【4連続対談】9nine 村田寛奈×suzuyaka、ダンスが磨き上げてきた9nineのチカラ

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■そこで戦えるようになったというか、どんな振りでも自分から頑張って発信していけるようになった気はします。(村田寛奈)

──suzuyakaさんは自分が振りを付けた曲のなかでも、特に出来栄えに自信があったのは?

suzuyaka:作ったときはどれもそうでしたけど、自分の振りって、ちょっと経ってから見ると、めっちゃ恥ずかしいんですよ(笑)「ヤバイ! 何これ?」「何でこの動きになったんだろう?」と思っちゃう。

村田:どの曲を振付してもらいましたっけ? 「Just A 恋」とか……。

suzuyaka: 懐かしい。あとは「マテリアルワールド」とか。

──「困惑コンフューズ」や「Evolution No.9」(略称:エボナイ)もそうですね。

村田:「エボナイ」は超いい! 人気曲です。

suzuyaka:「エボナイ」くらいまで、当時の女性マネージャーさんにずーっとシゴかれてました(笑)

村田:ハハハハ。

suzuyaka:「もっとキャッチーに!」って。

村田:それが合言葉だったんですよ。



suzuyaka:本当に。腰を屈めて“突撃!”みたいな動きがありますけど、あそこも何回も何回も直しが入りました。「もっとキャッチーに! 面白い感じに!」「もっと突撃してください!」って(笑)

村田:いまだに「エボナイ」をやるときは「突撃する感じで」って、めっちゃ言われます。

suzuyaka:「これでどうですか?」って何パターンも作り直して、やっとできました。「少女トラベラー」はすんなり振りが決まりましたけど、「エボナイ」はすごく苦戦した分、記憶に残ってますね。

村田:最初「マジか?」と思いました(笑)

suzuyaka: ハハハハ。

村田:めっちゃガニマタなんですよ! 「こんなに?」「そこまで?」みたいな。

suzuyaka: 衣裳はかわいいんだよね。

村田:そう。黒でシュッとしてキラッとして。でも、振りはガニマタで「こんなに脚を開きます?」という。

suzuyaka: しかも、あのガニマタ、めっちゃ出てくるしね(笑)

村田:いちいち前に出てくる(笑)

suzuyaka:サビとか最初は普通にカッコイイ振りを付けていたんでけど、マネージャーさんにダメ出しされました。やっぱり“突撃”を推したかったみたい。だから、イントロのド頭でもやってますし、サビでもやってるし、間奏でもやってる。

村田:ずっとやってる(笑)

suzuyaka:ガニマタでOKが出て、他の部分にもめっちゃ入れたんです

村田:衝撃的でしたね。「頭がガニマタから始まるんだ!」って(笑)最初はちょっと抵抗ありましたけど、踊っていくうちに「やり切れば逆にカッコイイ」と思えてきました。suzuyakaさんの振りはキャッチーで、みんなで踊れるのが多いですね。

suzuyaka:それは大事にしているかも。「少女トラベラー」くらいまでは、自分で普通に振付してましたけど、9nineのライブを初めて観たら、ファンの人が一緒に踊ってくれていて。そんなこと考えもしなかったけど、「だったら一緒に何かやりたくなるように」と。今年振りを付けた「ケセラセラヴ」では、手の動きをマネできるようにしたり、「ここはマネできそうだと気づいてくれたらいいな」という部分があったり、ファンの人のことも考えながら付けました。

──村田さんのダンスは昔からすごかったというお話ですが、suzuyakaさんから見て、この7年でのさらなる成長を感じる部分もあります?

suzuyaka:ひろろもすごいし、1人1人にドラマがありますね。これだけ長い間見ていると。ひろろは元からダンスがうまかったので、「全然踊れなかったのが……」ということはないです。最初から安定していたし、ダンスをパッと見せたいパートになったらひろろを前に出したりは昔からしてました。ひろろはやっぱり見た目ですね。「こんな大人な女性になったんだ」という。

村田:良かった(笑)

suzuyaka: 本当だよ。

──ダンスに関しては、いわゆる手が掛からないメンバーだったと。

suzuyaka:そうですね。ただ、最初はどんなに上手だった子でも、踊ってなければできなくなるけど、9nineはライブをやり続けているし、いろいろな先生の振付で踊っているから。どういう系の振りでも、パッとこなせるようになっているかな。

村田:確かに、いろいろな曲の振りを付けてもらうなかで、「こんなのやったことない」「これは難しい」というのもたくさんあります。そこで戦えるようになったというか、どんな振りでも自分から頑張って発信していけるようになった気はします。

──日頃からダンス力向上のためにやっていることもありますか?

