【インタビュー】千歌繚乱出演バンド・未完成アリス、「誰かに生きる活力を与えられる存在でありたい」

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10月16日(月)に渋谷REXにて開催されるBARKS主催イベントライブ<千歌繚乱vol.14>に出演する、未完成アリス。先月9月24日(日)に、池袋BlackHoleで行われたワンマンライブ<未完成な君との初めての出会い>にて始動したばかりのバンドだ。

9月13日(水)には両A面1stシングル「良音/2次元ラヴァーズ」をリリース、そして始動ライブはいきなりソールドアウトの快挙と、勢いよく活動を始めた彼ら。今回は未完成アリスというバンドの全貌、リリースされたばかりのシングルについて語ってもらった。

◆ミュージックビデオ・アーティスト写真

※本記事は10月16日(月)に渋谷REXで開催される<千歌繚乱vol.14>において、来場者限定で配布される「千歌繚乱 ARTIST BOOK」掲載のインタビューの一部を事前に公開するもの。「千歌繚乱 ARTIST BOOK」ではメンバーへの一問一答アンケートなど、より深い内容が掲載されている。

   ◆   ◆   ◆

■未完成な少女の心模様を歌っていきたい

――まずは結成の経緯を教えてください。

琉火(Vo):僕と唯依葉はそれぞれ前にやっていたバンドで交流があったのですが、新しい形で音楽をやるためにユニットを組んだことから未完成アリスが始まりました。そのときサポートで入ってくれていた晏に曲を作ってもらったらとても良くて。晏に一緒にやろうと声をかけ、3人でやるんならユニットではなくバンドにしようよってことで、もともと知り合いだった栞と和希にメンバーになってもらいました。


▲琉火(Vo)

――未完成アリスはみなさんが前にやっていたバンドとがらりと雰囲気が変わりましたね。

唯依葉(G):どんなバンドをやろうかと考えたときに、“今あまりないもの”をやりたいと思ったんです。でも単に目新しいことがやりたかったんじゃなくて、あくまでライブハウスが求めるヴィジュアル系バンド、がしたかったんです。

――改めてこのメンバーになってみて、お互いの印象はどうでしたか。

和希(Dr):唯依葉は挙動不審です(笑)。

琉火:間違いない(笑)。でもギタリストとしては曲を覚えるのも早いし、天才型。柔軟性もある。

晏(G):俺にはないものをもってるギタリストなんで、同じパートとして切磋琢磨していきたい相手ですね。

唯依葉(G):晏ちゃんはいいフレーズもってくるよねー! 得意なプレイも違うし、お互いがお互いを意識していいプレイヤーになっていけそう。

和希:栞は周りを一番良く見てる。ライブでもよく目が合うし。場を見て自分をどうしようかってのをすごい考えて動けるベーシストです。

栞(B):和希さんは天才だと思う! 曲を作るペースがやばい。始動するまで時間がなかったんですが、今既に13曲もあって。そのうち10曲くらいを彼が三カ月で作りだしたんです。一番驚いたのは「こんな感じの曲が欲しい」って言って三時間後くらいに曲ができたとき。今までいろんな作曲者とあってきたけど、ここまで早くて正確な人ってあったことない。

和希:おー、嬉しいね。琉火さんは熱いボーカリストです。歌声もあるしセンスもあるし実力もあるんですけど、それを凌駕して熱い感情が前面にでてるタイプ。

晏:琉火くんは今まで見てきた中で一番熱い人。泥臭いけど一生懸命。そういう人が俺は好きだし。熱いところが素晴らしいなって思ってます。


▲唯依葉(G)

――“未完成”とは思えないくらい、メンバー間に信頼があるんですね。ちなみにバンド名の由来は?

琉火:“未完成な少女の心模様”を歌っていきたいと言う思いから、このバンド名になりました。

――ということは女の子に向けた曲がメインなのでしょうか?

琉火:そうですね、基本的には恋愛にスポットを当てた女の子目線の曲が多いです。ただ、恋愛って嫉妬や憎しみなどきれいな面ばかりではないので、そういう本当は隠しておきたいような部分の感情についても歌っていきたいなと思っています。もちろん、人間の感情を歌っているので男の子がきいても共感できるはずです。

――両A面1stシングル「良音/2次元ラヴァーズ」がリリースされたばかりですが、これはどんな作品になっていますか?

