オールハンドワイヤードの希少な64年USAのアンプのリイシューモデル「'64 CUSTOM DELUXE REVERB」がフェンダーから登場
60年代を代表するヴィンテージアンプ「DELUXE REVERB」シリーズにおける、新しいアプローチのリイシューモデル「'64 CUSTOM DELUXE REVERB」がフェンダーから登場。9月29日より国内出荷が開始された。
「DELUXE REVERB」は、60年代中期の登場以来、50年にわたりあらゆるミュージックシーンで数々のヒット作のレコーディングに使用されてきた音楽史を語るうえでも欠かすことのできない定番のギターアンプだ。そのヴィンテージスタイルのサウンドは、クリスタルトーンが得られる「'64 CUSTOM DELUXE REVERB」として受け継がれ、現代に甦った。高いレスポンスと、透き通ったクリアな音色を磨き上げるため、オールチューブと職人によるオールハンドワイヤードのAB763回路を採用。さらにその伝統的なフェンダー・トーンを現代向けにチューンアップしたヴィンテージアンプとなっている。
▲20Wのピュアビンテージ・ブルートーンキャパシタ、12インチのJensen C12Q セラミックスピーカーを採用した「'64 CUSTOM DELUXE REVERB」。2ボタンフットスイッチとアンプカバーが付属。
「'64 CUSTOM DELUXE REVERB」は、オリジナルの設計をモディファイ、現代のプレイヤーに合わせた新設計で登場。甘く高級感ある真空管駆動スプリングリバーブやトレモロサウンドは、これまで1チャンネルでのみ使用可能だった「フォトカプラ方式」から両チャンネル(NORMAL/BRIGHT)で使用できる「バイアスモジュレーショントレモロ」に変更。より幅広いサウンドメイクが可能となった。
重厚感ある黒のカバーとシルバーグリルは、オリジナルのヴィンテージらしい風合いを残すために採用されたもの。また、スピーカーキャビネットは、より良いレゾナンスと軽量化を図るためソリッドパインを採用している。
そして、すべてハンドワイヤードで製造。60年代の伝説的なフェンダー・ギターアンプのピュアなトーンとエッセンスが凝縮されている。「オリジナルモデルはハンドワイヤードで製造されているため、明らかに他とは違い、特別に感じると多くの方が言います。」とは、フェンダー・ギターアンプのプロダクト開発マネージャー、リック・ハインツ氏。
「‘64 CUSTOM DELUXE REVERB はハンドワイヤードに加え、細部まで丁寧にチューニングすることで、さらに独特で個性的なサウンドを作り出すことに成功しました。アンプ内の回路を手作業で配線(ハンドワイヤリング)することで、アンプの製作自体には実に8 倍もの時間を要しますが、一つ一つのコンポーネントを丁寧にハンダ付けすることにより、より丈夫になり、基盤自体の取り扱いもしやすくなり、また何よりもプリント基盤では得られない、特別なサウンドを得ることができるのです。」
スピーカーは、オリジナルのフェンダーブラックフェイスアンプのスペックに則った。当時のアストロンキャパシタに倣い、20Wのピュアヴィンテージ・ブルートーンキャパシタを採用。さらに軽量でありながら高いレゾナンス性を誇るソリッドパインキャビネットに12インチのJENSEN C12Qセラミックスピーカーを採用し、当時使用されていたものと酷似した雰囲気の音色を再現する。
製品情報
サイズ:61.59×42.9cm32.7(W×D×H)cm
質量:17.3kg
スピーカー :1基 - 12”J ensen C12Q
チャンネル : 2 - (Normal and Bright)
ワット数 : 20ワット
プリ管: 3×12AX7、2 × 12AT7
パワー管: 2×6V6
整流管:1×5AR4
キャビネット素材: ライトウェイトパイン
◆'64 CUSTOM DELUXE REVERB
価格:420,000円(税別)
発売日:2017年9月29日
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