HY新里英之、初の弾き語りソロツアースタート
HYの新里英之が12月9日、初の弾き語りソロツアー<新里英之ソロツアー『Hide's Music Story』>の初日公演を東京・原宿ストロボカフェで開催した。オフィシャルから届いたレポートを掲載する。
◆新里英之 ライブ画像
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結成18年目を迎えたHYのリーダー&ボーカル新里英之が、自身&バンド初となるソロツアーをスタートさせた。バンドとしては、来年(2018年)夏、初のセルフカバーベストアルバムをリリース、それを提げた全都道府県ツアーも発表されているが、このソロツアーは、音楽の伝え方に一石を投じる素晴らしい内容だった。
HY、2000年初頭に疾風のごとく現れ、その名を全国的に知らしめた沖縄在住のアーティスト。「AM11:00」「366日」など、変わらず多くのファンに親しまれている。そんな中、バンドのリーダー&ヴォーカリスト新里英之が、『Hide’s Music Story』と題して、弾き語りツアーをスタート。
「HYの音楽には、1曲1曲に素晴らしい物語がある。この曲はこんな時に作ったとか、メンバーも知らなかった秘話を、積み重ねるように集めました。じっくり聴いて欲しいんです」
新里の想い通り、青春を共に歩んだあの曲達が、改めて1つの映画のように蘇ってくる。
「弾き語り、ただ単にHYの曲をアコースティックギターで歌うのではなく、丁寧に曲のストーリーをファンのみんなに伝えたいんです。そうすると、歌詞の意味や曲の聞こえ方が全然違ってくるんです」
バンドとしての持ち曲を、アコースティックアレンジで構成するライブは、他のアーティストにも見られる手法だ。しかし、新里の言う“弾き語り”は、それとは大きく違った手法を取る。1曲の長さが5分だとすると、そこに纏わるストーリーを時には倍以上もかけ、丁寧に丁寧に伝えていく。それはまるで絵本の読み聞かせのよう。加えて、歌っているのは新里1人なのに、あたかもHYメンバー全員がそこにいる衝動にかられるのは、その話し手の魔法なのかもしれない。
ヒットソングの数々を単に並べて楽しむライブもアリだが、今まで知らなかった楽曲の秘話に知れたり、それこそアルバムのマイナー楽曲でさえも、生きた映画のように思えてくる。数あるライブ公演の中で、ある意味“異色”な素晴らしい内容だった。
この弾き語りツアー、『Hide’s Music Story』と題して全9都市11公演を回る。HYと青春を過ごしただけでなく、音楽アンテナを張っているオーディエンスには、是非体験して欲しいツアーだ。
<新里英之ソロツアー『Hide's Music Story』>
2017年
12月16日(土)北海道・REVOLVER
12月17日(日)宮城・カフェモーツァルトアトリエ
2018年
1月13日(土)愛知・BL café
1月14日(日)大阪・西天満GANZ toi,toi,toi
1月20日(土)福岡・Gate's 7
1月21日(日)広島・LIVE JUKE
1月27日(土)沖縄・那覇TopNote
2月2日(金)東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
2月4日(日)大阪・LIVE HOUSE バナナホール
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