ヤマハがリリースしている音楽再生アプリ「mysoundプレーヤー」が、2017年9月26日にアップデートを行った。同アプリでは今まで楽曲の試聴やダウンロード、あるいはハイレゾプレーヤーなども楽しめたが、今回のアップデートではコードを自動認識するという画期的な新機能を引っさげてきた。

実際に試してみたが、これがまたすこぶる良くできた機能で、弾き語りやバンド練習などには最適なんじゃないのかと深く感動した次第だ。その詳細を紹介しよう。

アップデートされたアプリでは、楽曲再生画面の右下に「コード」という表示が新たに追加される。ここをタップすると、このように楽曲の解析が始まる(画面左)。解析には20秒ほど時間がかかるが、一度解析した曲は次回からはスムーズに移行されるので初回だけの工程と思ってもらって構わない。そして解析が終わると……自動でコードが表示されるのだ(画面右)。今まで耳コピか譜面に頼らなければならなかったコード分解を、アプリが自動でしてくれる。しかも7thコードまでしっかり出してくれる。これはかなり革新的なのでは?


「mysoundプレーヤー」は歌詞表示にも対応しているため、このように下段に歌詞を表示させることも可能だ。もちろんカーソルや画面スクロールも全自動なため、言ってしまえばコレだけで弾き語りのスタンバイが整ってしまう。昔はギターコードのサイトを目で追いながら適宜スクロールをしていたものだが、あの煩わしさも無いというわけだ。

また、コードが表示されているということは和音表示もできるということ。画面上の押さえ方をタップすると、ギター譜、ピアノ譜、五線譜と好きな状態で表示させることができる。ピアノ譜はキーボーディストにはありがたいし、ルート音も明示してくれるためベーシストにもありがたい。ルート音をベースに五音を叩いたりすればそれっぽさもマシマシだ。


なにより嬉しいのは、解析できる曲は「mysoundプレーヤー」内で購入したものだけではないということ。スマホに入っている楽曲を「mysoundプレーヤー」で再生した時も解析可能なので、コードが知りたい曲を「mysoundプレーヤー」で再生するというような使い方もできる。解析精度はジャンルにもよるが、和音がなかったりルート音が右往左往するような曲でもない限りはしっかりとコードを表示してくれた。


もし解析結果が気に入らない時は再解析ボタンを押すと、ある程度条件を組み換えてから再解析を行える。テンポを倍取りにしたり、解析精度を上げたりといった具合だ。


最近のヤマハは人工知能と音楽の融合に力を入れているが、こうした機能がアップデートという万人に使えるかたちで提供されるというのは非常にありがたい。コードがわかればギターやベース、ピアノなど、思い思いの楽器で弾くことも容易になるだろう。こんな便利なものがあってこれからのギターキッズがうらやましいなと思いつつ、ぜひ有効活用してみてほしい。

文:ヤマダユウス型

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