[特別対談]BLACK JAXX、MUSISIONで<SANCTUARY>を爆音視聴・前編

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今年7月、見事大団円を迎えたDJ Dragon、主宰の都会型フェス<SANCTUARY>。BARKSでの2回に渡ったレポート記事も好評で、早くも来年こそ!と思っている輩も多いと思われる。そんな中、DJ Dragon、よりフェスの映像ができました、との連絡を受けたBARKS編集部は、当日の模様を再体験するべく、爆音で観ることを決意した。DJ Dragon、に武田真治氏も……つまりBLACK JAXXが揃い、都内で防音・遮音構造の賃貸マンションを提供しているMUSISION協力のもと、<SANCTUARY>の振り返り対談を2回にわたりお届けする。

◆BLACK JAXX、MUSISIONで<SANCTUARY>を爆音視聴 関連画像


■お客さんたちの一体感が感じられて
■人気者になったような気分(DJ Dragon、)

武田真治(以下、T)ところで俺今日の集合、いまいちよく分かってないんだけど……(笑)。

DJ Dragon、(以下D)今回の<SANCTUARY>を「MUSISION」さんがサポートしてくれて、BARKSの取材が入ったんだ。それで今日は一緒に映像を観て<SANCTUARY>を振り返ろうという主旨。

──では映像観る前に……<SANCTUARY>が終わって率直な感想を。終わってちょっと経ちますけど。

D ちょうど1ヶ月ですよね。初主催かつ出演でしたが、出演者として言うとこれだけ最高な環境とステージは無かったなと思いますね。自分で作っておいて言うのもなんですけど、ステージに立って“ああ、これはいいステージだな!”ってすごく感動しました。ほかの誰かがこのステージに立ってもきっとそう感じてくれると思いましたし、出てくれたDJやアーティストたちも、みんな本当に喜んでくれて……後はお客さんのノリがすごく温かくてよかったですね。子供が踊ってるのも見えたし、いろんなお客さんが来ていながら一体感のあるというか……なんか人気者になったような気分になれました(笑)。

── なぜかみんな笑ってましたね。

D めちゃくちゃ笑顔でしたよね。びっくりしました。なんかハッピーでしたね、すべてが……こんなことなかなかないなって思いました。

T 海の日だっけ?

D 海の日の前日。

T 夏の初めの日っていう、なんか動物でいうところの「今日から山小屋から放牧される瞬間」みたいな感じ(笑)?

D はははは!

T 夏モードになる瞬間を演出できたっていう、粋な思い出になったんじゃないかな。

D そう、季節の始まり、スタートっていう感じはありましたね。ここから夏が始まるんだなって、そういう夏フェス感はすごく出たかもしれない。ライブはどうだった? 真治的に。
T 最高に楽しかったよ。ってか昼間にやるの久しぶりじゃない? しかも外で珍しいよね。


D BLACK JAXXが東京で日中の屋外フェスでやったのは初めてなのかもしれないね。

T 観客は集まってくれるのかな〜?って思ってたけどね。なんでDragon主催なのにこの時間なんだろ?ってのは俺不思議で。

(一同笑)

── 我々も一番盛り上げるのが大変な時間じゃないのかな?と思いましたが……。

D 逆にイベントに勢いつけるというか……後半になればなるほど盛り上がってくるとは思うんですけど、反対に誰かが勢いをつけないといけないかなと思ったんです。一度アゲないと盛り上がっていかないのはクラブの特徴ではありますよね。

T 確かに勇敢なバカがいないとクラブって盛り上がらないよね(笑)。

D 一度テンションがアガると、みんなそれで盛り上がるし、そこからはもっと演者はやりやすくなるので、BLACK JAXXが登場した16時というのは一番重要な時間帯でもあったんです。最初は誰にやってもらおうかなって考えたんだけど、「これ自分たちでやるしかないな」と……逆に明るい時間帯にやりたかったのもあったので。日が落ちたのは18時ぐらい?