琉火:未完成アリスを知ってもらう最初の入口として、ライトな歌詞でわかりやすいメロディラインの作品になりました。

――収録曲の「良音」について教えてください。

琉火:この曲には“これから未完成アリスをやっていこう”という感情だとか、ファンになってくれる子に向けた熱い思いが込められています。これは少女目線じゃなくて、僕らから少女たちへ向けてのメッセージになってる特殊な曲でもあります。

和希:サウンド的にはストレートな感じ。でもこの曲は、まだこのバンドでどういう楽曲をやっていこうかっていうのが煮詰まっていない時期に作った曲なんですよ。まだ探り探りだったんでストレートでわかりやすいものを、というのを心がけて作りました。いい意味でフラットな感じになったので、僕らのニュートラルな曲としてはいい曲に仕上がったかなと思います。


▲晏(G)

――「2次元ラヴァーズ」はどんな曲ですか?

琉火:これはバンドコンセプトである“未完成な少女の心模様”というのを歌詞にこめた一曲です。晏ちゃんが作ってくれたんですが、和希が作る曲とは一味違ったストレートさがあってこれもまた僕らの始まりの曲にぴったりな仕上がりになりました。

晏:これも未完成アリスが試行錯誤しながら動いてる状態のときに、とりあえず曲作って提出しようって作ったんです。自分的にいい曲が出来たと思って提出して、みんなで集まって未完成アリスって方向に仕上げていきました。最初とはだいぶアレンジが変わったけど、「良音」と同じくニュートラルでフラットに聴けるものになりました。

――歌詞はタイトルの通り2次元がテーマ?

琉火:あんまり歌詞について“これが正解です”っていうのは言わないようにしてて。何も知らない状態で聴いてもらって、それぞれ思い描いたストーリーを聴くのが楽しみなんですよ。「そう捉えたのか」って新しい発見もあるし。そういう気持ちで聴いて欲しいですが、僕がイメージした表のコンセプトは乙女ゲームです。現代の少女が乙女ゲームの中の男の子にだんだん恋をしていっちゃうというシチュエーションをイメージしています

――具体的な体験やイメージから歌詞を書いてるんですか?

琉火:イメージを最初に固めて書くってのは苦手で。僕が歌詞を作るときは、自分が歌詞にいれたいワードを机がいっぱいになるくらいとにかくたくさん書くんですよ。で、音を聴きながらそれをずーっと何時間でも眺めながらハマる言葉を探してストーリーをつくっていく。この曲も、音を聞いたイメージと自分が歌詞に入れたいワードがマッチしてできた感じです。音と歌詞が混じって初めて音楽ですよね。

――なるほど、確かに曲にぴったりの歌詞になっていますね。一方、カップリングの「ストーキングジェシー」はガラッと曲の雰囲気が変わりますね。

琉火:実は一番聴いて欲しいのはこの曲だったりします。「良音」と「2次元ラヴァーズ」は聴きやすく入りやすい綺麗なイメージで作ったんですが、「ストーキングジェシー」はドロドロした負の感情を歌っています。負の感情から派生する思いって、良くも悪くも勢いがあるじゃないですか。それを全面に打ち出しました。

和希:この曲のサウンドのこだわりは、ロックンロールのノリです。クセのあるリズムとフレーズで、前の二曲と差別化しました。ライブで盛り上がる、勢いのある曲です。


▲栞(B)

――このシングルだけで、未完成アリスのいろんな表情を楽しめそうですね。

唯依葉:このシングルは“初めまして”という意味で、方向性をしっかり提示できたと思います。でもシングル全体を通して、まだ試行錯誤している部分もあるし、各々の実力や良さを出し切れていない部分もあるので、これから引き出しがどんどん増えていくのも楽しみ。未完成アリスというバンドを楽しんでもらう、きっかけの一枚になったんじゃないかなって思います。

――そして既に来年1月に2ndシングル「依存症パズル」をリリースすることも決定していますね。

琉火:「良音/2次元ラヴァーズ」は探り探りで作り上げた作品なので、2ndシングルでは「こういうバンドだぜ」っていう、僕たちの個性を色濃く出していきたいと思っています。晏ちゃんが僕の家に来てピアノを弾きながら曲を作って、和希がアレンジして。詳細はまだ秘密ですが、かっこいい感じの曲になりそうです。

――楽しみです。今後の目標は?

