【千歌繚乱インタビュー】MIZTAVLA、V系の原点回帰「僕らは黒いエナメル背負ってる」

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4月2日(月)に開催される<千歌繚乱vol.15>に出演するMIZAVLAは、“ヴィジュアル系らしさ”漂う4人組バンド。

昨年オリジナルメンバーであった史弥(Dr)の急逝という悲しいニュースもあったが、MIZAVLAの面々は変わらず音楽に向き合い続けている。今回BARKSでは彼らの思いと、3月14日にリリースされる新曲、6月9日に予定されているワンマンライブなどについてインタビューを行った。

◆ミュージックビデオ・アーティスト写真

※本記事は<千歌繚乱vol.15>において、来場者限定で配布される「千歌繚乱 ARTIST BOOK」掲載のインタビューの一部を事前に公開するもの。「千歌繚乱 ARTIST BOOK」ではメンバーへの一問一答アンケートなど、より深い内容が掲載されている。

   ◆   ◆   ◆

――MIZTAVLAさんは見た目からも楽曲からもヴィジュアル系らしさが溢れていますね。

リウキ(Vo):バンドコンセプトが“ヴィジュアル系の原点回帰”なんです。ヴィジュアル系という文化がこれまでに作り上げてきた世界観や良さを、時代に捉われることなく現代のヴィジュアルで表現していけたらなと思って活動しています。


▲リウキ(Vo)

――ということはみなさん、音楽を始めたきっかけもヴィジュアル系なんですか?

光(G):そうですね、みんなヴィジュアル系が好きですね。僕はJanne Da Arcさんをよく聴いていました。

リウキ:僕はX JAPANさんですね。

氷龍(G):影響を受けたと言えばDIR EN GREYさんです。

yuri(B):音楽を始めるきっかけになったのはL'Arc~en~Cielさんでした。

――ヴィジュアル系といっても、それぞれ好きなバンドは違うんですね。

光:そうですね、世代がバラバラなんで色んな時代のヴィジュアル系をおさえていますね。

――楽曲にもそれが生かされている気がします。MIZTAVLAさんの楽曲コンセプトは?

リウキ:感情表現です。特に歌詞にそれが現れています。

光:サウンド的には、ヴィジュアル系ならではのカッコよさというものは絶対に忘れないようにしています。みんなヴィジュアル系以外にもロックやメタルも聴くんですが、それでも一番大事にしているのはヴィジュアル系の良さで、それに基づいて楽曲を作るように心がけています。


▲光(G)

――楽器のプレイにもそれが現れている?

光:僕はヴィジュアル系と同じくらいメタルやハードロックのギターヒーローが好きなので、僕を観て、また僕と同じようなギターキッズがギターを弾きたくなるように心掛けてプレイしています。

――光さんはご自身のTwitterに「ギターソロまとめ」もアップしていますよね。

光:あれも僕がキッズだった頃に好きだったもののひとつで。自分が好きだったことは受け継いで行きたい、という思いが強いんです。

氷龍:ギターソロもそうだしクリーンな音だったり、やっぱり好きだったビジュアル系の音ってあるんですよね。僕も自分が聴いてきたヴィジュアル系の音色やフレーズを一曲につきひとつは必ず入れるようにしています。

yuri:僕はベースの音を聴いてバンドをやりたいと思ったんで、同じように誰かに刺さるフレーズが弾きたいと思って音作りをしています。あと、ベースって縁の下の力持ちって言われがちですけど、自分では縁の下にいるつもりはない。ちゃんと支えるってのはもちろん仕事だと思うんですけど、個性を出すのが僕のスタイルです。

――やはりヴィジュアル系を意識して曲を作ってるんですね。

氷龍:というか、意識しなくても出ます。

光:「これでしょ!」ってのがみんなあるんで。

――そんなみなさんから見て、ヴィジュアル系の魅力とは?

リウキ:もうひとりの自分を演じられることじゃないですかね。現実とはまた別の自分が作れると言うか、そういうところがいいと思っています。

氷龍:何で普通のロックバンドじゃなくて化粧してバンドやってるかっていうと、それに惹かれているからかな。続けているのは見えない理由があるからだと思うけど。

yuri:ライブハウスの空間も含め、ヴィジュアル系は非現実的ですよね。初めてヴィジュアル系聞いた人はみんなカルチャーショック受けると思うんですけど、それが一番の魅力だと思います。

光:サウンド面で言うと、ヴィジュアル系の曲って明るい曲でも暗い曲でもどこかしらに切なさがあるんですよ。僕はそこに惹かれました。

――なるほど。では次のページからはMIZTAVLAの楽曲について語ってもらいましょう。

◆インタビュー(2)へ

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