T ダンスミュージックって、どうしても暗くなって照明が機能し始めてからやっとみんながトランシーになってくるってのもあるからね。でも今回はイベント自体が21時に終わるし、夜を待っているとその楽しい時間がほんとに短くなってしまうから、確かに相対的にはよかったかもしれないね。

D やっぱり子供は早い時間で帰ってしまうことも想定してたので、そうなると早い時間に出演して演奏したいって思いました。どちらかだと思ったんです、早い時間の方が“おいしい”タイミングもあって、後になると疲れてきたり、惰性感が出てくる。お酒も入ってくると良くも悪くも。そういった意味では、意外といい時間帯だった。難しい選択ではあったけど、あの時間であのくらい人がいたのも良かった。

── そうですね。

D びっくりしました。やればやるほどどんどん人が増えてきたので。ステージから観てて面白かったね。

■こんなに趣味の延長で
■こんなに面白いことができていいのか(武田真治)


── 武田さんは終わった感想って?

T 「なんかやりやがったな! Dragon!」っていう気持ちがありましたね(笑)。あれ以上の夏の始まりの演出はなかったと思うよ。ついつい規模の大きいイベントってどうしても受け身になる。それかもっとビジネスライクなるものです。でも<SANCTUARY>はこんなに趣味の延長でこんなことできちゃっていいのかな?という。

── 楽しかったですよね。

T 純粋に楽しかったです!

D 正直、僕も蓋を開けるまでどうなるか分からないし、誰も分からなかったわけですよ。来る人もそうだし……真治も友達として僕がすごく苦労してたことも間近で見ていてくれて、いろいろ相談もしてたんですけど、「もしかして、やめるのもいいのかもよ?」とか心配してくれて……。結果、開場してみるとかなり人が集まってきて「ああ、これはなんかすごいことになってるな」ってのは感じましたね。

── 準備段階では入場者数がすごく心配だったんですね。ちょっと脱線しちゃうんですけど、前売りってどのくらい販売されたいたのでしょうか?

D 実際の想定していた半分くらいしか売れてなかったんですよ。だからかなり怖いなと思ってたんですけど。

T 確かにこういうフェスでは雨振っちゃってまで行きたくないってのはあるじゃない? 僕もそう。だから当日券の人が多かった。

D DJとかクラブミュージックのフェス独特なのかなと思うんです。ロック系のフェスとかだと雨が振ってもOKで、天候関係なくみんなチケットを事前に取る人が多いけど、クラブの場合はそういう傾向がまだあるのかなと思ったりしましたね。あとは一回目なのでみんな様子を見たんだと思います。

── 当日にSNSやTwitterを見て来た人も多かったみたいですね。

D どうなんだ?みたいな人が多かった気がします。だから正直言って不安でした。天気も含め、不安しかなかった。

T 当日はいい具合に曇ってたよね。

D そうだよ、前日は逆に晴れすぎてて。準備も暑くて大変だった。会場に1時間もいたら「明日もこれだったら大変だなぁ」って思うくらい。

T えっらい焼けてたね。朝来たとき。

D 一所懸命準備してね。

T 赤黒かった! 久しぶりに赤黒い人みたもん(笑)。

D はははっ。ほんとだよね〜。まあ、ここまでのことをやりきるって、これまでなかなかなかったから。そういった意味ではやってよかったな、ていうのがありますよね。

T 登山感あったでしょ? 登山した後みたいな。

D 登山感あった(笑)。主催者だから自分のライブが終わっても気が抜けないわけですよ、イベント終わるまで。普通だったらライブ終わったら終わりなんですけどね。

T ビール飲んでね。

D そう、ここで終了! もうあとはビール飲むだけだねー!みたいな。普通のイベントだったら他人事じゃないですか? あとは楽しもうぜ!みたいな感じだけど、そういうわけにはいかなかったんで。僕はまだまだ緊張感ありましたね。

T 僕はちょっと不謹慎ながら……ビール飲み始めていたけど(笑)。

D 例えばこれで、会場内でケンカがあったとか、誰か熱中症で倒れたとか、主催者誰だ?ってなったときに、僕が酔っぱらってたらそれは問題がこじれるからね。それは真治はじめ周りもみんなもそういう感じで配慮しながらやってくれてたんで、よかったですね。

T みんな集まって、みんながいいパフォーマンスして、みんなDragonと乾杯したかったと思うんだけど、そこは主催者の辛いところだったね。

◆対談(2)
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