【インタビュー】千歌繚乱出演バンド・メリーバッドエンド、「名古屋からV系ブームを起こす!」

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8月29日(火)に渋谷REXで開催される<千歌繚乱vol.13>に出演するメリーバッドエンドは、「ネ申・名古屋系」という言葉を掲げ名古屋を拠点に活動するヴィジュアル系バンド。1990年代、名古屋には黒夢、ROUAGE、FANATIC◇CRISIS、Laputaなどのバンドが登場し、ヴィジュアル系バンドシーンには“名古屋系”という言葉も生まれた。その“名古屋系”を引き継ぐことを目標に、精力的に活動を行っているのがメリーバッドエンドだ。

◆アーティスト写真

※本記事は8月29日(火)に開催の<千歌繚乱vol.13>において来場者限定で配布される「千歌繚乱 ARTIST BOOK」掲載のインタビューの一部を事前に公開するもの。「千歌繚乱 ARTIST BOOK」ではメンバーへの一問一答アンケートなど、より深い内容が掲載されている。

   ◆   ◆   ◆

■人間たちの信仰心を集め、神としての力を取り戻し復讐する事が
■我様の望みでありこのバンドの活動理由

――メリーバッドエンドさんは、どんなバンドでしょうか。

Y.H.V.H ロキ(Vo):一言で言えば「この世界の新たな神になるために活動しているバンド」だ。

――神になる?

ロキ:我様はわけあって天界から追い出され人間界へと堕ちた神なのだ。そこで天界に復讐してやろうと考えたのだが、そもそも神とは人間など知的生物からの信仰がなければその力の発現は愚か存在すらできない、忘れ去られれば消え去ってしまうだけという性質を持っている。故に我様の計画を実現させる為には信仰を集める必要がある。人間界を調査するうちにその目的の為の手っ取り早く面白そうな手段が音楽だったのだ。足りぬ力を補う為に人の身体を奪って歌い、人間たちの信仰心を集め、神としての力を取り戻し復讐する事が我様の望みでありこのバンドの活動理由なのだ!


▲Y.H.V.H ロキ(Vo)

――普通に音楽をしているバンドとは一味違うんですね。他のメンバーさんも同様に神なのですか?

感電音劇魔導士-エレクトリックサモナー 奇凛(Mn):奇凜は悪戯のしすぎで罰として、魔法界から神(ロキ)を見張る為のスパイとして人間界に派遣された魔導士だよ!ちなみに名前の“奇凛”は、プリンと同じ発音なの!

真・人間 ヒロム(Ba):人間界で音楽活動をするにあたり人間の文化を知らなければ…と考えた神に攫われてきたのが、僕です。正真正銘の人間です。

ロキ:そしてバンドにはギターが不可欠だと知り、人間のギタリストをSATSUGAIし神の力により神造魔人へと創り変えたのが、無期懲役-ザ・ペナルティ 贖いのスカーフェイス(Gt)。五月蝿いから声帯は取り上げてしまったので言葉は喋れん。簡単な文字を書く程度の知能はあるがな。

――かなり個性的なメンバーが揃っているようですね。

ロキ:まぁ神がいるくらいだからな!当然であろう!ふはははははは!!

ヒロム:確かに。人間である僕の立場から見ても、他にはない個性的なバンドだと思います。

――そんなみなさんはどんな楽曲を制作しているのでしょうか。

ヒロム:それも、何せ神がいるので(笑)。神がやりたいことをメリーバッドエンドとして表現しているだけですね。

ロキ:神という立場上、我様を信仰している人間の想いや願いを聴く機会が多いのだが、それを基にして曲は生み出されている。故に人間界で言うところの我様達のファンの名称は神の憑代である神巫(かんなぎ)と呼ぶ事になっているのだ。


▲無期懲役-ザ・ペナルティ 贖いのスカーフェイス(G)

――11月15日(水)には4th SINGLE 「もう無理。」のリリースが決定していますね。これはどういう作品になりそうですか?

ロキ:タイトル通りだな。我様達のファンに限らず現世の人間共は大半が病んでいるからな。誰しも絶望して「生きていくのがもう無理だ」という気持ちになることもあると思う。そういう弱さの中にある心境を形にした曲。ただこういう曲ばかり書いて歌っていると我様もメンがヘラって死にそうなのでな!カップリングには救いのある曲を1つは入れている。

ヒロム:表題曲の「もう無理。」は、神の言った通り病んでいる心や自殺をテーマにした曲なんですが、歌詞と曲調にギャップがあってただ暗いだけの曲ではありません。“病んだ心”をメリーバッドエンドなりに解釈した曲ですね。

奇凛:奇凛の内面を現したような曲です。

ロキ:奇凛は普通にメンヘラちゃんだもんな。しかし奇凛に限らず、誰にでもある弱さを歌詞としてのせたつもりだから共感はしてもらえるのではないかな。

――8月29日の<千歌繚乱vol.13>で披露の予定は?

ロキ:それはまだわからん。だが、<千歌繚乱vol.13>の日は新たな我様達の姿を見せられると予言しておこう。

――新しい姿とは…。期待が高まりますね。ちなみにライブ当日までに予習しておくべき楽曲はありますか?

ヒロム:オムニバスアルバム『妖幻鏡-NAGOYA- vol.1 尾張V系音源集』に収録されている「G.D.F」ですね。神を讃える楽曲で、最近のライブでは毎回演奏している定番曲です。

奇凛:バンギャちゃん達も一緒になって全力で「殺せ」って叫んだり、神を崇拝するために敬礼したりと、メリーバッドエンドならではの楽しみ方ができると思う!

◆インタビュー(2)へ

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