【速レポ】<中津川ソーラー>クラムボン、「来年も来ちゃう。呼ばれなくても」

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演奏開始が予定の時刻から20分押していたため、「やりましょうよ」というミト(B, G, Comp)の一言でリハーサルからクラムボンはそのまま演奏になだれこんだ。観客をこれ以上、待たせたくない。自分達の演奏を少しでも早く届けたいというバンドの気持ちと、ライヴの開始を今か今かと待っていた観客の気持ちが一瞬で溶け合い、RESPECT STAGE全体がいきなり幸せな空気に包まれた。そこから50分。「実は初めてなんです」とミトが冒頭、言ったとおり、クラムボンは今回初出演にしてRESPECT STAGEのトリを飾り、<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>史上に残るんじゃないかと思える熱演を繰り広げた。

◆クラムボン画像

ミトが12弦のアコースティック・ギターを奏でた1曲目の「Re-ある鼓動」で観客が身を任せたジョイフルな空気から一転、原田郁子(Vo, Key)の伸びやかな歌声の裏でミトと伊藤大助(Dr)が奏でる前へ前と進むリズムが聴く者の胸をなんとなくざわつかせた「サラウンド」を演奏したところで、「タイジさんから太陽(発電)は音がいいと言われ、楽しみにしてきました」という原田の言葉を受け、ミトが「音のヌケがいい!」と感嘆の声を上げた。「聴きやすいから演奏に集中できる。今日はいいライヴになる!」




ミトの感動は止まらない。「ピュアな電気を、何にも束縛されることなく使える。音楽のために使えるから音が良くなる。やっぱ、いいですよね。(音の良さに)キョーレツにビビッてます」

なるほど。<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>で名演と思えるライヴに出会える機会が多いのは、だからなのか。そこから演奏の熱が一気に上がっていった。

伊藤の高速のスティック捌きに目を奪われた「yet」、演奏中、声を上げたミトがベースをアンプに向け、フィードバックノイズを鳴らしたあと、ベースをアンプに叩きつけた「バイタルサイン」、ヴォーカルを音色の一つとして聴かせたポスト・ロック・ナンバー「KANADE dance」という中盤の3曲で見せつけたハードコアなミュージシャンシップを物語る熱演に度肝を抜かれ、圧倒された。

そして、「お歌の時間です。歌ったほうがいいと思うよ」とミトに促され、観客も一緒に歌った「波よせて」、続けて演奏したダンス・ナンバー「シカゴ」ではグルーヴィーなリズムに体を揺らしている間に一体感が生まれ、再びRESPECT STAGE全体がジョイフルな空気に包まれた。




「RESPECT STAGEだけにリスペクトが感じられる。音楽の愛だね。ビビッてます。すごいフェスですね。タイジさんに直談(判)だ」と早速、ミトが来年の出演をアピールすると、「来年も来ちゃう。呼ばれなくても」と原田が続けた。

これだけの演奏を見せられたんだから、彼らが来年もまた来るなら、俺も私もと誰もが思ったんじゃないか。そんなふうに出演者と観客の輪が広がりながら、<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>はどんどん大きなものになっていくに違いない。


「今日、中津川に来るとき、夕陽を見たんですけど、見ました? あの夕陽を思い浮かべながら聴いてください」(ミト)と言ってから演奏したのは、新曲の「タイムライン」。ぐっと抑えた演奏で持ち前の歌の魅力をダメ押しで印象づけた。センチメンタルな曲調がじわっと胸にしみたのだった。

取材・文◎山口智男
撮影◎平野大輔

【クラムボン@RESPECT STAGEセットリスト】

01. Re-ある鼓動
02. サラウンド
03. yet
04. バイタルサイン
05. KANADE Dance
06. 波よせて
07. シカゴ
08. タイムライン

■番組情報

『中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2017 ダイジェスト』
12月放送予定 [WOWOWプライム][無料]

■<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2017>

2017年9月23日(土)岐阜県 中津川公園内特設ステージ
2017年9月24日(日)岐阜県 中津川公園内特設ステージ

▼9月23日(土)出演アーティスト
シアターブルック / ACIDMAN / THE BACK HORN / Base Ball Bear / the band apart / THE BAWDIES / Czecho No Republic / GRAPEVINE / the HIATUS / HY / LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS / Nulbarich / PANTA(頭脳警察) / TRICERATOPS / 吉田美奈子&森俊之 / Awesome City Club / SCOOBIE DO / LIVE FOR NIPPON [SOLAR BLUES (永井ホトケ隆・うつみようこ・KOTEZ) / NO GENERATION GAPS(うじきつよし・佐々木亮介) / 山﨑彩音] / フラワーカンパニーズ / bird / BURNOUT SYNDROMES / 吉川晃司 / 真心ブラザース / Dachambo / cro-magnon / MONSTER大陸 / TRI4TH

▼『Village Of illusion』
LIVE:森広隆 / 武藤昭平with ウエノコウジ / 渡辺シュンスケ
DJ:DJ Cartoon a.k.a YUJIN / DJ PAIPAI / DJ吉沢Dynamite.jp
Dance:Asami / 福(fuku) / MINAMI / NON-P / REIKA / salsabroso / sdl caravan / Sweet Rave×Team Eros / YU-KO
HUMANBEATBOX:HIRONA

▼9月24日(日)出演アーティスト
ザ・クロマニヨンズ / Caravan / 後藤正文&喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION) / THE GROOVERS / ハナレグミ / インディーズ電力 / NAMBA69 / NONA REEVES / NOTHING BUT THE FUNK feat.さかいゆう / Nothing’s Carved In Stone / ROTTENGRAFFTY / ストレイテナー / 10-FEET / ヤバイTシャツ屋さん / 04 Limited Sazabys / Leyona & 臼井ミトン / GACHI SOLAR SPECIAL [浜崎貴司×土岐麻子×奇妙礼太郎 with いまみちともたか] / クラムボン / a flood of circle / 片平里菜 / NakamuraEmi / 忘れらんねえよ / DJダイノジ / 東北ライブハウス大作戦ステージ [TOSHI-LOW / 細美武士 / Kj] / 仲井戸“CHABO”麗市 SOLAR JAM feat.佐藤タイジ,TOSHI-LOW / The SunPaulo / Yasei Collective / BimBamBoom / UQIYO / Omoinotake

▼<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2017>公式アプリリリース
公式アプリでは、全アーティストの出演日程に加え、自分だけのマイタイムテーブルの作成、アーティストのライブ定番ソングや今後のツアー情報などをチェックすることができます。また、出演アーティストのコメント動画を配信スタート。
●アプリ名:「中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2017 app powered by LiveFans」
●提供開始日: 2017年7月7日(金)
●対応OS: iOS8.0以降、Android4.0以降
●価格:無料
●ダウンロード
iOS https://itunes.apple.com/jp/app/id1245513865?mt=8
Android https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.livefans.solar
【コメント配信アーティスト】
佐藤タイジ(シアターブルック)
荒井岳史(the band apart)
Nothing’s Carved In Stone

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