驚愕のセトリ!「悪魔を憐れむ歌」で幕開け!!ローリング・ストーンズ欧州ツアーNo Filter ドイツ/ハンブルグ 現地リポート: Mike Koshitani

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前日から断続的に降り続けていた雨がやんだ夕方、会場の森の大公園にドイツ人はもちろん世界中からストーンズ・ファンが集結、その数84000。皆ぬかるみを歩いて園内のステージ会場へ、靴は泥だらけ。まさにストーンズ・フェスで欧州ツアーの開幕をセレブレイトだ。多数設置された飲食スペースでビールやソーセージをたらふく……。

2017年9月9日午後8時32分、ハンブルStadtpark Festwiese。ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、ロニー・ウッド。ザ・ローリング・ストーンズ欧州ツアーNo Filter がキックオフ!素晴らしいライヴを披露した。アンコールを含めて22曲。70代から20代まで幅広いファンを大魅了した。


日本の初冬を思わせる肌寒さの中、ホットでエキサイティングなステージはまさにストーンズの真骨頂。ミックの吐く息も白い、チャーリーは両手をズボンのポケットの中へ、キースもしっかり寒さ対策。そんな中、健康状態が心配されたロニーがすっごく元気。昨年のデザート・トリップ以上にステージせましと動きまわりながら見事なギター・ワーク。

何よりもそのロニーの"元気"に乾杯だ。いつもとは違うミックのロニーへのいたわり方の違いを何度か垣間見た。あれだけロックしながらこんなにも優しさが溢れているなんて……。ストーンズのバンドとしての懐の深さに改めて感激。

オープニングがなな、なんと「悪魔を憐れむ歌」。いきなりのクライマックス。そのためかいつも以上にパーカッシヴに感じる。そして、ここは俺流にいくぞと言わんばかりのミック選曲で飛ばす飛ばす。MCではピンク・フロイド話題…、ドイツ語も随所で登場。アウト・オブ・コントロール」はもちろんブルース・カバー2曲他でのミックのブルース・ハープはドラマティック。アコギ・ヴァージョン「プレイ・ウィズ・ファイアー」はリアル・タイムで楽しんだ僕の周りの60代世代が涙、泪。そして「ダンシング・ウィズ・ミスターD」披露、44年ぶり!?

キース・コーナーでは「スリッピング・アウェイ」「ハッピー」。後半ではストーンズ・スタンダードが鏤められた。アンコール含めて全22曲。22時52分終焉。73年ハワイ公演同様、涙が止まらない……。

世界最強ロックンロール・バンド、ローリング・ストーンズのLIVEは不滅なのだ。

Sympathy For The Devil
It's Only Rock'n Roll (But I Like It )
Tumbling Dice
Out Of Control
Just Your Fool
Ride 'Em On Down
Play With Fire
You Can't Always Get What You Want
Dancing With Mr.D
Under My Thumb
Paint It! Black
Honky Tonk Women
Slipping Away
Happy
Midnight Rambler
Miss You
Street Fighting Man
Start Me Up
Brown Sugar
( I Can't Ge No) Satisfaction
アンコール
Gimme Shelter
Jumpin' Jack Flash
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