デフ・レパードの『ヒステリア』再現ツアー決定、全作デジタル配信もスタート

デフ・レパードが、全作品のデジタル配信を1月19日よりダウンロードおよびストリーミングにて一斉スタートさせた。

◆デフ・レパード画像、動画

今回配信開始となったのは、1979年発表のデビューEP「The Def Leppard EP」から2015年の最新アルバム『Def Leppard』までのすべてのカタログだ。デフ・レパードの作品群がストリーミング／ダウンロード・プラットフォームで配信されるのはこれが初となる。ジョー・エリオットとフィル・コリンは、今回のデジタル・リリースに際して次のようにコメントしている。

「今回、全カタログのデジタル配信をようやく開始することになり、ホッとすると同時にとても嬉しく思っている。これまでデフ・レパードは、デジタル以外のフォーマットでの作品の発表に熱心に取り組んできたし、特に最近は、ここにきて再び人気を盛り返してきたアナログ盤のリリースに力を入れてきた。だけどこれからは、ありとあらゆる場所にいるありとあらゆる人たちにデジタル配信を通じて作品を提供することができるようになる。それぞれの作品のオリジナル盤をリリースしたときと同じくらいエキサイティングな気分だよ」──ジョー・エリオット

「今まで俺たちは、“デジタル”のパーティから除け者にされているような気分だった。だけど、遂にそのパーティの招待状を受け取ることができたんだからね。とても刺激的だよ。“ストリーミングで楽しんでくれてもいい。ダウンロードで楽しんでくれてもいい。どうぞデフ・レパードの作品をデジタル・フォーマットでも楽しんでくれ”──ファンにそんな風に言えるようになったんだからね」──フィル・コリン



これと併せて、かねてより伝えられてきた『Hysteria』全曲再現ツアーの開催も正式発表された。現時点では2018年12月1日のダブリン公演を皮切りにイギリス、アイルランドでの11公演が決定しており、全公演ともチープ・トリックがサポート・アクトを務める予定となっている。


▲1987年作『Hysteria』

リック・“サヴ”・サヴェージは同ツアーについて、「イギリスのファンからはたくさんのリクエストが来ていた。だから今年の末にイギリスとアイルランドで『Hysteria』の全曲再現ツアーができることになって、とても嬉しく思っている。「Women」から「Love and Affection」まで、アルバムに収録されているすべての曲はもちろん、ファンに人気の高いその他のレパートリーもたっぷり演奏するつもりだ。それにこのすばらしいツアーには、僕たちと長い付き合いのチープ・トリックも同行してくれることになっている。待ち遠しくてたまらないよ」と語っている。

Photos (C)Ross Halfin