新真空管Nutube搭載の超軽量・コンパクトな大出力50Wアンプ「VX50」がアコギ/ベース/キーボード用3モデルをラインナップ

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超軽量・コンパクトながら50Wの大出力とリアルな真空管サウンドを実現するアンプ「VX50」シリーズが、アコースティック・ギター、ベース、キーボード用の3モデルのラインナップでVOXより登場。9月中旬より発売される。

コルグとノリタケ伊勢電子の共同開発で誕生した新真空管「Nutube」による真空管特有のファットでパワフルなサウンドに加え、緻密に計算された独自のキャビネット構造により、コンパクトなサイズからは想像できないほどの迫力あるサウンドを可能にした「VX50」シリーズ。アコースティック・ギター用の「VX50 AG」、ベース用の「VX50 BA」、キーボード用の「VX50 KB」の3モデルをラインナップし、自宅やスタジオでの練習に、カフェなどでの小規模なライブに、またステージでのモニター用としても最適なモデルとなっている。

Nutubeの採用で豊かな倍音成分と独特なコンプレッション感、素早いレスポンスなど、デジタルでは再現しきれないアナログならではの有機的な動作を可能に。サウンドはもちろん、プレイアビリティにおいても大きなアドバンテージを発揮する。

独自のキャビネット構造による芳醇なローエンドも魅力の一つ。小型・軽量アンプの「VX I/II」で培ったキャビネット構造を継承しつつ、より大出力を目指しバスレフと補強構造を新設計。大口径ダクトやウッドサポートを追加し、限界を超えたパワフルなサウンドを獲得。さらにスピーカー構成や機構設計もモデルごとに最適化しており、それぞれの楽器の特性をより鮮やかに表現する。

ボディサイズはいずれも354×208×313(W×D×H)mm、重量はAGとKBが4.1kg、BAが4.5kg。続いては、各モデルの特徴をチェックしていこう。


▲VX50 AG

アコースティック・ギター用モデル「VX50 AG」は、色付けのない、素直でフラットなサウンドを持ち、繊細な表現からパワフルなストロークまで、美しく豊かなサウンドを出力。マイク端子を装備(ファンタム電源もサポート)しているので、ライブもこの一台で完結。さらに、ステージ用モニターとしても活躍する。エフェクトは、INSTRUMENTチャンネルに3バンドEQとコーラス/リバーブ/コーラス+リバーブ、MICチャンネルには2バンドEQとリバーブを装備。パワーアンプ部にはリミッターを内蔵する。カラーリングは、オーガニックなアース・カラーでまとめている。


▲VX50 BA

ベース用の「VX50 BA」は、細やかな音作りを可能にする4バンドEQや、ベースに不可欠なコンプレッサー、そしてメタル・サウンドまでカバーするオーバードライブも装備。さらにAUX IN端子やヘッドホン端子、PA機器などへの接続に使えるDIRECT OUT端子など、充実の入出力端子も用意。VOXベース・アンプ伝統のレッド・カラーと縦型VOXロゴ、そしてロック・テイストあふれるメタル・グリルも、ルックス面における重要なポイントとなっている。


▲VX50 KB

キーボード用の「VX50 KB」は、パワフルな8インチスピーカーにツイーターを備えたコアキシャル2Wayスピーカーを装備。ふくよかな低域からクリアな高域まで音量感を確保しつつも素直なサウンドを出力する。3チャンネル仕様で、それぞれに独立したボリュームを装備。さらにCH3はマイク入力にも対応。手軽に持ち運べる簡易PAシステムとしても活躍する。イコライザーは3バンドのマスターEQを装備。こちらもAUX IN端子やヘッドホン端子、PA機器などに接続できるLINE OUT端子など、入出力端子も充実。また、ステージ用モニター・アンプにも最適な仕様となっている。

製品情報

◆VX50 AG
価格:32,000円(税別)
◆VX50 BA
価格:32,000円(税別)
◆VX50 KB
価格:32,000円(税別)
発売日:2017年9月中旬

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