アジカン×FEEDER、ツアー開幕「とても意味がある」

ASIAN KUNG-FU GENERATIONが12月1日より英国のロックバンドFEEDERと共に、宮城、大阪、東京を巡る対バンツアー＜ASIAN KUNG-FU GENERATION × FEEDER Tour 2017 Supported by PIA＞を開催中だ。そのオープニングとなる12月1日および2日の宮城･SENDAI GIGS公演は、各日にandropとクリープハイプという対バン初顔合わせのフレッシュなゲストを迎えて行われたもの。同日の速報をお届けしたい。

◆ASIAN KUNG-FU GENERATION×FEEDER 画像






ASIAN KUNG-FU GENERATIONのステージでは、現在制作中のアルバムから未発表新曲を披露。その中の1曲「SLEEP」は、アジカン史上初の他アーティストから楽曲提供を受けての新曲で、今ツアーの対バン相手FEEDERのグラント・ニコラス(Vo&G）がアジカンのために書き下ろしたもの。今年デビュー20周年のFEEDER節とも言える軽快でいて美しいメロディラインにのせ、現在への批評的な目線を持ちつつ未来への希望が歌われるアジカンならではのポップパンクチューンに仕上がっている。

アジカンの新たなビジョン提示とも言えるそんな新曲は、楽曲提供者であるFEEDERとのセッションによって披露された。そこにこのツアーの価値が凝縮されているようで同公演のハイライトともなった。また、12月2日の同公演では、後藤正文がFEEDERの想いを代弁する印象的な一幕も。

「このツアーが東京と大阪だけではないことに、とても意味があると思う。FEEDERのタカさん(※タカ・ヒロセ / B)は震災当時から僕たちにメッセージをくれて、色んなことをしてくれている。周りのバンドメンバーもとても心を痛めて、日本のことを想ってくれていて。その想いが今こうやってかたちになったことがとても嬉しい」──後藤正文

と語って、仙台のファンへ感謝の言葉と共にエールを送った。








同ツアーは、明日12月4日および5日に大阪･なんばHatch 2DAYS、12月7日および8日に東京･豊洲PIT 2DAYSと、残すところ4公演。ASIAN KUNG-FU GENERATIONというバンドの特異性が際立つツアーをお見逃しなく。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONは11月29日、バンド結成20周年ツアーより日本武道館公演の模様を収めた『映像作品集13巻～Tour 2016-2017「20th Anniversary Live」at 日本武道館～』をリリースしたばかりだ。

撮影◎山川哲矢