アイドルシーンを軸にした新フェス<ビバラポップ!>、GWに開催決定。プレゼンターに大森靖子&ピエール中野

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2018年5月6日(日)にさいたまスーパーアリーナにて、新たな音楽フェスティヴァル<ビバラポップ!>が開催される。

このフェスは、同じくゴールデン・ウィーク期間中にさいたまスーパーアリーナで実施されているロックフェス<VIVA LA ROCK>の兄弟フェスにあたり、さいたまスーパーアリーナの最大スケールのロケーション (メインアリーナ、および野外ステージ)を使用しておこなわれるという。プレゼンターとして大森靖子、ピエール中野(凛として時雨)のふたりを迎え、アイドルシーンを軸にした内容となるようだ。

▲大森靖子

▲ピエール中野(凛として時雨)

また、第1弾出演アーティストとして、大森靖子、こぶしファクトリー、Negicco、BiSH、ラストアイドルファミリー2nd シングル表題曲ユニット、MCにはグランジ・遠山、吉田豪の出演が明らかにされた。

▲こぶしファクトリー

▲Negicco

▲BiSH

▲ラストアイドルファミリー

▲グランジ・遠山

▲吉田豪

また、フェスサイドおよび、大森靖子、ピエール中野(凛として時雨)からそれぞれコメントも寄せられている。
  ◆  ◆  ◆

【VIVA LA ROCK 一同 コメント】

GWのさいたまスーパーアリーナに、ふたつめの巨大音楽祝祭が生まれます。それが「ビバラポップ!」です。これは埼玉県内最大の 音楽フェス「VIVA LA ROCK」のインフラを最大限に活用して行う、いわば「ビバラの新たな兄弟フェス」です!

VIVA LA ROCKは、何故埼玉県という全国人口5位の場所に巨大フェスが存在していなかったのか? という素朴な疑問から生まれたフェスです。結果、その疑問はVIVA LA ROCKの定着と盛り上がりという形で確信に変わりました。

一方で VIVA LA ROCKは「ロックミュージック、ロックカルチャーの活性化」という理念も高く掲げて行なっています。ロックというスピリッツやマーケットがあるのかないのかわからなくなった現在、この埼玉県内のロックマーケットをまず活性化させることから始めようという意義を強く持ち、だからこそ昨今のロックフェスと名乗りながらも、そのロックという音楽意義を示していないフェスも沢山ある中で、それなりの反骨精神を持って開催しているつもりです。

そのVIVA LA ROCKも5年目を迎え、「ロック以外の音楽で埼玉県、もしくは埼玉に集まる音楽ファンにとって必要とされているものは何か? もっと埼玉県から全国に新しく提示できるポップ・ミ ュージックと共にメッセージ性を持ったフェスができないか?」という命題が生まれました。そこから生まれたのがビバラポップ!です。大森靖子とピエール中野という説得力のカタマリのようなアーティストがプレゼンターを務めてくれることになり、このフェスは新たな大衆型音楽フェスを目指します。

ビバラポップ!は、今の時代のアイドル、ネットミュージック、大衆音楽としてのポップミュージックを音楽ファンと共に楽しみながら位置付け、それらの音楽やシーンの5年後を見据えて、ネット、テレビ、ラジオ、紙媒体、などのメディアミックスの再定義をフェスという現場を通じて敢行します。そのために今、全力で調整しています。さらに、「1人で来ても楽しめるフェス」、「一体感を超える共有や共鳴が成されるフェス」という、新たなフェスシーンへの挑戦を図ります。

ビバラポップ!は現場とネットを必ず繋げ、大衆音楽と音楽ファンの新たなコミュニティに必ずやなります。よろしくお願いします!!

──VIVA LA ROCK 一同

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【大森靖子 コメント】

超歌手、大森靖子です。

「どうして女の子がロックをしてはいけないの?」という歌詞を描いたことがあります。そう歌われても、多くの人にはあまりピンとこないかもしれません。

音楽ランキングのロックというジャンルに女性ミュージシャンはたくさんいるし、ロックフェスにだってたくさん出演しています。

だけど、そのもれなく誰もがロックを体現しているとは、私には思えません。

憧れを引きずり落としたり、自分の身体で憧れを体現することで心が削れていく様すらステージで魅せること、クズである自分との打ち解け合いや、それすら自己表現に変えてコンプレックスを個性として輝かせることーーそれが私の思うロックです。

それって「アイドルです」と言えばアイドルになれる時代だからこそ、ほぼすべてのアイドルがやらなければ個性を主張できないし前へ進めないため、既に覚悟を持って果たしているものだと思います。

私は2014年夏、どのアイドルよりも早く、某大型ロックフェスと某大型アイドルフェスの両方に出演しました。

そこで感じた肌感覚として、ロックフェスで出会った女性アーティストの方が随分いい子ちゃんが多いし、大人にプロデュースされることや自分の像を周囲に作られることに対して器用にやり過ごせているように見受けました。あくまでも個人の感想ですが、そう思えたんです。

もしロックがロックというカテゴリーの模倣になっているのなら、そのロックは私の興味のあるロックとは違います。勝手にどうぞって感じです。

私は小さい頃から歌うことが大好きで、90年代J-POP女性アーティストの曲をカラオケで歌うためにひたすら聴いて覚えていました。それが私の音楽ルーツです。

端的にいうと、90年代初頭はまだ、『「かわいい」自体が「かっこいい」よりも「かっこいい」』ということが、世間から認められていなかった時代です。

その中で「かわいい」を「かっこいい」音楽として魅せることができたTKプロデュース全盛期がおとずれます。サウンドやスタイリングを絶妙に弄ってかっこよく魅せつつも、女性ヴォーカルの素材のはちゃめちゃなかわいさを実はそのまま詰め込んで、女性ミュージシャンを羽ばたかせた天才が、小室哲哉さんです。

