大きくなった画面にチューナーとメトロノームを同時に表示、ベストセラーの新モデル「TM-60」

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チューナーとメトロノームを同時に使えるベストセラー、コルグのTMシリーズに新モデルが登場。大きくなったディスプレイにチューナーとメトロノームを同時に表示できる「TM-60」が発売された。

ブラックとホワイトの2色のボディカラーをラインナップする「TM-60」。従来モデル「TM-50」の約1.3倍となったディスプレイは譜面台に置いても見やすくなっただけでなく、チューナーとメトロノームの同時に表示できるようになった。機能の切り替えの手間がないのはもちろん、ロング・トーンのピッチを保ちながら音の長さをコントロールする、テンポに合わせてビブラートの練習をするといった管楽器ならではの練習に役立つ。また、ディスプレイのバックライトは、ソフト、オートの2段階の明るさ調整が可能。暗いステージやオーケストラ・ピットでも快適にチューニングが行える。

徹底した回路の見直しで電池寿命も格段にアップ。「TM50」ではバックライトオフで、チューナー70時間/メトロノーム55時間だったのに対し、「TM-60」はそれぞれ130時間/130時間に、バックライトオートでも26時間/22時間から36時間/36時間と大幅に伸びている。機能の切り替え、電池残量などを気にせず、快適に音程、リズム・トレーニングができるモデルというわけだ。

機能にも抜かりはない。チューナー部は、タイムラグなしに、正確に検出できるのがポイント。管楽器のロングトーンで生じやすい“音の揺れ”が起こる前に音程を測定でき、ブレのない、安定した発音を身につけることができる。測定範囲はC1(32.70Hz)~C8(4186.91Hz)と管楽器を中心にさまざまな楽器の音名・音域測定が可能。低音・倍音が多く音が拾いにくいギターやウクレレなどのチューニングもカンタンかつ正確に行える。

純正な長/短3度の音程を示すマークが付いているのも特徴の一つ。ブラス・バンドやオーケストラで合奏を行う際に、特にハーモニーのずれを感じやすい3度和音は、長3度と短3度のピッチを平均律から少しずらすことで、耳に心地よい響きが得られる。「TM-60」では、メーター・スケールの長/短3度の音程を示すマークに指針が合うようにチューニングするだけで、アンサンブルで美しいハーモニーが奏でられるようになっている。

このほか、本体スピーカーやヘッドホンから基準音を発信するサウンドアウトモードは、C3(130.81Hz)~ C6(1046.50Hz)までの3オクターブの範囲で選択可能。入力した音に最も近い基準音を発振するサウンドバック・モードも備えるなど、音感トレーニングにも最適な機能が揃っている。

一方のメトロノーム部ではさまざまな楽曲のトレーニングが可能。0~9拍子と2連符、3連符、3連符中抜き、4連符、4連符中抜きの15種類のリズムを内蔵。クラシックからロック、ジャズまで幅広い楽曲に対応する。テンポは30~252回/分までを自由に設定可能。テンポの設定方法は、スタンダードな振り子式メトロノームの数値と同様にテンポを増減させるペンデュラム・ステップ、30~252までの範囲を1ステップ刻みで設定できるフル・ステップ、演奏する楽曲に合わせてスイッチを押すことで設定するタップ・テンポ入力の3タイプから選択可能だ。

本体サイズは111×74×18(W×D×H)mm、重量は100g(電池含む)。電源は単4形乾電池2本(アルカリ乾電池、ニッケル水素充電池)。接続端子は入力が6.3mmモノラル・フォーン・ジャック、ヘッドホン端子は3.5mm ステレオ・ミニ。



製品情報

◆TM-60
価格:4,000円(税別)
発売日:2017年12月3日
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