RED WARRIORS、<30周年記念>ファイナル中野サンプラザ公演をWOWOWで

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RED WARRIORSが9月に東京・中野サンプラザにて開催した<30th Anniversary『 King's Rock'n Roll』>ファイナルライヴの模様が、11月5日(日)、WOWOWライブにて放送される。

◆RED WARRIORS 画像

レベッカのリーダーとしてバンドの初期を牽引したギタリストの“シャケ”こと木暮武彦がレベッカ脱退後に結成したロックバンドがRED WARRIORSだ。シャケの変幻自在なギターと、ワイルドでブルージーなロックスターであるダイアモンド☆ユカイのボーカル、そして小川清史のグルーヴ感溢れるベースが融合したスケールの大きなロックサウンドは、1985年の結成から解散まで、わずか4年間の活動ながら“伝説”として今なお語り継がれている。

その後、活動再開と休止を何度か繰り返してきた彼らだが、2017年に入りデビュー30周年を記念したスペシャルライブの開催を発表、チケットは世代を超えたファンの間で争奪戦となった。そして、9月2日。中野サンプラザで30周年記念ライヴの待望の追加公演が行われた。


会場に詰めかけた誰もが高揚感を隠せず、期待と興奮で張り詰めた空気が溢れる場内。SEが鳴り止み、シャケがギターかき鳴らした。1曲目は「King's Rock'n'Roll」だ。デビュー3年目にしてKINGの風格を感じさせた王道ナンバーが、“王様の帰還”を高らかに宣言する。ユカイのヴォーカル、シャケとキヨシのコーラスが響き渡り、満場の観衆がそれを熱く迎え入れた。

続いて「Foolish Gambler」へ。仲間たちを馬鹿正直に信じて突き進む、そんな意思表示が今改めて歌われる。マイクスタンドを振り回し、ステージ狭しとユカイが歌い叫ぶ。骨太でブルージーな「Wild And Vain」は赤い照明に染められて、あっという間に会場がRED’S一色となった。

衝動を駆りたてるスリリングなナンバーに満たされた後、純度の高いラブソングが披露された。ユカイもアコースティックギターを手にしたロッカバラード「Lady Blue」。そしてイントロが奏でられるだけで胸がかきむしられる名曲「ルシアン・ヒルの上で」。彼らがただのストリートのならず者であったならば、時代の心を鷲掴みにはしなかっただろう。ワイルドさと表裏一体の刹那と儚さが誰をも魅了したのだ。会場では涙を浮かべて聴き入るオーディエンスの姿が。彼らの琴線に触れたのは、汚れなきピュアな心そのものだった。

感動の余韻を吹き飛ばすように、再びロックナンバーによる快進撃が始まる後半。「Casino Drive」は夢を追い求めることを宣言した2ndアルバムの表題曲。今なお転がり続ける彼らの生き様を象徴するアンセムだ。「Shock Me」「Royal Straight Flush R&R」と代表曲が続き、ボルテージが最高潮を刻んだところでステージ本編が終了した。

熱狂的に迎えられたアンコール。演奏されたのはデビューシングルにして反逆の歌「Outsider」だった。そこに彼らの変わらぬ信念を感じた。ラストの「Wild Cherry」に至るまで、アニバーサリーライヴ特有のノスタルジーが混ざる隙間は無い。グルーヴ感、疾走感、そして、ヒリヒリとした緊張感。RED WARRIORSのステージは、まさしくロックンロール。


愚直なまでにバンドに全てを賭けた彼らは、流行り廃りとは一線を画し、格好だけの音楽と対極の存在。生き様がロックンロールだった。活動に一切の妥協を許さなかったからこそ、僅か4年で解散し、伝説となったのだ。

デビュー30周年。彼らが描いた活動の軌跡は後進のミュージシャンたちにとって、ロックの道標となっているだろう。伝説の封印が解かれた奇跡のステージは11月5日(日)、WOWOWで全曲ノーカット独占放送される。

■WOWOW番組<RED WARRIORSデビュー30周年記念ライヴ『King's Rock'n Roll』>

11月5日(日)夜8:00 [WOWOWライブ]
収録日/場所:2017年9月2日/東京 中野サンプラザ
<放送楽曲>
「King's Rock'n'Roll」
「Foolish Gambler」
「Wild And Vain」
「John」
「Old Fashioned Avenue」
「Monkey Dancin'」
「欲望のドア」
「野生の風」
「Lady Blue」
「ルシアン・ヒルの上で」
「Casino Drive」
「Back to Life」
「Shock Me」
「Royal Straight Flush R&R」
「Outsider」
「バラとワイン」
「Wild Cherry」
※昼の部の公演を全曲ノーカットにて放送

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