【詳細レポート】J、赤坂BLITZ 3days2日目「ケーキがかかった人にはご利益」

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Jが8月11日から13日までの3日間にわたって赤坂BLITZにて<J 20th Anniversary Live 2017 W.U.M.F -Special 3 Nights->を開催した。初日の11日はベストアルバム『J 20th Anniversary BEST ALBUM <1997-2017> W.U.M.F.』のDISC-1からセレクトしたスピード感と高揚感溢れるナンバーが中心の駆け抜けるライヴ。2日目はJのファンクラブ“F.C.Pyro.”限定のバースディライヴ、そして最終日はDISC-2からセレクトしたメロディックかつ骨太のミディアム&バラードナンバーを中心に演奏するという過去にない挑戦のライヴとなった。

◆J 画像

まさにタイトル通りスペシャルな3夜の中から、ここでは8月12日に行われたJのバースデイライヴ<Day.2 -Focus on F.C.Pyro. 15th anniv.->のもようをお伝えしよう。


ハンドクラップとHiコールでJを待ちわびる赤坂BLITZのステージにメンバーが姿を現すと大歓声。そのフロアの熱を引き受けるようにJは走って登場し、「F.C.Pyro.! 飛ばしていけるか!?」と叫んで、やっちまえとばかりに「Go Charge」でライヴは幕を開けた。荒々しい演奏が導火線に火をつけ、間奏ではmasasucksと溝口和紀のギター陣が最前に出てきて、モッシュで盛り上がるフロアを煽り倒すパフォーマンス。続いて、燃え上がるような赤い照明の中、「PYROMANIA」が早くも投下された。灼熱の季節にふさわしい展開だ。Jが“退屈すぎて変わらない この世界中 今夜すべて 燃やせ燃やせ”という歌詞を“この赤坂 全部壊しちまえ”とアドリブで歌い、“F.C.Pyro.”のメンバーがいっせいにライターに火をつける光景の中、みんなが歌う声が響き渡り、その直後、Jの煽りを合図にフロアはクラウドサーフで大暴れ。

「会いたかったぜ! 赤坂! 今年もついにこの忌まわしき日がやってきました。昨日から赤坂BLITZ3日間、貸し切ってライヴをやってるわけだけど、8月12日はあいにく誰かさんの誕生日で(笑)。今年もこれだけ多くのみんなとライヴと盛り上がれるのは嬉しいことだと思ってます。そして今年はF.C. Pyro.発足15周年の年です。ソロ20周年だし、こんな節目の年ないよね。今日はとことん騒いでいってもらおうと思ってるんだけど、ここには仲間しかいないからちょっと出過ぎちゃってもいいかな。行けますか!?」──J


もちろん「忌まわしき日」とはJの誕生日のこと。祝い倒しにきたフロアも当然のことながらやる気満々だ。前半4曲はアガるしかないセットリスト。ベストアルバムのために書き下ろされた新曲であり、Jがノンストップで走り続けてきた証でもある最強のロックナンバー「one reason」が鳴らされるとフロアに無数の手が掲げられ、Jの熱いヴォーカルに呼応するように力強い歌声が響いた。照明の光がミュージックビデオを彷彿とさせるような角度でまわり、強靭なビートが胸をざわつかせる。間髪入れず投下されたのはライヴのキラーチューンであり、躍動感たっぷりの「RECKLESS」だ。キャッチーなメロディとリフ、痛快なサウンドが絶妙に絡みあうこの曲では、騒ぎまくるフロアをJが笑顔で見渡し、2階席を見上げ、ハンドクラップで煽る場面も。

ベースを持ち替えた「I know」ではJの現在進行形を改めて見せつけられた。ミディアムテンポの曲、つまり、この曲でテンポは落ちるのだが、強力なグルーヴと熱量は全く変わることがない。“まるで高速の上を歩いているようだ”と歌うJの変わらない生き様ゆえか、奥底まで震わせてくれる。

今なお、ひりひりとした切実さで響いてくる「Sixteen」ではHiコールの中、Jがエンディングでアグレッシヴにベースを弾きおろし、前に出てきて頭上でデビルサインを掲げ、凶悪で超クールなシャッフルナンバー「GO with the Devil」へ。有松益男が強力なビートを叩き出し、カッティングのセンスが冴えわたる溝口とmasasucksが向かい合ってギターを鳴らし、Jが台の上にのぼって右手を挙げると再びダイブ続出の「Die for you」に突入。幾度も眠れない夜を迎え、その度にJの曲にライヴに背中を押されて、超えてきたであろう彼ら/彼女たちにとって永遠に色褪せないだろう曲たちが鳴らされていく。


