モーニング娘。結成20周年イベントに道重さゆみ＆田中れいながサプライズ登場

モーニング娘。の結成20周年を祝う記念イベントが9月14日に新木場 STUDIO COASTにて開催され、約2000人を動員。モーニング娘。'17メンバーに加え、サプライズゲストとしてOGの道重さゆみと田中れいながライブ出演した。

◆モーニング娘。'17、道重さゆみ、田中れいな 画像

この日のライブはモーニング娘。としては初となる、過去曲の中から投票を募ってのリクエストライブ。さらに10月4日にリリースされるニューシングルより新曲「邪魔しないで Here We Go！」もライブ初披露され、リクエストナンバー10曲を含む新旧全17曲のラインナップで会場を熱く盛り上げた。

この日、リクエスト1位に輝いた楽曲は2001年の「Say Yeah! -もっとミラクルナイト-」（アルバム『ベスト! モーニング娘。1』収録）。ライブ前の囲み取材では、モーニング娘。'17リーダーの譜久村聖がこの結果について「1位にびっくりしました。全員が“えっ、この楽曲！？”っていう反応で……」とグループ内の状況を報告。また、石田亜佑美はランキング3位となった「One・Two・Three」について「私たち9期10期のメンバーが入ったあとの楽曲が入っていて、すごく嬉しかったです」とコメントした。

また、囲み取材にも出席していた道重さゆみに現メンバーについて話が振られると、道重は最新メンバーの14期・森戸知沙希について「まだ加入して3ヶ月ぐらいなのにすごいダンスに付いていけてて、見てて涙が出るぐらい努力を感じました」とコメント。カントリー・ガールズとの兼任でもある森戸だが、この道重のコメントには喜びつつ「20周年をお祝いという丁度いいタイミングでモーニング娘。に入れて嬉しいです」と語る。

一方田中れいなは「私がモーニング娘。にいた時期とかぶっているメンバーはもう数えるほどしかいないんですけど、今度はファン目線で見るようになって、モーニング娘。を好きな気持ちが蘇ってくる」と思いを表したあと、現メンバーについて「ジャージがみんな黒いな、と」という感想をひとこと。そこにサブリーダーの飯窪春菜が「これには深いわけが」と現在のジャージが支給されたものであることを明かし、小田さくらが「明るくいきたいと思います！」とフォロー。田中も「そういうところでも自分の色をどんどん出していってね」とアドバイスを残した。

なお、歴代メンバーの中で伝説のメンバーを一人挙げるなら、という質問に道重が挙げたのは、後藤真希。「（加入時）13歳、金髪で、後藤真希さんのあのインパクトは忘れられないです。皆さん覚えてらっしゃる方も多いと思うんですが」道重の話に加え、小田さくらは後藤真希の伝説として「メンバーより2時間早くスタジオに入って、まつ毛をピンセットで調整していた」という美意識の高いエピソードを伝え聞いていたという。

20周年という大台にのり、今後の夢も様々だ。「私のセンター曲が欲しいです、シングルで」とアピールのチャンスを逃さない生田衣梨奈の切り込み隊長ぶりもさることながら、もう少し大きな夢をということで「ワールドツアーに行きたいです！」と野中美希、「メンバーに所属していた41人全員でコンサートがしたいです。武道館と中野サンプラザで、4回はやりたい。ドームでやるときにはつんく♂さんも一緒に」と佐藤優樹。加賀楓は道重さゆみの卒業公演の場にもなった横浜アリーナを例に「コンサートでアリーナに立ってみたいです」と思いを語った。

今回のイベントを前に、つんく♂から譜久村聖が受け取ったメッセージは「今の曲も昔の曲も、現役メンバーがいるから歌い継ぐことができる。がんばれ！」というもの。譜久村聖はモーニング娘。と同じ20歳でこの節目を迎える。「モーニング娘。ができたとき私は赤ちゃんだったので、こうして20周年を迎えて“ありがとう”なのか“おめでとう”なのか、どう言ったらいいのか不思議な気分です」と語った彼女は、囲み取材の終わりを「こうして20周年という時期にこのモーニング娘。というグループにいることがとっても嬉しいです。これからも過去を越えていけるように、モーニング娘。'17、頑張っていきたいと思います。今後もよろしくお願いします」という言葉で締めくくった。