V-ROCK TOP10【2017年をBARKSニュースで振り返る】

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2017年、年の瀬。一年の締めくくりに、BARKSに掲載された記事の中からV-ROCKシーンを賑わせたニュースをまとめて振り返ってみよう。

◆【2017年をBARKSニュースで振り返る】V-ROCK(TOP30)


アクセスランキングの1位、そしてランキングTOP 10内に4つもランクインしたのがX JAPANのニュース。X JAPANは3月にロンドン・ウェンブリーアリーナ公演を行い、YOSHIKI単独では年明けすぐにニューヨーク・カーネギーホール公演を開催するなど順風満帆な2017年のスタートを切った。だがその後YOSHIKIは頸椎椎間孔狭窄症の緊急手術。予定されていたツアーもどうなるのか危ぶまれながらも、全編アコースティックスタイル”というグループ史上初の試みにて<X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X Acoustic Special Miracle~奇跡の夜~6DAYS>を行うなど激動の1年を過ごしたX JAPANだった。そもそもX JAPANは激動、かつ数奇なバンド人生を辿ってきたバンドだが、そのすべてを余すところなく詰め込んだドキュメンタリー映画『WE ARE X』も今年公開され全世界で大きな話題に。X JAPANが経てきた壮絶なドラマと歴史を集約したこの映画は、多くの人の胸に熱い思いを刻みこんだ。


▲撮影◎今元秀明/田中和子

そしてD'ERLANGER、VAMPSなどバンド主催のライブも大盛況。D’ERLANGERは9月に自身初のトリビュートアルバム『D’ERLANGER TRIBUTE ALBUM 〜Stairway to Heaven〜』をリリース。このアルバムにはHYDEや清春、ACID ANDROIDやINORAN×TERU×HISASHI×ピエール中野×ERYなど15組の豪華アーティストも参加している。BARKSではトリビュートアルバム参加アーティストが多数出演する主催イベント<D'ERLANGER presents ABSTINENCE'S DOOR>のレポートや、貴重なインタビューも公開中。また、毎年恒例のVAMPSハロウィンライブ<HALLOWEEN PARTY 2017> に関する記事も反響が大きかった。例年通りHYDEのコスプレも話題に。今年は幕張メッセ公演初日にヴァンパイア、2日目に映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ、3日目には雪女のコスプレを披露したHYDE。もちろんコスプレだけでなく、<HALLOWEEN PARTY>ならではのお祭り感も最高。ライブレポートにてその楽しさを振り返ってみて欲しい。ちなみに神戸ワールド記念ホール公演で行われた単独アリーナライヴ<VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD>初日公演ではHUNTER×HUNTERのクロロの衣装も披露された。


そして奇跡とも呼べるプロジェクト<ANDROGYNOS>が始動したことも2017年のV-ROCKシーンを語る上で外せない。これはPIERROT、DIR EN GREYという、かつて“二大宗教戦争”と言われるほど対立していたバンド同士が交わるプロジェクト。7月に横浜アリーナにて、再結成ライヴとなった2014年10月のさいたまスーパーアリーナ以来久々のアクションとなるPIERROTと今年結成20周年のアニバーサリーイヤーを迎えたDIR EN GREYが2デイズにわたって熱いライブを繰り広げた。「これはもはや戦争でもなんでもない。君たちはひとつになって溶けてしまったから。メギドとかアクロとか、なんですか? 戦争とはなんですか? 最初は皆、ひとつだったんです」というMCでのキリトの言葉通り、かつてライバル関係にあった両バンドが長い時間を経て合いまみえることは、今のシーンや世相とどこかリンクする現象でもあった。


また、2017年にソロデビュー20周年を迎えたLUNA SEAのメンバーのインタビュー記事、特集記事も必読。LUNA SEAは12月24日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された<LUNA SEA The Holy Night 2017>にて、来年2018年6月23日、24日に主宰フェス<LUNATIC FEST. 2018>を開催することも発表している。

2017年も数々の大きなニュースがあったV-ROCKシーン。もちろん嬉しいニュースばかりではなく、中にはVAMPS、Acid Black Cherryのyasuの活動休止、SuG、Mix Speaker’s,Incの解散など残念なニュースもあった。だが、ランキング2位の GACKTの記事からは「笑いながら前に進めばどんな嫌なことも必ず笑い話になる。そんなもんだろ。」との言葉も。毎年必ず“何かしら”の大きな楽しみを与えてくれるこのシーンに、来年もまた“笑顔で”期待を込めて。

文◎BARKS編集部(は)



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