「すげえな! さすが“F.C.Pyro.”。ここから見る景色はカオスです! 毎年、この日を一緒になって騒いで楽しめて、ホントに俺は幸せなヤツだと思ってます。ありがとう。20年前からひとつとして変わらない想いでずっとライヴでやってきたつもりですけど、この歌にもそんな想いが宿ってます。ここに来てくれたみんなと来られなかったみんなと“F.C.Pyro.”のみんなに贈りたいと思います」──J

そんな言葉とともに届けられたのはmasasucksのギターのフレーズが夜空にまたたく星の光のようでもあり、夜明けを告げる光のようでもある「ACROSS THE NIGHT」だった。今から20年前に生み出されたこの曲に込められた祈りにも似た想いも、まさにJの変わらないアティチュード。強さと優しさを増したヴォーカルが会場を包み込んでいった。

「ホントに20年間、アッという間だよね。それだけ俺たち、何かに向かって真剣に楽しんでる証拠なのかなと思います」と告げたJが「今日、雨、降らなかったでしょ?」と問いかけると、場内からは「ビックリした〜!」の声が。「ビックリしたって何だよ!? 今日は雨が降らなくても何かが降ってくるからな」とケーキが頭から降ってくることを匂わせ、ライヴは後半戦に突入。


小気味いいロックンロール「Verity」はまさにJと“F.C.Pyro.”が阿吽の呼吸で絡みあうナンバー。みんなの歌声とJの歌がコラボレートする後半の高揚感に胸が熱くなる。ペットボトルをフロアに投げ入れ、イントロのリフが鳴らされたとたん「Blank」では大歓声。ドライヴするサウンドが何とも言えず心地よい。Jがベースを高く掲げ、再び、衝動に火をつけるナンバー「break」が投下され、突き抜けるサビのメロディが興奮をどこまでも加速させていった。エンディングの言葉を何度も歌い、最後に“(衝動を)止めるな!”と叫んだJ。本編ラストは打ち鳴らされる力強いビートが未来を掴みとるエネルギーに変換されるような強い光を放つナンバー「Evoke the world」で締められた。

Jを呼ぶ声がどんどん大きくなっていく中、やがてその声が「ハッピーバースデイトゥーユー」を歌う声と変わっていき、フロアに蝋燭のように火が灯った。嬉しそうな表情を浮かべ、アンコールに登場したJは節目の年への想いと感謝を語った。

「どうもありがとう。本当に最高の誕生日になってます! 特に今年はいろいろな節目が重なった年で、自分自身のやってきた音楽やライヴも全部含めて見つめ直す機会と、決意を新たに進んでいってる年になっていると思います。ここに来てくれたみんなもいろんな時間がそれぞれの中に流れていったと思うんだよね。最高の時もあれば最悪の時もあったと思う。でも、そういう時にも俺たちのそばには仲間たちがいて、ライヴに来ればいろんなものを与えてくれる。それは俺もみんなと何も変わらなくて、刺激し合いながら、支え合いながら進んできたと思います。20周年、15周年、ここまで突っ走ってきたヤツらだからこそ行かなければいけない場所があると思ってます。ここから先はどんな場所にたどり着くのか自分でも想像はつかないけど、確実に今まで以上に最高の場所にみんなと行きたい。だから、どんなことがあっても、どんな時でも、この仲間たち、そして音楽を思い出してみんなのエネルギーに変えていってください。今日は誕生日、祝ってくれてどうもありがとう! また1つ年を重ねてより力強く突っ走っていきたいと改めて思ってます。これからも一緒にロックな人生を突き進んでいきましょう!」──J

Jの名前を叫ぶ声が上がる中、12月30日に<J 2017 放火魔 大暴年会>、12月31日に<F.C.Pyro. Members' Only ~'17-'18 COUNT DOWN LIVE~>が渋谷TSUTAYA O-EAST で開催されることが発表され、メンバーがステージに呼びこまれた。有松も溝口もJにいじられる中、最後に呼ばれたmasasucksは巨大なケーキを運びながら登場。



