aiko「骨折するほど楽しかったです!」<LLR8>最終日まで完全燃焼

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aikoのライブハウスツアー<Love Like Rock vol.8>の最終公演が、9月7日(火)にZepp Tokyoにて開催された。

◆aiko<Love Like Rock vol.8> 写真

4月27日(木)にZepp Tokyoからスタートした本ツアーは、Zepp Osaka Bayside(大阪)、新潟LOTS、チームスマイル・仙台Pit、高松festhalleなど初めての会場を含む全国9ヶ所で31公演を開催。約4ヶ月半のツアーの中でも特にZepp Tokyoでは10公演ものライブを行なった。


最終日も、やはり限界まで観客を入れてのオールスタンディング。垂れ幕にaikoライブならではの凝ったVTRで<Love Like Rock vol.8>の文字が流れ、観客から喝采が湧き上がる中でライブは「夢見る隙間」からスタートした。「最終日だね! みなさんよろしくお願いします!」という挨拶から続く「milk」ではのっけからぎっしり入った観客が総出でサビから飛び跳ねまくり、汗と熱気が早くも天井まで充満する。

最初のMCで「幕が降りた瞬間、一時間待っててくれたんやなと思って感謝しかないです」と開場時間から開演時間まで待機していたファンへの感謝を口にしながら「心の中をえぐるような、そんな一日にしたいと思います」と語ったaiko。「プラマイ」「アンドロメダ」など、ヒットナンバーを次々に熱唱しながら花道のふちにしゃがみこんでファンに手を伸ばし、強烈な一体感を作り上げる。MCタイムでファンから次々に声が飛んできて、aikoがそれに答える形で即興のトークが繋がっていくのも彼女のライブの魅力だ。今回のツアーでは「結構始めのころの名古屋での打ち上げでお酒飲んで泣きました。どれだけ歌いたいかってことを話して。」というちょっといい話も飛び出しつつ、彼女のトークに終始ファンから笑い声がわいていた。

本ツアー中の7月に20周年イヤーに突入したaikoだが、ファンもライブ初参戦組から3桁回以上彼女のライブに通ったというリピーター達まで実に幅広い。スタンディング限界まで観客が入ったライブならではのレスポンスの熱さと激しさ、そして長年のファンが多数いることから生まれる優しさがaikoのライブにはある。ここ数年は、チケットさえ取れれば約束されているといってもいい。ライブを通しての凄まじい熱量のやり取りが続き、本編ラスト「be master of life」ではaikoも汗だくで絶叫にも似た声をあげ最高潮になった会場のボルテージを満喫していた。


アンコールが終わってもなお、鳴り止まないaikoコール。再びステージに帰ってきたaikoは「もう数曲をしっかりやる前に、みんなと魂の交歓をしたいと思うんです」と切り出し、「実は8月12日に足を骨折したんですよ」と、8月12日(土)の新潟公演で左足を骨折していたことを告白。骨折しながらもステージに上がり続け、ツアーを乗り切ったことが明かした。「骨が折れた次の日もライブがあったんですけど、やめようという気持ちはなかったです。みんなのサポートでここまでこれました」というaikoの説明に観客からは驚嘆の声があがる。そんな中aikoはさらに、「じゃ行くからな! 頼むでみんな!」と変わらぬ勢いでダブルアンコールへと突入。「エナジー」「mix juice」「鏡」と3曲を歌い上げ完全燃焼でステージを降りた。

Photo:岡田貴之


セットリスト<Love Like Rock vol.8>最終公演

2017年9月7日(木)東京・ZEPP Tokyo
M1.夢見る隙間
M2.milk
M3.相合傘
M4.power of love
M5.なんて一日
M6.恋愛
M7.プラマイ
M8.ドライヤー
M9.アンドロメダ
M10.えりあし
M11.雨踏むオーバーオール
M12.恋のスーパーボール
M13.明日の歌
M14.beat
M15.小鳥公園
M16.舌打ち
M17.赤いランプ
M18.be master of life
〜アンコール〜
M19.恋をしたのは
M20.Loveletter
M21.キラキラ
〜ダブルアンコール〜
M22.エナジー
M23.mix juice
M24.鏡

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