レディオヘッド・サウンドを再現、エド・オブライエンのシグネイチャーモデル誕生
レディオヘッドのギタリストであるエド・オブライエンとの共同開発によるシグネイチャーモデル「EOB Sustainer Stratocaster」が、フェンダーより登場した。
エド・オブライエンは、その荘厳でダイナミックなサウンドメイクによってレディオヘッドの特徴的なサウンドを強く印象付けているギタリスト。そんな彼とフェンダーが作り上げた「EOB Sustainer Stratocaster」は、まるで6弦が奏でるオーケストラのように、妖艶で神秘的なサウンドを生み出す。ゴージャスで厚みのあるサウンドスケープを作り出し、独自のクリエイティブなトーンを見出すためのインスピレーションを与えてくれるギターだ。
レディオヘッド特有の、どこまでものびやかで無限とも思えるサスティンを実現するために採用されたのがFernandes Sustainer。多彩な音作りが可能なこのピックアップにより、エド自身はギタリストでありながらシンセサイザーのようなサウンドを手に入れた。
「ずっとフェンダーをプレイしてきましたが、フェンダーとギターを共同開発できたことはとても光栄です。最初のアイデアは実は僕の夢見ていたストラトキャスターが元になっています。」と、エド・オブライエンは語っている。
「フェンダーのシニア・マスタービルダーのアレックス・ペレスやイギリスのアーティストリレーションであるネイル・ウィッチャー、そして関わってくれた全てのフェンダースタッフ、そしてエンセナダ工場のチームと一緒に、細かいところまで楽しみながら作り上げました。僕たちは本当に美しいギターをともに作り上げました。この唯一無二の素晴らしいサウンドで、きっと音作りの幅がぐっと広がるでしょう。」
すでにエド・オブライエン2016年から2017年のツアーにおいて、レディオヘッドの「A MOON SHAPED POOL」という曲で、「EOB Sustainer Stratocaster」を試験的に起用してきた。そして「KID A」「IDIOTEQUE」「WEIRD FISHES/ARPEGGI」「FUL STOP」「15 STEP」「PYRAMID SONG」「ALL I NEED」「THE GLOAMING」や「BURN THE WITCH」といった曲における、多彩でシームレスなサウンドの音像を創造している。注目すべきはその多様なサウンドにおいて、実験的なトーンと伝統的なトーンの両方を、ギターを持ち変えることなく1つのギターで実現できてしまうという点だ。
ハードウェアにはSeymour Duncan JB Jr.のハムバッカーをブリッジピックアップに搭載。ミドルピックアップにFender Texas Specialのシングルコイルを、 フロントピックアップにはFernandes Sustainerを搭載している。これらのユニットによって実に5倍ものサスティンを得ることができ、ユニゾンやオクターヴァーのようなエフェクト効果も得られる。なお、Sustainerには、On/Off スイッチ、インテンシティ・コントロール、3ポジションのモード切替スイッチ(ファンダメンタル/ ハーモニック/ ミックス)が備えられている。
このほか、ビンテージスタイルの6サドルのシンクロナイズド・トレモロ・ブリッジ、ビンテージスタイルのチューニングマシン、10/56年型Vネック、ナロウ・ジャンボフレット(21フレット)、シンセティック・ボーンナット、“Flower of Life”のカスタムエンブレム付きのスペシャル・ネックプレートをフィーチャー。モダンさとクラシックが融合したこのStratocasterは、オリジナルのクリエイティブなサウンドを追求するプレーヤーに最適なツールとなっている。
製品情報
価格:170,000円(税別)
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