があったり気になる部分がある時はここで伝えておくんだけど、映像照明に関してはメインスタッフが来てる時はここ数年何か現場でオーダー出した記憶はないです。完璧にやってくれてます。問題があるとしたらうちの照明ね、熱いんだよね。かっこよくしてくれてるからいいんだけどね。そこはトレードオフ。

まずは各自の音出し。そして楽器隊だけでワンコーラスやって、次にボーカル入れてワンコーラス。ここで大まかなモニター、この日はイヤホンモニターだったんだけど何をどれくらいの大きさで返すー、とかってのを粗方決めます。モニターPAのスタッフが非常に腕のある方でして大概ここで決まります。日によってはオーダー特に言わずに初めに作ってもらった状態のままでいける、って事も結構あります。実はこの日から新しいエフェクターを入れてたのでその音の調整にちょっと時間をかけました。


dLaK devicesのオリジナルモデル。ちっこく描いてあるのはカエルの絵です。アンプの感じにかなり近い歪みが出るモデルを作ってもらったんだけど、うちのライブも音も知ってる友人に作ってもらったのでばっちりでした。電源周りとかアンプとスピーカーを繋ぐケーブルも作ってもらったんだけど、作ってるのが元々近しい感覚を持ってるギタリストなだけに痒い所に手が届く物作ってくれるんです。

で、まあ映像や照明のある曲とあんまりやらねーぞって曲をメインに色々と確認。全てにおいてタイミングが重要なのでそこが合わない時は同じ曲のイントロだけを何度もやったりとか。同時に外音(ライブを見る観客が聴く音)もここで決めていくんだけど、フロアに人がいない状態で音作っても人が入ると音は結構変わるんですね。そして本番の外の音は自分では聴けない。なのでメンバーも当然気にはするしここをこうしたい、とかは伝えるんだけれど楽器のテックスタッフとPAスタッフと制作のチーフに外音の最終的な判断をしてもらっています。本番でどう鳴るかが一番大事な部分でそこは自分達ではわからないのでね。

音は会場や機材が同じコンディションでも(厳密には同じコンディションなんてありえないけど)湿度や温度によってかなり変わってきてしまうので本当に難しい。ここで問題が生じてくると最悪開場や開演が遅くなってしまったりもするので、本番まではいかないものの、結構ピリッとした空気の中合わせて行きます。この日はちょっとタイミングがいまいちな部分があって何曲かやり直しはしたけど比較的スムーズに進んでいきました。

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