村田:かんちゃん(吉井香奈恵)と別のダンススタジオでレッスンを受けに行ったり、普通に対バンライブを観に行ったりはします。他の方のダンスを見るとすごく刺激になるのを、最近よく感じます。「ここが足りなかった」「ここは良くなかった」というのは、周りを見ないと気づかないことが多くて。見るだけでも全然違うと思います。

suzuyaka:たとえばジャズにもいろいろなスタイルがあるし、ヒップホップもそう。同じジャンルでも振りを付ける人によって全然違うので、いろいろなレッスンを受けてみるのは大事かもしれませんね。アイドルという括りのなかでも、皆さん、色が相当違うし。

村田:この前一緒にライブをさせてもらったPerfumeさんは「何だ、この振付?」と驚くことが多いです。でも、特定の誰かというより、「この曲のここの振りが面白いな」ってピンポイントで見ることが多いですね。

──9nineのメンバーでも、それぞれにダンスの個性はあります?

suzuyaka:みんな違います。ひろろはやっぱり爆発的なパワーを生み出せる。だからソロパートでド頭か最後に行ってもらうと、インパクトがパーンと出る。うっきーは不思議な空気感があるんですよね。ちょっと動いただけで、彼女の魅力はすごく出ます。かんちゃんはセクシーボンバー(笑)

村田:そう!

suzuyaka:ソロの振付ではセクシーな動きを入れることが多くなります。ちゃあぽん(西脇彩華)は難しくて(笑)昔はひろろみたいなパッションのイメージだったのが、見た目も体も踊り方も大人になってきたんです。だから、ひろろとかんちゃんの間くらいな振りを付けます。かんちゃんほどセクシーにはしないけど、パワーだけではない大人っぽい感じで。



村田:suzuyakaさんは最近、いろいろなアーティストさんに振りを付けているじゃないですか。超有名な方たちと踊ってたり。テレビで観て「えっ? suzuyakaさんだ!」と思ったんですけど。

suzuyaka:気づいてくれて、ありがとう。9nineのファンもザワついてたね(笑)

村田:みんな認知しているので。そういうのを見て思ったのが、振付を作るときに、何を軸にしているんですか? アーティストなのか、曲なのか、気分なのか……。

suzuyaka:どんな曲なのかを最初に考えますね。曲の意味合いを具現化するのがダンスだから。聴いた印象、歌詞の中身……。アーティストさんの場合は、レコード会社の方から「こんな感じで」というイメージも伝えられるし。それを全部理解したうえで、自分のなかからパッと出てきたものが振りになる。

村田:ああ……。

suzuyaka:とりあえず出して、あとで直したりもするけど。プラス、9nineだったら、さっき言ったようにキャッチーな部分やファンの人がマネできることも意識して、そのうえで出てきたものをそのまま出します。

村田:9nineの振付は難しい?

suzuyaka:9nineはみんな踊れるから。それに何回もやっているので、みんながどんな踊りができるかもわかっているし、もし苦手な振りを持ってきたとしても、みんなはチャレンジしてくれると思うんですよね。その信頼関係がある分、安心してやれます。私からみんなに「これ、どう?」と聞くし、みんなも私には「こういう感じがいい」と言えるだろうし。

村田:確かに。自分たちで振りを作ることも多くなって、良くも悪くもみんなのこだわりが強くなってますけど、suzuyakaさんだったら「これ、どうかな?」とか「どっちの脚から出たほうがいい?」とか細かいことでまで相談できて。そういう空気感はすごくありがたいです。

──さらにsuzuyakaさんから学びたいとか、盗みたいこともあります?

村田:9nineと関係ないsuzyakaさんのレッスン動画や振り動画を観ると、全然違うんですよね。すごくしなやかなんです。

suzuyaka:9nine以外だとセクシー案件が多いから(笑)

村田:あのセクシーな感じは9nineにはなくて(笑)

suzuyaka:9nineでセクシーはやったことないね。

村田:でも、やってみたいです。

suzuyaka:そういう曲を作ってもらおう!

村田:だけど、果たしてできるのか?(笑) しなやかさや可憐さは私たちにないというか、そのジャンルにまだ踏み込んだことがなくて。どっちかというとガツーン! パーン! ドーン! みたいなパンチのある曲が多いので、たまにはきれいな感じを見せたいですね。

──今度の<Quattro Formaggi>でもダンスでの見せ場はありますか?

村田:1人ずつダンスをガッツリ見せるというより、今回は個性が集まった4人の9nineのパワーを見せるイメージかな。4人になってフォーメーションを変えたときも、suzuyakaさんにお手伝いしてもらいましたけど、パズルみたいで頭がゴッチャになって……。

suzuyaka:なるよね。

村田:苦戦しながら、4人でのパフォーマンスをしっかり見せることを、この1年意識してきました。立ち位置を含めイチから確認して、できないことがたくさんあったのをブラッシュアップして、1年かけて作り上げてきたものを見ていただきたいです。

suzuyaka:元旦ライブからメンバーで内容を考えるようになって、「この曲でこういうことをしたい」とか「全体の流れはこう」って、本当にみんなが決めているんですよ。すごく成長したと思います。私もみんなのイメージ通りにすることを第一に、アドバイスはしても最初から「こうしよう」とは言わないようにしています。

村田:ダンスは今回、シンプルな動きが多いです。だからこそ失敗すると目立つので、ちゃんと正確にやりたいですね。

取材・文◎斉藤貴志

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■村田寛奈をピザの具にたとえると?
カニグラタンです。語呂のイメージが合ってますよね? あと、かわいい感じに見えて、コクがすごくあるところもピッタリだと思います。(suzuyaka)

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<9nine ワンマンライブ 2017 -Quattro Formaggi->

2017年12月26日(火) Zepp Tokyo
18:00 OPEN / 19:00 START
https://ticket.rakuten.co.jp/features/9nine/

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◆<9nineワンマンライブ2017 -Quattro Formaggi->特設サイト
◆9nine オフィシャルサイト

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