【ライヴレポート】CLØWD、“越えなければいけない壁”を越えてみせた5人の「REVENGE」

ツイート

CLØWDが、結成記念日である1月8日に3周年を記念するワンマンライヴをTSUTAYA O-WESTにて開催した。オフィシャルのレポートでこの特別な一夜の模様をお届けする。

◆CLØWD ライヴ画像

この日のライヴのタイトルは、<REVENGE>。この所以は、TSUTAYA O-WEST をバンドとして“越えなければいけない壁”として据えていたからである。1周年で挑んだ、エンターテインメントを交えたボリューミーな内容であった1回目。フリーライヴという形で間口を広げて行った2回目。そして3度目の挑戦となった今回、彼らはやってのけた――! 結果、会場は超満員。聞けば、ワンマンライヴ過去最多動員を記録したという。2017年の後半から、バンドが追求すべき“音楽”という本質を改めて見据えて高め続けてきた「CLØWDらしさ」を確固たる武器として挑んだ戦果としては、至極納得である。

ストレート勝負な楽曲が並ぶラインナップの中で、幕開けを飾ったのはまさしく彼らの初作品でもあった『WAKE UP』。Vo.KØUの「目覚めようか!」という叫びとともに、徐々に高まっていく目覚めを共有するようなオープニングはとても感慨深い。メンバーの声も重なってバンド感を帯びた『Worry?』『ANTITHESE』、力強くも壮大な『バタフライ・エフェクト』と立て続けに攻めていき、「本能のままに暴れて行けよ!」と突入した『ケミカルZOO』では、一層派手に踊るような形で躍動感を増していく。


そして、本編中盤に据えたセクションこそ今のCLØWDの真骨頂を表していた。静寂に包まれる暗転をKØUの歌で口火を切った『紅い意図』。バンドの音楽的な変革を意識した上で生まれた楽曲だけに、エモーショナルさとバンドサウンドの厚さがダイレクトに響き、他の楽曲と一線を画していたのは言うまでもない。さらに、この日から会場限定販売という形でリリースされた『21g』を披露。緻密な楽曲の作りとは裏腹、メンバーの感情的なプレイによって伝わる“会えて良かった”という最大のメッセージが、ヘヴィな雰囲気の中で際立つようにして心に沁みる。こうして再び『狼煙』で奮起させる、とてもドラマチックな一幕だった。





「今日、僕らを選んでくれてありがとう。“REVENGE”というタイトルでこのライヴを打ったんですけど、そんなのもう関係なしに今日はさ、いいんだよ。とことん一緒に楽しもうよ、いいか!?好きに楽しんで今日は帰ってください――なんてね、そんな甘っちょろいことはいわねぇぞテメぇら!とことん攻めるぞ!やれんのか!?」(Vo.KØU)


ここからノンストップにアッパーチューンが並んだラストスパート。“言葉の重み”をテーマにつくられた『Phantom pain』のスタンダード・ロックなアプローチを魅せ、『Tomorrowland』では5人の足並み揃えながら会場との一体感をも感じさせる。ひた走り、あっという間に迎えたラストを飾ったのはすっかりライヴのキラーチューンと化した『我武者羅』だ。KØUは客席の柵に体を乗り出し、メンバーも笑顔を浮かべながら高速ナンバーの演奏に打ち込むスパークぶりで潔く本編を締めくくった。


アンコールではGroovy Boyz(Dr.樹&Ba.猟平)のリズムセッションからスタートし、全3曲を披露。『傷声』の前のMC中、「2018年もとことん楽しいことを一緒に」という言葉を添えながらたくさんの嬉しいニュースが届けられた。夏に2年振りとなるフルアルバムのリリースと、それに伴うツアー。この日の模様を収めた初のLIVE DVDのリリース。FCサイトの設立と、今年も止まらない姿勢を宣言するかのよう。さらに、晴れやかな幕締めを飾ることとなった『キミトボクラ』の前には、8月25日に渋谷CLUB QUATTOROでのワンマンライヴを行うことも発表!バンドの進化があるからこそ、絶え間なく次を見据えて勝負し続けることができる。間違いなく攻めの年になる、そんな期待を抱くライヴであった。

