10代限定＜未確認フェスティバル2017＞グランプリは、リツキ

10代アーティスト限定の音楽フェス＜未確認フェスティバル2017＞が年8月27日（日）に新木場STUDIO COASTにて開催され、応募総数3,199組から「リツキ」がグランプリを勝ち取った。

◆＜未確認フェスティバル＞画像

本フェスはTOKYO FMをはじめとするJFN全国38局で放送中の10代向け人気番組『SCHOOL OF LOCK!』と、インディーズ及び新人アーティストの音楽活動を支援する「Eggsプロジェクト」との共催で行なわれたもの。会場となった新木場STUDIO COASTにはのべ4,500人のリスナーが来場。全応募者の中からデモ審査・ネット審査・ライブ審査を勝ち上がった8組の10代アーティストがファイナルステージに挑んだ。

開会宣言を行なったのは今年の応援ガールである平手友梨奈（欅坂46）。「この日を、これまで誰も体験したことのない、最高の伝説な1日にしましょう！未確認フェスティバルスタート！」という元気なかけ声とともに、エレキギターをかき鳴らして開会を宣言した。


審査の結果、グランプリを獲得したのは埼玉県の「リツキ」、準グランプリは愛知県の「Some Life」、審査員特別賞は栃木県の「SUNNY CAR WASH」がそれぞれ受賞。優勝したリツキは高校2年生の16歳で、＜未確認フェスティバル＞のライブ審査が人生で初めてのライブ披露となり、今回が人生2度目となるファイナルステージのライブで見事優勝に輝いた。



ファイナルステージのMCでは、「僕はずっと音楽活動をしていたわけではなくて、去年ぐらいから曲をつくり始めました。アコギを持ってコードを覚えて、それまでは良くコードもわからなくて、歌も本当に下手でほとんどの曲のサビが出ないくらい元々声が低くて。」とファイナルのステージに至るまでのエピソードを振り返りながら、「そうやって曲がたくさん出来たので、人に聞いて欲しくて未確認フェスに応募をしたらここまで来れました。」と語り、最後には少しはにかんで言葉に詰まりながら、「何て言おうとしたんだろう、でも未確認フェスティバル大好きってことだけですね。」と語った。

ウィニングライブではエントリー曲である「偏見」を演奏し、観客全員が息を呑むようなパフォーマンスで最後まで圧巻の演奏を披露。「リツキ」には優勝賞金として100万円と優勝旗が贈られた。

また、オープニングアクトではYAJICO GIRLが、ゲストアーティストではMrs. GREEN APPLEがステージに立った。オープニングアクトをつとめたYAJICO GIRLは、未確認フェスティバルの前年度グランプリバンド。メンバーは「去年はプレッシャーはありましたが、気楽な気持ちで望むことが出来ました。お客さんは純粋に楽しんでくれるし、自分たちのかっこいいと思うものを全力で出し切れたらいいフェスティバルになると思います！」というメッセージを送った。


そしてゲスト出演したMrs. GREEN APPLEは「去年まで僕らも10代だったんですが、なんだか懐かしく奮い立たされました。今日をめちゃめちゃ楽しみにしてきました。みなさんも楽しみにきましたか！」と話し、ドラマ『僕たちがやりました』のオープニングテーマで8月30日(水)にリリースされるニューシングル「WanteD! WanteD!」を含む5曲を披露。MCでは「初心を忘れてほしくない」とメッセージを送り、メジャーデビュー曲である「StaRt」で会場が一体となった熱いライブを締めくくった。

ライブ後にメンバーは、「今回はタイバンの気持ちで挑みました。こういう10代の場から音楽シーンが変わると思うのでみんなと創り上げていきたいです。ありがとうございました」とコメント。加えて、2017年10月から『SCHOOL OF LOCK!』内で『ミセス LOCKS！』が開講されることも発表された。

このフェスの模様は、8月28日(月)、29日(火)、30日(水)の『SCHOOL OF LOCK!』（22:00～23:55全国38局）で放送される。