琉火: 3月2日に高田馬場AREAでワンマンライブを行うのですが、これのチケットをソールドさせること。今の自分たちには大きな目標ですが、このステップを越えないと先に進めないと思っています。大人になるとちょっと無理そうなことや厳しいことって避けて通りがちになると思うんですが、僕らは挑戦していきたい。始動したばかりで無理だよって思う人もいるだろうけど、それでももし頑張ってこの目標を達成することができたら「未完成アリスも頑張ってるし私も頑張ろう」って思ってもらえるかなって。楽しくバンドやるだけじゃなくて、誰かに生きる活力を与えられる存在でありたいなと思います。


▲和希(Dr)

――応援してます。最後に自分たちにしかない魅力を教えてください。

栞:みんなやる気があること。当たり前のことだけど、それができていない人もたくさんいる。バンドに限らず組織ってみんなが同じ方向向いてないと失敗するし、一人でもやる気ないやつとか手を抜くやつがいるとバランスが崩れて悪い方向にいっちゃう。このメンバーはみんながいい方向を向いているんで、絶対にいい未来が待ってると思います。

晏:確かに。みんなギラついてるしね。見た目も派手ですが、見た目だけじゃなくて中身もみんな個性的で周りに流される人じゃないし、やる気に満ち溢れてるかも。

唯依葉:そしてそんな全員が合わさるといい音ができてるところ。みんなクセが強くて、各パートを単体で聴くと「?」ってなりがちなんだけど、みんなで合わさるといい音になるんです。バラバラで未完成だったものが、ひとつに繋がって完成される感じ!

和希:それ、わかるわ。ただじゃ終わらない曲調だよね。あとライブがとても楽しいのも魅力かな。

琉火:やっぱり実際にライブに来てもらって肌で感じてもらって初めて僕らの魅力がわかると思います。どうやったらライブを楽しいものにできるか、というのは常に考えてて。綺麗に歌うことや演奏することだけじゃなくて、絶対に楽しませるぞって気持ちでライブをしています。だから音源を聴いてもらうのはもちろんだけど、ライブを中心に応援してもらえると嬉しいです。<千歌繚乱vol.14>でも、僕らにしかできないライブを届けるので、ぜひ来てください。

取材・文◎Yoko Hattori(BARKS)


<千歌繚乱vol.14>

日時:2017年10月16日(月) 開場17:00/開演17:30
開場:渋谷REX
出演:Sick./ZERO MIND INFINITY/ハクビシン/まみれた/未完成アリス/ラッコ
料金:【先行チケット】3,500円 【一般チケット】3,800円 【当日券】4,000円

チケット受付スケジュール
9月12日(火)12:00~10月15日(日)
チケット購入ページURL:
[イープラス]
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002235976P0030001

両A面シングル「良音/2次元ラヴァーズ」

2017年9月13日(水)3タイプ同時発売

■TYPE-A
型番:MKMA-001A
発売元:未完レコォズ
販売元:FWD Inc.
価格:2,160円(税込)
[CD]
01. 良音
02. 2次元ラヴァーズ
03. ストーキングジェシー
TYPE-A DVD収録曲:
01. 良音(MV)

■TYPE-B
型番:MKMA-001B
発売元:未完レコォズ
販売元:FWD Inc.
価格:2,160円(税込)
TYPE-B CD収録曲:
01.良音
02.2次元ラヴァーズ
03.ストーキングジェシー
TYPE-B DVD収録曲:
01.2次元ラヴァーズ(MV)

■TYPE-C(おためし版)
型番:MKMA-001C
発売元:未完レコォズ
販売元:FWD Inc.
価格:500円(税込)
TYPE-C CD収録曲:
01. 良音
02. 2次元ラヴァーズ

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