エピカ、『進撃の巨人』主題歌をカバー

エピカがTVアニメ『進撃の巨人』の歴代オープニング主題歌をカバー、アルバム『EPICA VS attack on titan songs』を12月20日に発売する。

オランダで2002年に結成されたエピカは、シンフォニック/ゴシック・メタルの新時代を担うアーティストとして世界的に熱狂的な支持を得てきたバンドだ。ヘヴィ・メタルのダイナミズムとクラシックの流麗な旋律、そしてゴシック・ロックの耽美をクロスオーバーさせた音楽性は、シモーネ・シモンズの女声ボーカル核に日本でも人気を獲得、バーチャル・リアリティ／VRを題材とした2016年最新アルバム『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』もスマッシュヒットをみせ、2017年4月に行われた初のジャパン・ツアーは東京公演もソールドアウトを記録している。


今回EPICAがカバーするのはTVアニメ・シリーズ主題歌としてLinked Horizonが書き下ろした3曲に、カップリング曲をあわせた全4曲だ。シンフォニック・メタルに仕上げられた「紅蓮の弓矢/Crimson Bow and Arrow」、パワー・メタルの怒濤のスピード感が注入された「自由の翼/Wings of Freedom」、牧歌的でありながら緊張感のみなぎるアレンジで生まれ変わった「もしこの壁の中が一軒の家だとしたら/If Inside These Walls Was a House」、シンフォニックかつプログレッシブなメタル・アレンジを見せる「心臓を捧げよ！/Dedicate Your Heart！」といった内容だ。

2017年4月のエピカ来日公演にはRevoも足を運んでおり、お互いのミュージシャンシップはいつしか共鳴を見せていたようだ。

「EPICAとRevoには同じ血が流れているのだと思います。もちろん比喩ですが、解り易く言っても“クラシックの血”と“メタルの血”を受け継いでいることは皆さん容易に感じとることでしょう。その親和性自体は、さほど驚くべきことではありません。それより、この作品の面白さは「どこがどう違うか？」ということだと思います。そこに各々のアーティスト性が明確に存在しているし、その違いを許容できることが音楽という文化の豊かさでもあります。遠き地で生まれた兄弟の音が「どう違うのか？」野暮な説明はしません。聴いてみてください。」──Revo（Linked Horizon主宰）


2018年1月18日（木）には東京TSUTAYA O-EASTにて、『EPICA VS attack on titan songs』発売記念1日限定スペシャルライブが開催される。

EPICA photo by Tim Tronckoe




◆エピカ『EPICA VS attack on titan songs』レーベルサイト