ここからはいよいよバースディライヴ恒例のイベントだ。汚れないようにスタッフがモニターにタオルをかけ、「ケーキが見えない!」という声に応えて、“J”のアルファベット入り&金箔入りのベリーケーキを本人自ら、みんなに見えやすいように傾け、しばし撮影タイム。

「じゃあ、恒例の豆撒き(ケーキ撒き)を」とJが嬉しそうに笑うと再び、フロアから「火がついてる!」とツッコミが入り、「火のまま行こうかと思ったんだけど、ダメ?」とロウソクの火を吹き消し、早くケーキを投げたそうなJに今度は「ロウソクがついてる」という指摘が(笑)。「ロウソク抜くの? そうなんだ。そんなに火が好きじゃねーんだ?(笑)」と場内爆笑。「食べて」というリクエストにも応え、万全の体制が整ったところで、今年もJ手づかみによるケーキぶちまけ大会が派手に行われ、予告どおりケーキの雨が前方に降り注いだ。

ちなみにJは「ケーキがかかった人にはご利益がある」と主張。「ケーキを触った後にベースを弾くとかなり甘いトーンになります」と恒例の儀式にかなり満足気だった。


「赤坂! 派手に行こうか!?」とJが煽り、アンコールの一発目は「Feel Your Blaze」。みんなの歌う声がひときわ高く響き渡り、「最後の曲でみんなと一緒に高みにのぼりたいと思います! あの星のように」とラストは風が吹き抜けていくようなスケール感のある「Endless sky」が鳴らされた。

終演を告げるアナウンスが流れても呼ぶ声は鳴り止まず、再びステージに登場したJはバースデーライヴならではの「・・・・・」を最後に演奏。年齢と半比例するかのようにますますエネルギッシュになっているJが向かう先、それはたぶん誰も見たことがない景色に違いない。

取材・文◎山本弘子
撮影◎旭里奈

■<J 20th Anniversary Live 2017 W.U.M.F. -Special 3 Nights->
2017/8/11~13@Akasaka BLITZセットリスト

2017/8/11【Day.1 -Focus on DISC.1-】SetList
01 NEVER END
02.If you can see me
03.one reason
04.here we go
05.Vida Rosa
06.RECKLESS
07.addiction
08.GO with the Devil
09.Sixteen
10.Die for you
11.Go Charge
12.Evoke the world
13.break
14.PYROMANIA
encore
en1.Feel Your Blaze
en2.Go Charge

2017/8/12【Day.2 -Focus on F.C.Pyro. 15th anniv.-】SetList
01.Go Charge
02.PYROMANIA
03.one reason
04.RECKLESS
05.I know
06.Sixteen
07.GO with the Devil
08.Die for you
09.ACROSS THE NIGHT
10.Verity
11.Blank
12.break
13.Evoke the world
encore
en1.Feel Your Blaze
en2.Endless sky
W.encore
W.en1.・・・・・

2017/8/13【Day.3 -Focus on DISC.2-】SetList
01.Graceful days
02.I know
03.ray of light
04.Mirage #9
05.walk along
06.white
07.When You Sleep
08.Heaven
09.baby baby
10.Blank
11.NOWHERE
12.Endless sky
encore
en1.Tomorrow
en2.ACROSS THE NIGHT

■20周年イヤーの最後を飾る渋谷TSUTAYA O-EAST 2days公演

<J 2017 放火魔 大暴年会>
12月30日(土) 渋谷TSUTAYA O-EAST
OPEN 17:00 / START 18:00
▼チケット
¥5,300 (税込 / ドリンク代別)
(問)SOGO TOKYO 03-3405-9999
一般発売:10月14日(土)よりスタート

<F.C.Pyro. Members' Only ~'17-'18 COUNT DOWN LIVE~>
12月31日(日) 渋谷TSUTAYA O-EAST [FC限定公演]
OPEN 22:00 / START 23:00
¥5,300 (税込 / ドリンク代別)
(問)F.C.Pyro 03-5759-1488(平日14:00~18:00) / fcpyro@fancube.jp

【Jオフィシャルファンクラブ“F.C.Pyro.”にてチケット予約受付実施】
受付期間:8月14日(月)18:00~9月5日(火)23:59
9月3日(日)23:59までにご入会手続きを完了された方までお申し込みいただけます。
※郵便振替入会:8月30日(水)消印まで
http://www.fancube.jp/fcpyro/