文◎平井綾子(Cure編集部)
写真◎西槇太一、Seka


セットリスト

<CLØWD 3rd ANNIVERSARY LIVE「REVENGE」>
2018年1月8日(月・祝)TSUTAYA O-WEST セットリスト
01.WAKE UP
02.Worry?
03.ANTITHESE
04.バタフライ・エフェクト
05.レッドホット・ディスコ
06.ケミカルZOO
07.紅い意図
08.21g
09.狼煙
10.Phantom pain
11.Tomorrowland
12.NEVER ENDING STORY
13.Marburg
14.RUDENESS RESORT
15.我武者羅

EN01.Groovy Boyz(Dr.&Ba.セッション)
EN02.Eeny, Meeny, Honey, More
EN03.傷声
EN04.キミトボクラ

最新情報

DANGER CRUE Presents CLØWD TOUR<百戦錬磨>
3/30(金) 池袋BlackHole [ONEMAN]  OPEN 18:30 / START 19:00
4/08(日) 浦和ナルシス [SECRET]   OPEN 17:00 / START 17:30
4/21(土) 池袋EDGE [w/ WING WORKS] OPEN 17:00 / START 17:30
4/28(土) 川崎セルビアンナイト [ONEMAN]  OPEN 17:30 / START 18:00
5/05(土) 池袋BlackHole [SECRET]    OPEN 17:00 / START 17:30
5/20(日) 西川口Hearts [w/ ユナイト] OPEN 17:00 / START 17:30
5/27(日) 浦和ナルシス [ONEMAN] OPEN 17:30 / START 18:00
6/08(金) 横浜BAYSIS [w/ アクメ] OPEN 17:30 / START 18:00
6/17(日) 池袋EDGE [w/ ベル]  OPEN 17:00 / START 17:30
6/30(土) 柏ThumbUp [ONEMAN]  OPEN 17:30 / START 18:00
7/07(土) 池袋EDGE [w/ GRIMOIRE、POIDOL] OPEN 17:00 / START 17:30
7/20(金) 浦和ナルシス [SECRET]  OPEN 17:30 / START 18:00
7/27(金) 池袋EDGE [ONEMAN]  OPEN 18:30 / START 19:00

CLØWD ONEMAN SHOW<誘惑>
8/25(土)渋谷CLUB QUATTRO  OPEN 17:15 / START 18:00

チケット
3/30、4/28、5/27、6/30、7/27、8/25の[ONEMAN]公演チケット
前売¥3,500 当日¥4,000(税込・オールスタンディング・ドリンク代別)
4/8、4/21、5/5、5/20、6/8、6/17、7/7、7/20の[EVENT]公演チケット
前売¥4,000 当日¥4,500(税込・オールスタンディング・ドリンク代別)
未就学児入場不可・営利目的の転売禁止
オフィシャルサイト先行:[受付期間] 1/8(月)22:00~1/22(月)23:59
[結果確認] 1/24(水)13:00~1/25(木)18:00
[入金締切] 1/26(金)21:00
お申込みはコチラ http://eplus.jp/clowd18-hp/
制限枚数:お1人様4枚まで
抽選受付となります。
一般発売:2/24(土)~
[問]HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999

2018年夏 2nd Full Album発売決定
LIVE DVD発売決定
CLØWD 3rd Anniversary LIVE「REVENGE」TSUTAYA O-WESTを収録したLIVE DVD発売決定
詳細は後日発表

オフィシャルファンクラブサイト「ガチじゃん」開設
詳細 http://clowd.tokyo/fanclub

2018年1月8日(月・祝)発売
3rd Anniversary Limited Single「21g」
会場限定シングル:CDのみ/品番:DCCA-1022/価格:1,000円(税込)
収録曲:1.21g 2.Phantom pain

◆CLØWD オフィシャルサイト
◆BARKS ヴィジュアル系 V-ROCK
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス