Jupiter、今秋開催イベントにGALNERYUSや摩天楼オペラなど

RUCYとDAISUKEからなるリズムセクションが加わった新たなラインナップとなってから約半年。ミニアルバム『TEARS OF THE SUN』にも表れているように、音楽的にもさらなる進化への萌芽を感じさせているJupiterが、2年ぶりとなる主催イベント＜The Wishing Ceremony Vol.4＞を10月9日に東京・新宿BLAZEで行うことが発表になった。

◆＜The Wishing Ceremony Vol.4＞ 画像

今回もこの“美しく、そして激しいメタルの祭典”には、豪華なアーティストが集結することになっている。いずれもJupierのメンバーが惚れ込む、魅力に溢れた顔触れだ。それぞれを簡単に紹介しておこう。

まずは前回に続いての参加となるGALNERYUS。SYU(G)を始めとして、日本が世界に誇る敏腕プレイヤーの集合体としても知られる彼らは、一大コンセプトアルバム『UNDER THE FORCE OF COURAGE』の続編となる『ULTIMATE SACRIFICE』を9月27日に発表した直後のステージということで、かなり士気の高いパフォーマンスを披露してくれそうだ。

Jupiterとは縁の深い摩天楼オペラはお馴染みの存在。結成10周年を迎えた2017年は、これまで以上に精力的な国内ツアーを敢行している。彼ら流のメロディックヘヴィメタルを真正面から体現した現時点での最新作『PANTHEON -PART 1-』の鮮烈な仕上がりが示す通り、ライヴでの力強さもさらに増幅。当日も特に熱狂的な空間を作り上げるに違いない。

現在はHIZAKIがプロデュースを担当しているCROSS VEINは、「メタルは淑女の嗜み」と話す女性シンガーJULIAを擁する6人組。貴族をモチーフとするアピアランスも印象的だが、劇的に紡がれるシンフォニックメタル・チューンの数々にも一貫した姿勢が貫かれている。『The Wishing Ceremony』の舞台がどのように染め上げられるのか楽しみだ。

Silexは2016年夏に始動した新鋭だが、LIGHT BRINGERやCRYING MACHINEといった実力派として評価の高かったバンドに在籍していた若手が顔を揃えている。それゆえに、キャリアの上では今回の出演は大抜擢と言えるものの、HIZAKIが彼らに注目したのは頷けるところ。より広範なオーディエンスにアピールできる絶好の機会となるだろう。

加えて、ある強力なバンドの出演が追加決定したとの情報が飛び込んできた。こちらについては、間もなく明らかにされる模様だ。まさに相手にとって不足はない、これら5組を迎え撃つJupiterは、いつにもましてポジティヴな意気を掲げて臨むはずである。新編成でのマテリアルも続々と生まれているようで、以降の展開も気になってくるが、その意味でも、＜The Wishing Ceremony Vol.4＞の場は、彼らのこれまでとこれからをつなぐ重要な転換点でもある。ぜひ多くの人にその貴重な瞬間を目撃してもらいたい。

文◎土屋京輔



◆Jupiter オフィシャルサイト