タイラー・ザ・クリエイター、2年ぶり来日公演でLIQUIDROOMが大合唱

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タイラー・ザ・クリエイターの約2年ぶりとなる単独来日公演が、10月20日(金)、東京・恵比寿 LIQUIDROOMにて開催された。

◆10月20日(金)東京公演 画像

最新アルバム『Flower Boy』を携えて一夜限り敢行された同ライブのチケットは瞬時にソールド・アウト。「Who Dat Boy」や「Boredom」「911」など新作からの楽曲を多数織り交ぜながら、オーディエンスの大合唱に包まれた熱狂のステージが展開された。以下、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。

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今年夏、4枚目となるソロアルバム『Flower Boy』をリリースしたばかりのTyler, the Creatorによる、約2年ぶりのソロ公演。今回の来日中、たった一晩だけのプレミアムなライヴということで、会場となった恵比寿LIQIUDROOMには二十代を中心した熱狂的なファンが集まり、開演前から異様な熱気に包まれていた。そして、TylerのバックDJでもあるDJ Tacoによる、LAのストリートスタイルな前座のDJプレイによって、さらにフロアの熱気はさらに高まっていく。

予定時間を少し過ぎた頃、サイドMCであるJasper Dolphinを伴って、Tylerが遂にステージに登場。アルバム『Flower Boy』のジャケットを再現したかのような巨大なヒマワリをバックに、Tylerは自らの武器であるその“声”の最大限に使って、巧みにオーディエンスをコントロールする。前作『Cherry Bomb』や前々作『Wolf』からのヒット曲も挟みながら、やはり軸となっていたのは最新作『Flower Boy』で、「Boredom」、「911」、さらにTylerのクルーがアグレッシブなダイブをかました「Who Dat Boy」など、緩急付けながらステージは展開していく。しかし、驚いたのは集まった観客の盛り上がりの凄さだ。比較的、外国人客が多かったとはいえ、ヒップホップのライブであれだけオーディエンスが歌詞を唄っているライブを観たのは、少なくとも日本では初めての経験だ。ラストは「See You Again」で締めくくり、1時間弱のステージは終わった。しかし、それが決して短かったとは思えないくらい、会場を訪れた誰もが十分すぎるほどの満足感を得られたであろう、まさにプレミアムな夜となった。

文:大前 至

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■リリース情報

4thアルバム『フラワー・ボーイ / Flower Boy』
2017年10月4日(水)発売
SICP-5610 ¥2,200+税
※初回仕様限定 「GOLF」特典ステッカー封入
※歌詞・対訳・解説付
01. フォワード feat. レックス・オレンジ・カウンティ
02. ホウェア・ディス・フラワー・ブルームス feat. フランク・オーシャン
03. サムタイムズ...
04. シー・ユー・アゲイン feat. カリ・ウチス
05. フー・ダット・ボーイ feat. エイサップ・ロッキー
06. ポットホール feat. ジェイデン・スミス
07. ガーデン・シェッド feat. エステル
08. ボアダム feat. レックス・オレンジ・カウンティ & アンナ・オブ・ザ・ノース
09. アイ・エイント・ガット・タイム!
10. 911/Mr.ロンリー feat. フランク・オーシャン & スティーヴ・レイシー
11. ドロッピン・シーズ feat. リル・ウェイン
12. ノベンバー
13. グリッター
14. エンジョイ・ライト・ナウ、トゥデイ

・配信(全14曲入り)
2017年7月21日(金)発売
iTunes購入リンク:
https://itunes.apple.com/jp/album/flower-boy/id1254572564?app=itunes

・輸入盤CD(全14曲入り)
2017年7月21日(金)発売

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