【先輩後輩対談】フルカワユタカ × 米田貴紀(夜の本気ダンス)、「“選ばれた”という気持ちで」

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フルカワユタカが2018年1月10日、3rdフルアルバム『Yesterday Today Tomorrow』をリリースしたことに加え、1月28日に新木場STUDIO COASTで主宰フェス<フルカワユタカ presents「5×20」>を開催する。アルバムおよびフェスにはソロ5周年と活動20周年を共に歩んできた朋友や先輩後輩が参加、その豪華メンツも話題だ。

◆フルカワユタカ × 米田貴紀(夜の本気ダンス) 画像

BARKSでは、先ごろ公開したプロデューサーTGMX(FRONTIER BACKYARD)対談、フルカワユタカ10000字ロングインタビューに続いて、アルバムにもフェスにも参加する夜の本気ダンスの米田貴紀を招き、先輩後輩対談を行なった。米田はフルカワを「憧れの人」と公言し、フルカワも初対バン時の思い出話を連載コラム『フルカワユタカはこう語った』に熱く記すなど、結びつきは深い。

なお、同対談取材を行なったのは<夜の本気ダンス「ZENKOKU O-BAN-DOSS TOUR」>の最終日、フルカワユタカをゲストに迎えた2017年12月21日の京都・KYOTO MUSEにて。両者の対談は初ということで、馴れ初めやお互いの印象、『Yesterday Today Tomorrow』レコーディングや、間近に迫った<フルカワユタカ presents「5×20」>への意気込みについて語り合ってもらった。

   ◆   ◆   ◆

■夜ダンのルーツにある洋楽が
■僕が好きなものに近い──フルカワ

──まず、フルカワさんと米田さんの出会いから教えてください。

米田:最初は下北沢SHELTERの周年イベント(<SHELTER 25th Anniversary -THE REAL THINGS->2016.10.2)です。「ツーマン、どうですか?」っていう風に言われまして、対バンさせてもらう形になりました。

──対バンされるまでフルカワさんにどういう印象を?

米田:高校時代、DOPING PANDAの楽曲を聴きながら自分のバンドをずっとやっていましたので、憧れの人で。当日は嬉しい気持ちもありつつ、やっぱり緊張しましたね。憧れがあればあるほど、いちファンという気持ちが出てしまいますから、それが入り混じった感じで“どうしよう”と思っていました。あとはバンド的な話ですが、対バンの手前にギターが抜けまして。新しく入ったギターのお披露目がその日だったということもあり、いろいろテンパって。憧れの人との対バンだし、新しいギターともここで初めてだしって、そんな状態でドキドキしていましたね(苦笑)。

フルカワ:そうだったね(笑)。

──フルカワさんは夜の本気ダンスとライブをすると決まった時、どう思われました?

フルカワ:名前は聞いていたんですよ。DOPING PANDAの解散から2年後くらいに、彼らがバッて出てきましたよね。フレデリックやKEYTALKあたりから4つ打ちのバンドがワーっときて、夜の本気ダンスもいわゆる一波のバンドという捉え方をしていたんです。だけど、「ドーパンのこと、好きみたいよ」っていう話がちょこちょこ僕の耳に入っていて。この年齢になると、若いバンドのこととか調べたほうがいいんでしょうけど、なかなかね(苦笑)……あれ?……でも俺、対バンより先にライブを観にいってますよね? O-EASTだったかな?

米田:そうです、はい。前のギターの最後のライブぐらいの時で。

フルカワ:そうそうそう。後輩ですし、正直にパッと観た感じで言うと、最初はそんなにドキッとするような印象はなくて。いわゆるロックンロールなコード進行、4つ打ち、スピード感からしても、the telephonesとかに近いのかなと思いましたね。それはSHELTERの周年イベントの打ち上げでも言いました。

米田:はい。

フルカワ:SHELTERで対バンした時はドラムの鈴鹿くん(夜の本気ダンス)が、「僕らthe telephonesに似てるって言われるより、ドーパンに似てるって言われるほうが嬉しいです」ってMCで言ってて。それを米田くんが「the telephonesと一緒の時は逆のことを言うけどな」って(笑)。でも、“ドーパンが好き”とか“ルーツです”って言ってくれてるのも分かる気がして。彼らのルーツにある洋楽が、僕が好きなものに近いんです。8ビートでメロディアスな曲があったりしてね。新しい音源を貰って、それを聴いた時はそう思いましたね。

──フルカワさんにも響くような音源だった?

フルカワ:そうですね。さっきの話じゃないですけど、もっと僕が能動的に人に興味を持ててれば良かったんですが、こういう性格なので……でも、最近は貰ったCDも聴くようになったんですよ(笑)。彼らの音源はすごく良かったですよ、5〜6曲入りだったので、その範囲ですけど(笑)。

米田:ははは(笑)。

フルカワ:その時のライブでも演奏してましたよね。で、8ビートの曲とかすごくいいなと思って。

米田:いやーもう、本当にシンプルに嬉しいです。

フルカワ:いやいやいや、偉そうな感じになってますが、いちリスナーとしてそう思っているんですよ。

──ボーカリストとしての米田さんの魅力は?

フルカワ:米田くんには「nothin' without you」(アルバム『Yesterday Today Tomorrow』収録曲)のレコーディングにコーラスで参加してもらったんだけど、ソウルっぽくて難しいメロディー部分も、一発二発くらいですぐにピッチを当てられるんです。僕は、夜ダンのボーカルはピッチ感があまり強くないというか、楽器っぽい位置にあるなと勝手に解釈していたので、こういうメロディアスなものもきっちり歌えることに感心しましたね。

──米田さんは、「nothin' without you」レコーディングに参加していかがでした?

米田:本当にびっくりしたことがあったんですよ。僕がコーラスの節をアドリブで変えたのに対して、そのメロディーでフルカワさんが瞬時にあて直したんです。これはアーティストとしてあるべき姿ですよね。今は修正とか加工とかなんでもできるじゃないですか。でも、そんなことをしなくても、僕が今まで聴いてきたCDと全く同じ声で瞬間的に対応出来るんだということに、すげえなって改めて驚きました。それをめっちゃ覚えています。

フルカワ:いやぁ……照れます、あんまり後輩たちと積極的に絡まないので(笑)。

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