■<J 20th Anniversary Live 2017 W.U.M.F -Special 3 Nights->

▼Day.1 -Focus on DISC.1-
2017年8月11日(金・祝)赤坂BLITZ 18:00/19:00
※Special Guest: Aggressive Dogs a.k.a UZI-ONE
▼Day.2 -Focus on F.C.Pyro. 15th anniv.-
2017年8月12日(土)赤坂BLITZ [FC限定公演] 17:00/18:00
※本公演はファンクラブ限定の為、一般発売はありません。
▼Day.3 -Focus on DISC.2-
2017年8月13日(日)赤坂BLITZ 17:00/18:00
▼チケット
¥5,300(税込/ドリンク代別)
・イープラス https://eplus.jp/ath/word/1346/
・チケットぴあ http://t.pia.jp/ 0570-02-9999[P:331-292]
・ローソンチケット http://l-tike.com/ 0570-084-003 [L:71444]
・SOGO TOKYO http://sogo.pia.jp/ オンラインチケット
(問)SOGO TOKYO:03-3405-9999

■DVD/Blu-ray『J 20th Anniversary Live FILM [W.U.M.F.] -Tour Final at EX THEATER ROPPONGI 2017.6.25-』

2017年11月15日(水)発売
【SPECIAL BOX SET/初回生産限定】
2DVD+2CD+PHOTO BOOK : CTBD-20073~4/B : ¥10,000+tax
Blu-ray +2CD+PHOTO BOOK : CTXD-20075/B : ¥10,000+tax
・特製三方背ケース仕様
▼2DVD/Blu-ray 収録内容
・LIVE映像 /『J 20th Anniversary Live Tour 2017 W.U.M.F.』ファイナル公演の模様を全曲収録
・特典映像/DOCUMENTARY OF Live Tour 2017 W.U.M.F. Final at EX THEATER ROPPONGI /『J 20th Anniversary Live Tour 2017 W.U.M.F.』ファイナル公演のリハ風景や当日の舞台裏に密着した模様を収録
・CD:『J 20th Anniversary Live Tour 2017 W.U.M.F.』ファイナル公演よりセレクトされた音源をライヴCD化してパッケージ
・COLOR PHOTO BOOK (80P):J 20th Anniversary Live Tour 2017 W.U.M.F. にカメラマンが同行し収めたステージ写真を中心に、その舞台裏やオフショットも満載の豪華80ページ仕様のLIVE&ドキュメント写真集

【F.C.Pyro.×mu-mo SPECIAL BOX SET/初回生産限定】
2DVD+CD+PHOTO BOOK : CTBD-20076~7/B : ¥10,000+tax
Blu-ray +CD+PHOTO BOOK : CTXD-20078/B : ¥10,000+tax
※SPECIAL BOX SETの内容に以下特典が加わった完全受注限定アイテム
▼TOUR STAFF PASSレプリカ
このツアーでスタッフが実際身に着けていたラミネートTOUR PASSのレプリカに、購入者の希望ネームを印字したF.C.Pyro.×mu-mo盤のみに封入のスペシャル特典

【通常盤】
2DVD : CTBD-20079~80 : ¥7,800+tax
Blu-ray : CTXD-20081 : ¥7,800+tax
▼2DVD/Blu-ray 収録内容
・LIVE映像 /『J 20th Anniversary Live Tour 2017 W.U.M.F.』ファイナル公演の模様を全曲収録
・特典映像/DOCUMENTARY OF Live Tour 2017 W.U.M.F. Final at EX THEATER ROPPONGI /『J 20th Anniversary Live Tour 2017 W.U.M.F.』ファイナル公演のリハ風景や当日の舞台裏に密着した模様を収録

LIVE映像収録予定曲
2DVD/Blu-ray
01. break
02. BURN OUT
03. one reason
04. RECKLESS
05. GO with the Devil
06. Die for you
07. I know
08. When You Sleep
09. ACROSS THE NIGHT
10. Go Charge
11. PYROMANIA
12. LIE-LIE-LIE
13. Evoke the world
[Encore]
14. Verity
15. Feel Your Blaze
16. Endless sky
[W Encore]
17.NEVER END

-LIVE CD-
収録曲未定(本公演演奏曲よりセレクト)

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