【ライブレポート】SWANKY DANK、「2018年はもっとスピードを上げていく」

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SWANKY DANKが1月19日に東京・渋谷TSUTAYA O-EASTで全国ツアー<Smokes TOUR>のファイナル公演を行った。

◆ライブ画像(15枚)

2017年9月27日にリリースしたフル・アルバム『Smokes』を期に、メジャー・フィールドへと活動の場を移したSWANKY DANK。アルバムの制作はもちろん、リリースに伴って10月から3ヶ月に亘って行なった全国ツアーも、モチベーションが高い状態で臨んだであろうことは想像に難くない。もうひとつ、“ポップパンクであること”をテーマに据えた前作の『it is WHAT it is』とは一味異なり、『Smokes』はメンバーそれぞれが今の自分の中から湧き上がってくる初期衝動を活かした、よりピュアな作品ということも注目。結果的に新境地の多いアルバムに仕上がっていたことも含めて、今回のライブではSWANKY DANKの新しい顔が見れるはずだ…そんな期待を胸に、ツアーファイナルの場となった渋谷TSUTAYA O-EASTへと足を運んだ。

暗転した場内にアッパーなオープニングSEが鳴り響き、SWANKY DANKのメンバーがステージに登場。客席から大歓声と拍手が起こる中、ライブはYUICHI(G&Vo)とKOJI(Vo&B)のツインボーカルをフィーチュアしたアップテンポの「Colors」から始まった。ソリッドなコードワークを行いながら情熱的な歌声を聴かせるYUICHI。力強くドライブするベースサウンドとエモーショナルなボーカルのマッチングが印象的なKOJI。フィジカルなステージングを展開して、伸びやかなギターソロを奏でるKO-TA(G)。余裕の表情で、パワフル&スクエアな高速ビートを紡いでいくSHUN(Dr)。強い存在感を放ってパフォームする4人の姿と爽快感に溢れたサウンドに場内の熱気は瞬く間に高まり、客席からは早くも合唱が湧き起こるというホットな幕開けとなった。


その後は「待ちに待った1月19日! 今日という日を忘れたくないから、最高の1日を作っていきましょう!」というKOJIの言葉を挟んで、キャッチーな「misery」やメロコアに通じるテイストを活かした「One sided」、切迫感に溢れた「WIMP」などを相次いでプレイ。メンバー全員が感情を露わにして熱く演奏し、客席ではクラウドサーフが起こるというシチュエーションでいながら、サウンドが常にタイトなのはさすがの一言。バンド感が一層強固になったことも含めて、今回のツアーの成果を強く感じさせた。

4曲聴かせたところで、KOJIが「Smokes Tourファイナルへ、ようこそ!」と改めて挨拶。「ここに立つまでにいろんなことをして、いろんなことを考えて、いろんな人に助けられて、ここまで来ました。今日は一番大きい狼煙を上げましょう!」という言葉に続けて、パンキッシュ&メロディアスな「Making My Way」や超高速で疾走する「滝の如く」、間奏でオーディエンスの大合唱が湧き起こった「The Hot Love Season」などが演奏された。洋楽を思わせるスケール感と日本人ならではのキャッチーなメロディーを融合させたSWANKY DANKの楽曲はライブで聴くと一層映える。良質な楽曲と安定感のあるサウンドが相まって、広大な景色の中に伸びるハイウェイを一番好きな速度でドライブしているような心地好さを味わせてくれた。


ライブ中盤では乾いた質感の哀愁を纏ったスロー・チューンの「アイノコエ」や静と動のコントラストがドラマチックな味わいを生む「Start Again」、ゲスト・ボーカルにCrystal LakeのRyoを迎えてアグレッシブに行きあげる「Monster」などをプレイ。この辺りのストーリー性を感じさせる流れは実に見事だったし、ライブを通してホットなリアクションを見せるオーディエンスが、聴くべき曲では聴く体制になってSWANKY DANKのエモーショナルな世界観に聴き入っていることも印象的だった。

YUICHIがメインボーカルを取る「Gentleman of Fortune」や抒情性をフィーチュアした「捧ぐ歌」などを聴かせた後、「『ブラッククローバー』というアニメのエンディングテーマが決まりました」というKOJIの言葉と共に、新曲の「Amazing Dreams」が演奏された。ラウドなサウンドとキャッチー&スタイリッシュなサビ・パートを配した「Amazing Dreams」は今までのSWANKY DANKにはなかったテイストでいながら、完成度が高いのはさすがといえる。オーディエンスの反応も上々で、彼らが非常に良い形で新たな扉をまた一つ開けたことを感じさせた。


新曲に続くライブ終盤では「Sink Like a Stone」でHiro(MY FIRST STORY)が登場。翳りと力強さを併せ持ったこの楽曲に、Hiroがさらに熱を加え会場のボルテージが一層上がっていく。そしてハイスピードチューンの「Listen to the Radio」「Make a noise」を続けてプレイ。様々な顔を見せた後、最後の一押しとして激しく畳み掛ける展開が決まってオーディエンスのボルテージはさらに高まり、客席ではクラウドサーフやサークル・モッシュ、リフトアップからのダイブなどが相次いで起こった。ツアーファイナルにふさわしい怒涛の盛り上がりを見せて、完全燃焼ライブならではの爽快感を残してSWANKY DANKはステージから去っていった。

ツアーを通して『Smokes』の収録曲を昇華して、より幅広い表現力を身につけたことをファイナルライブで見せつけたSWANKY DANK。中でも「捧ぐ歌」や「Amazing Dreams」などで見せた新たな魅力には、大きな可能性を感じずにいられない。ライブ終盤にKOJIが語った「俺達、2018年はもっとスピードを上げていくから着いてきてください」という言葉通り、今後の彼らがさらなるスケールアップを果たすことを強く予感させるライブだった。

取材・文◎村上孝之





<MUNCHIES vol.3>

会場:千葉LOOK
日程:2018年3月24日(土)
時間:開場 17:30/開演 18:00
チケット代:前売 ¥3,000/当日 未定

オフィシャル先行受付URL http://eplus.jp/sd-mc3/
1月19日(金)22:00~1月28日(日)23:59

※未就学児入場不可・税込・ドリンク代別途必要
※先行2枚まで

◆SWANKY DANK オフィシャルサイト
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