トニー・アイオミ「ファンが泣いているのを見て悲しくなった」
トニー・アイオミは、ブラック・サバスのラスト・ツアーを行なっている最中、これが最後だとの実感はなかなか持てなかったそうだ。しかし、さすがに故郷バーミンガムで開いた最終公演では、悲しくなったという。
◆ブラック・サバス画像
『MetalTalk』のインタビューで、最終公演について問われたアイオミはこう答えた。「ツアーの最中は、これで終わりだって気がしなかった。最後まで全くね(笑)。でも、最終公演は、ちょっと感傷的になった。みんなが泣いているのが見えてね。すごく悲しかったよ。彼らは長年に渡り、僕らのためにそこにいてくれて、僕らを英雄視してたなんてこと考えると、愛しく感じるよ。彼らのことを思い、悲しくもあった。もう、これまでのように定期的に会うことはできないからね」
アイオミは実は、半年以上経ったいまでもまだ実感が湧かないそうだ。「まだ、終わったようには思えない。ツアーの大半は同じように終わり、家に戻ると“6週間後には次のツアーが始まる”って思ってきたからね。もちろん、今回それはない。でも、ちょっと同じようなヴァイブがあるんだ。まだピンとこない。映画やDVDとか、いろんなことやってるからね。まだ、“ああ、終わったんだ”って考える時間がないんだ」
ブラック・サバスのその最終公演を収めたドキュメンタリー映画『Black Sabbath: The End Of The End』は9月28日、世界1,500以上の映画館で上映される。日本では、東京・Zepp DiverCity(TOKYO)、愛知・Zepp Nagoya、大阪・Zepp Namba(OSAKA)の3会場にて、4K対応のハイスペックな映写と15m×9mの巨大スクリーン、ZeppのライヴPA音響システムを使用し、全曲ノーカットで完全収録したライヴ映像を独占上映する。
Ako Suzuki
Photo (C)Ross Halfin
この記事の関連情報
トニー・アイオミ、最も好きなディープ・パープルのアルバムと曲を挙げる
ブラック・サバスの「Paranoid」、Spotifyでの再生回数が10億回を突破
トニー・アイオミ、ジミー・ペイジ、ブライアン・メイが、Gibsonの新旗艦店に集結
ブラック・サバス、トニー・マーティン時代のボックスセットを5月にリリース予定
トニー・アイオミとブライアン・メイ、「Paranoid」をジャム
システム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアン、トニー・アイオミとチャリティ・シングルでコラボ
ギーザー・バトラー、オジー・オズボーンからの「闘病中、ギーザーから連絡なし」発言に反論
20年間お蔵入りしていたオジー・オズボーンとOzzfestのドキュメンタリーが公開?
ブラック・サバスの初代マネージャー、映画『ナポレオン』予告編の「War Pigs」使用に「お見事!」