伝説的キーボードのすべてが揃うソフト・シンセ・コレクション、ARTURIA「V Collection 6」が4つの新音源&新機能追加

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あらゆる時代の数々のヒット曲の影で活躍した伝説的キーボードのすべてが揃うコレクション「V Collection 6」が、ARTURIAから登場した。

21種類のインストゥルメントを収録する「V Collection 6」は、ARTURIAが誇るTrue Analog Emulation (TAE) 技術とクラス最高のフィジカル・モデリングを使用して、伝説的キーボードの動作を忠実に再現。さらに各インストゥルメントを一歩進化させ、モノフォニック・シンセサイザーをポリフォニック化したり、アルペジエーター、オシレーター、LFO、フィルターを組み込むなど、画期的な新機能を追加。また、業界で最も権威のあるサウンド・デザイナーが作成した6,000以上のプリセット・サウンドも収録する。

「V Collection 5」収録のシンセに加え、40年ぶりに復活し注目を集めたBuchla Music EaselやFMシンセの名器DX7などを再現した4種の新しいインストゥルメントが追加されている。

●Buchla Easel V

ベースとなったのはBuchla Music Easel。1973年のDon Buchlaのレフト・フィールド・アナログ・シンセを再現し、パフォーマンスを重視したパラメータを使って人々がサウンドを作り出す方法を変え、レコーディング・アーティストとしての芸術性に焦点を当てた。新しいサウンドの探求やアンビエントの作成、今まで聞いたことのないようなシーケンスを作成するのに最適。

●DX7 V

YAMAHA DX7は言わずとしれたFM音源を採用したシンセサイザー。DX7 Vでは、インターフェイスを大幅に改善し、モジュレーションマトリックス、カスタマイズ可能なエンベロープ、余分な波形、2番目のLFO、エフェクト、シーケンサー、アルペジエーターなどを使ってシンセの機能を拡張している。

●CMI V

すべてのサンプラーの母として知られているFairlight CMIは、ポップミュージックを真に再定義したモデルで、1979年にリリース。CMI Vでは、マルチティンバーのポリフォニックスロットを10個用意し、エフェクト、シーケンサー、オーディオのセクションをスキャンしてミックスできる独自のウェーブテーブルシンセサウンドを作成できる新しい“Spectral”シンセも搭載する。

●Clavinet V

Clavinetはおそらく最も有名な影響力のあるエレクトリック・キーボード。60年代半ばにHohner によってリリースされ、そのファンキーでエネルギッシュなトーンは、何十年もの間、無数のジャンルに影響を与えた。ARTURIAのフィジカル・モデリングのリクリエーションにより、楽器をより深く掘り下げ、楽器の物理的特性を変える。クラシックなアンプとエフェクトのコンボをミックスに追加する。

21種のインストゥルメントは、同梱される「Analog Lab 3」で集中管理、6,000以上のプリセット・サウンドにすぐアクセスできる。各プリセットは、最も重要なパラメーターがKeyLabやMiniLabなどのコントローラーに自動的にマッピングされるほか、MIDIラーン機能であらゆるコントローラーにパラメーターをアサイン、カスタム・マッピングもカンタンに行える。


▲「Analog Lab 3」で21種のインストゥルメントを集中管理。全インストゥルメントのフル・エディットも行える

製品情報

<プラットフォーム仕様>
●Windows:Windows 7 以降、4GB RAM、2GHz CPU、12GB 以上のハードディスク・スペース、OpenGL 2.0対応GPU
●Mac OS X:10.10 以降、4GB RAM、2GHz CPU、12GB 以上のハードディスク・スペース、OpenGL 2.0対応GPU
<動作環境>
・スタンドアローン
・VST 2.4(64 ビット)
・VST 3(64 ビット)
・AAX(64 ビット:Pro Tools 11)
・Audio Unit(64 ビット)
・NKS ※Analog Lab 3、CMI V、Clavinet V、Buchla Easel V、DX7 VではNKSとの互換性は現在なし。

◆V Collection 6
価格:66,000円(税別)
発売日:2017年12月24日

※2017年12月24日に発売を予定していた ARTURIA V Collection 6 について、以下の通り発売日が延期された。
【変更前】2017年12月24日(日)
【変更後】2017年12月30日(土)
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