ノエル・ギャラガー「オアシスっぽいものははじかれた」

ツイート

ノエル・ギャラガーが、プロデューサー、デヴィッド・ホルムスとの新作『Who Built The Moon?』の制作過程について語った。ノエルはスタジオへ入る前にたくさんの曲を作っていたが、ホルムスはそれらを片っ端からボツにしたそうだ。

◆ノエル・ギャラガー画像

ノエルは英国のラジオ局Absolute Radioのインタビューでこう話した。「俺のプロデューサー、デヴィッド・ホルムスは、俺がスタジオ以外で作った曲全てを拒絶した。彼は知ろうともしなかった。その場にいたがった。アイディアが生まれるところにね。それで、違う方向を示すんだ」

「彼は、俺が少しでもオアシスっぽいもの、もしくは前に作ったのと似たようなものに行き当たると、俺を止め、こう言うんだ。“それは前に聴いたことがある。次のアルバムでやればいい。エレクトロニック音楽の要素に的をしぼり、曲にしてみよう”ってね」

最初はそれがフラストレーションだったという。「だって、俺にはたくさんの曲があったんだぜ。すでに完成し、レコーディングするだけってのが。あとアルバム2枚分くらいある」しかし、ホルムスに従ったのは、「彼はこう言って、俺の自尊心をくすぐった」からだそう。「“アコースティック・ギターの面では、君は最高に素晴らしい! 世界一だ。誰も君にはおよばない。でも……、僕はこれは好きじゃない!”ってね。で、俺は“ああ、そうなのか、オーケー…、シンセサイザーくれ”ってわけだ」

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの3rd『Who Built The Moon?』は英国で先週金曜日(11月24日/日本盤22日)リリースされ、今週終わり発表される全英チャートで初登場1位を獲得するものとみられている。ノエルのソロ・アルバムはデビュー作『Noel Gallagher’s High Flying Birds』(2011年)、セカンド『Chasing Yesterday』(2015年)とも初登場でトップに輝いた。

Ako Suzuki
この記事をツイート

この記事の関連情報