【インタビュー】wyse、メジャーデビューアルバム完成「僕らが僕らであることを問われた作品」

08.「Primal」
– The blank you had was also mine The emotion you had was also mine –
考えることを止めてみよう
何故なら、時にその考えるということが
本来、目の前にあったモノを、見えていたモノを見えなくもさせてしまうからだ
繋がりあった点と点
それが何故繋がっているのか、その繋がる意味は?
時間を忘れるほどに脳を働かせてまで
追求し手にしたモノに、一体どれほどの意味があるのか
その為に失ってしまうモノに、一体どれだけの人が気付けるだろうか
僕達が、僕達である意味
この問いかけを追求すればするほど
きっと僕達は、僕達でなければならない理由を見失う
ひとつの集合体として、大きな節目を迎える僕達は
選ばなければいけない未来の選択を迫られていた
– 混ざり合えずに進んだ4色の空は –
若さで片付けてはいけない
僕達は、自分達の決断によって
多くの人の心を迷子にさせてしまった
分かり合えないから問題なのではない
分かり合えていたとしても、問題は起きる
そう、あの頃の僕達は
混ざり合えない原因を探し続けることで
どんどん問題を問題化させていたのだと、今はそう言える
– Addition of color accept the change Add on your color with your taste –
この曲は、僕達が15周年を迎えた特別な時期に書いた曲
そして、僕個人的には初めて
僕達メンバ-4人のこと、そこから広がり繋がるファンのみんなのことを書いた曲です
wyseのことを書いた曲
うん、そう、僕達みんなの曲だね
2017年2月の決断、発表
その流れは、この時から始まっていたのだと僕は考えます
僕達の為、それはイコールでみんなの為
みんなの為、それはイコールで僕達の為
今、振り返れば
この日から色々なことがありましたが…
数年後にあたる今、こんな風にこの曲のことを語れる未来が来るなんて
何より、大切なアルバムに収録する、そんな未来が来るなんて
未来は誰にも分からない
何が起きるかも、どんな風になるかも
でも、だからこそ、見に行く価値がある
混ざり合わない4色の空は
時に、お互いを補い合いながら
そう、だから僕達はいつだって、何色にもなることが出来る
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