マイケル・シェンカー「スコーピオンズでアーティストと言えるのはクラウス・マイネだけ」
マイケル・シェンカーが、スコーピオンズの土台を築いたのは自身とクラウス・マイネ(Vo)で、スコーピオンズでアーティストと呼べるのはマイネだけだと話した。
◆マイケル・シェンカー画像
『The Metal Voice』のインタビューで、例のごとく、兄ルドルフを「ずるい奴。信用ならない」「俺のやること全てをコピーしてきた」などと非難した一方、マイネについては「純粋な心の持ち主。あのバンド唯一のアーティストで、彼がスコーピオンズを先導している」と、称賛した。
「スコーピオンズには土台がある。俺が最初のギタリストで、素晴らしいシンガー、クラウス・マイネがいたからだ。俺は当時、たった15歳で、神童って呼ばれていた。15歳で熟練のギターをプレイしてた。だから、偉大なギタリスト─偉大なシンガーってタイプのコンセプトが好きな人達の間で、スコーピオンズは世界的にものすごく有望で成功したバンドだと認識されたんだ。その基盤になったのはクラウス・マイネと俺だ。『Lonesome Crow(恐怖の蠍団)』の曲のほとんどは俺が作った。俺が初めて作った曲は「In Search Of The Peach Of Mind」だった。スコーピオンズ、基本的にルドルフは自分をクレジットに入れているが、彼は何も関係ない…。あの曲は俺が実家のキッチンで作ったんだ。ルドルフはそこにいなかった。だから、俺はなんでライターに彼の名があるのかわからない」
マイケルは1969~1973、1978~1979年、スコーピオンズに在籍。1stアルバム『Lonesome Crow』と6枚目『Lovedrive』を制作したが、いまだ訂正されることなく、自身の名が正当にクレジットされていないことに憤慨している。
Ako Suzuki
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