lynch.、明徳が春に復帰「自分で空けた穴は、自分で責任を持って埋めます」

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lynch.が2017年12月31日にZepp Nagoyaで<lynch.COUNTDOWN LIVE「2017-2018」>を行い、元メンバーである明徳(B)がバンドに復帰することが発表された。

◆ライブ画像ほか

<lynch.COUNTDOWN LIVE「2017-2018」>は普段は物販スタッフを担当している“とにかく明るい土屋”がオープニングアクトに登場し、カラオケ歌唱。さらにlynch.メンバー風の衣装で登場した“pynch.”もオープニングアクトとして全2曲を披露し会場を盛り上げた。会場が温まったところで、ライブ本編がスタート。メンバー全員が黒いスーツ姿で登場し「LAST NITE」が始まった。中盤では今年を振り返るインタビュー映像が流れ、今度は紋付袴の衣装で登場したメンバー。年越しのカウントダウン後は、めでたく鏡開きをお披露目した。

悠介(G)は「皆さんが笑顔でいられるように頑張ります」、玲央(G)は「最後まで楽しんで行ってください!」、晁直(Dr)は「去年できなかったカウントダウンライブができたことを嬉しく思います」と挨拶。葉月(Vo)は「こんなに素敵な景色を見ながら2018年を迎えられて最高です!」とそれぞれ感謝や抱負を語った。アンコールでは昨年行われた葉月単独公演<装艶>を再現した、葉月とピアニスト堀田健志によるステージや、晁直とサポートベース・人時によるリズムセッションの他、J(LUNA SEA)の「Die for you」カバーを悠介がボーカルを担当するなど、この日だけのスペシャルなライブを見せた。


そんな中、映像が流れ4人のメンバーが再び現れた後、元メンバーである明徳が登場した。明徳はステージの中央で立ち止まり、深くお辞儀をして頭を上げようとしなかった。そこに人時が現れ、手に持ったベースを明徳に授ける。葉月、玲央、悠介、晁直、そして明徳の5人で「ADORE」を演奏した後、明徳は「この度はご迷惑とご心配をお掛けして本当に申し訳ございませんでした。自分の無責任な行動のせいで、lynch.と、lynch.の周りの全ての人、lynch.のためにこうやって集まってくれる人、そして、自分の周りの全ての人をいとも簡単に裏切ってしまった自分に対して本当にムカついたし、悔やんでも悔やんでも、悔やみきれない気持ちでいっぱいでした。みんなのことを裏切ってしまって、本当にすみませんでした。僕は、このバンドが大好きです。自分で空けた穴は、自分で責任を持って埋めます。lynch.のベースは、俺がやります!」と宣言。会場は「おかえり」の言葉や、明徳の名前を呼ぶ声が絶えなかった。

明徳は2018年3月11日に幕張メッセ国際展示場で行われるワンマンライブ<13th ANNIVERSARY -XⅢ GALLOWS-[THE FIVE BLACKEST CROWS]>のステージにて、lynch.のベース担当として正式メンバーとなる。明徳のバンド活動は、2016年12月20日にlynch.を脱退して以来だ。


さらにメンバーからの「色々なしがらみがありましたけど、全部許してくれた事務所、レコード会社、スタッフ、ファン、全ての人に『ありがとう』という言葉しかないです。本当にありがとう。当然、彼を許せないと言う人もいるはずです。いて当然です。だけどこのバンドには、明徳が必要です。なので、3月の幕張もこの5人で立ちます。その先の未来も、この5人で向かっていきます。だから、お願いです。この5人でバンドをやることをどうか許してください。よろしくお願いします。」という声には自然と温かな拍手が起こった。

最後は「さぁ、もうちょっと暴れてみますか名古屋!この5人対1800人で、もうちょっと遊んでみませんか!」という声から「MOON」「INVADER」「SORROW」が演奏され、この日のライブの幕が閉じた。終演後には、春にツアー<TOUR'18「THE NITES OF AVANTGARDE #2」“A BLØODY REVENGE”>のトレーラー映像も公開された。こちらは2018年4月30日NAMBA Hatchを皮切りに5月2日Zepp Nagoya、5月11日Zepp Tokyoを廻る、東名阪ツアーとなる。

ライブ写真◎土屋良太
文◎羽村萌
編集◎BARKS


SET LIST

■オープニングアクト:とにかく明るい土屋
M1.とにかく明るいGALLOWS
M2.とにかく明るいEVOKE

■オープニングアクト:pynch.
M1.GREED
M2.DAMNED

■lynch.
M1.LAST NITE
M2.I’m sick,b’cuz luv u.
M3.NEW PSYCHO PARALYZE
M4.Moment
M5.ecdysis
M6.LIE
M7.UNTIL I DIE
M8.THE BLASTED BACKBONE
M9.STARZ
M10.EXODUS
M11.ANTARES
M12.NEEDLEZ
M13.59
M14.pulse_M15.GALLOWS
M16.CULTIC MY EXECUTION

EN1-1.anemone
EN1-2.THIS COMA
EN1-3.リズムセッション
EN1-4.Die for you(J)
EN1-5.a grateful shit
EN1-6.TIAMAT
EN1-7.DAZZLE
EN1-8.A GLEAM IN EYE

EN2-1.ADORE
EN2-2.MOON
EN2-3.INVADER
EN2-4.SORROW

明徳コメント

この度はご迷惑とご心配をお掛けして本当に申し訳ございませんでした。自分の無責任な行為のせいで、lynch.と、lynch.の周りの全ての人、lynch.のためにこうやって集まってくれる人、そして、自分の周りの全ての人をいとも簡単に裏切ってしまった自分に対して本当にムカついたし、悔やんでも悔やんでも、悔やみきれない気持ちでいっぱいでした。みんなのことを裏切ってしまって、本当にすみませんでした。
8月にこの事件以降、初めてlynch.のライブを見に行きました。名古屋ダイアモンドホール、ソールドアウトしてました。本当だったら自分が立っているはずのステージを、誰にも気づかれないように関係者席の隅から見てました。ライブが終わってマネージャーから「今のlynch.すげぇだろ。すごい盛り上がってて、良いライブをしてるんだぞ」と言われました。確かに、すごいライブをしてました。でも僕は正直、感じ方が違って。ステージに立っているメンバーが「この状況をなんとかしなくちゃ」という気持ちを背負って必死にやっている姿と、それ以上に「このバンドのために自分らが盛り上げなくちゃ」というお客さんの気持ちが痛いほど見えて、見てるとめちゃくちゃ苦しくなるライブでした。一生あの光景は忘れないと思います。
僕は、このバンドが大好きです。今日まで「お前はlynch.をやるのか、やらないのか」という問いかけに対して「やります」という答えだけしてきたので、この場を借りてきっちり言いたいと思います。自分で空けた穴は、自分で責任を持って埋めます。lynch.のベースは、俺がやります!

<TOUR’18「THE NITES OF AVANTGARDE #2」“A BLØODY REVENGE”>

2018年4月30日(月)NAMBA Hatch
2018年5月2日(水) Zepp Nagoya
2018年5月11日(金)Zepp Tokyo
※チケット情報など詳細は後日発表

<13th ANNIVERSARY -XⅢ GALLOWS- [THE FIVE BLACKEST CROWS]>

2018年3月11日(日)幕張メッセ国際展示場 15:00/16:00
オフィシャル先行:12月29日(金)12:00〜2018年1月9日(火)23:59
受付URL:http://eplus.jp/lynch13th_ohp/
※チケット情報など詳細はlynch.公式HPに記載

◆lynch. オフィシャルサイト
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