90年代中頃。アーティストとして活動しつつも若さと天真爛漫さでアイドル的人気を爆発させたSPEEDの活躍。

90年代末。今からちょうど20年前、モーニング娘。が誕生し、ロックミュージシャンつんく♂さんプロデュースによるユニットが続々ヒット曲を連発。ちょっとダサいを意識している歌詞や振り付け、つんく♂さん自身が抱く「かわいい」と「ロック」をそのまま女の子に伝えていくというプロデューススタイル。

「かわいい」こそが「かっこいい」ものなんだということを音楽シーンに根付かせたプロデューサーは、小室哲哉さん、つんく♂さん、の御二方だと思っています。

私の愛した90年代は、その闘いとともにあったと感じています(この流れを意に汲まない昨今の90年代リバイバルなんて大反対です!)。

2011年頃から私たちクソどもの掃き溜めのような楽屋、吐く場所であったステージのある汚ねえライブハウスにも、たくさんのアイドルが立つようになりました。

ロックをバンドとして実現するのではなくアイドルのプロデューサーやクリエイターとして表現していく男性が現れ、「こんなかっこいい音楽をアイドルもやっているんだ!」と人気を得るグループがたくさん生まれました。

2015年頃からは、大型ロックフェスにもたくさんのアイドルが出演するようになりました。なんならイベントをブッキングするにあたって、「アイドル寄りのイベントの出演は控えさせていただいております」というアイドルグループの方針も今や多々あります。グループ像を確立したい事情は汲みつつも、「感性90 年代でとまってるのかなー、おっさんたち」と思います。

表層上ロックであることはそんなに偉いですか? もう「かわいい」がこんなに「かっこよく輝きまくっている時代」なのに。

今回、私がVIVA LA ROCKというロックフェスの存在の上で開催される「ビバラポップ!」のプレゼンターをさせていただく運びとなりましたため、今一度「ロックフェス」という枠の中でも90年代を殺さなければならないと思っています。それを果たしてくれる素敵な音楽家、アーティスト、グループ、アイドル、肩書きはそれぞれの信念に添っていれば全てかっこいいと思います、かっこいい人たちに丁寧にお声がけをし、その趣旨に賛同した素晴らしい方々がビバラポップ!に集まってくれることになりました。

「かわいい」が「かっこいい」より「かっこいい」ということ、「自分だけのかわいいの実現」がいかに「ロック」であるかという、私の思うロックの精神性を、そのへんのロックフェスよりロックな形で魅せられるフェスにしたいなと思っております。

美しい人生を。

──大森靖子

【ピエール中野(凛として時雨) コメント】

私ピエール中野は埼玉県に生まれ育ち、凛として時雨を代表とする様々な音楽活動、イベントプロデュースを続けていく中で、いつかは地元埼玉県でフェスを開催したいという思いを強く持っていました。幸いにも今は鹿野淳氏が立ち上げた「VIVA LA ROCK」という埼玉のロックフェスが成功し、地元でも定着しています。僕も毎年ドラムやDJとして、そのビバラに出演しています。

そこで「自分にしか出来ないフェスってなんだろう?」と模索していたときに、鹿野氏より新しいフェスのイメージ、そしてそのプレゼンターとしてのオファーを頂き、「まさに自分のやりたかったことはこれだ!」と即決しました。もうひとりのプレゼンターである大森靖子は、アイドルは勿論、音楽、ファッション、出版業界など多岐に渡っての信頼が厚く、強い信念と実力を兼ね備えた今回のプロジェクトには欠かせない音楽ラヴァーでありアーティストです。あと、ヲタ仲間なところもとても信頼できます。

我々はアイドルとロック、そして今の音楽シーンとの架け橋として「VIVA LA ROCK」とは違ったアプローチでGWの埼玉を、音楽シーンを盛り上げ繋いでいきます! ミュージシャン主導による血の通ったフェスを、しっかりと作ります。これまでの活動を通じて出会った強力な先輩、友人、仲間、そして期待の持てるメディアたちと共に、全身全霊全力を尽くして価値のあるフェスを生み出し、すべての音楽ファン、アイドルファンにとって最高の感動体験ができる、関わるすべての人が幸せな気持ちになれるバイブス高めなフェスを目指します!!

──ピエール中野(凛として時雨)

  ◆  ◆  ◆

3月6日(火)12時よりチケットの先行受付が開始されている(〜4月3日(火)18時)。今後、続々と出演者やコンテンツを発表していくということなので、続報を楽しみにしたい。

<VIVA LA ROCK EXTRA ビバラポップ!>

2018年5月6日(日) さいたまスーパーアリーナ(ステージはメインアリーナ、および野外ステージを使用)
開場 / 開演 / 本編終演予定 9:30 / 11:00 / 20:30

【プレゼンター】
大森靖子 / ピエール中野(凛として時雨)

【出演者】
大森靖子 / こぶしファクトリー / Negicco / BiSH / ラストアイドルファミリー2nd シングル表題曲ユニット / and many more

【MC】
グランジ・遠山 / 吉田豪

問い合わせ:DISK GARAGE 050-5533-0888 (weekday12:00~19:00)

<VIVA LA ROCK 2018>

2018年5月3日(木・祝)、4日(金・祝)、5日(土・祝)
会場名:さいたまスーパーアリーナ
開場 / 開演 / 本編終演予定 9:00 / 10:30 / 20:30
【出演者】
■5/3(木・祝)
雨のパレード / indigo la End / 小袋成彬 / King Gnu / Creepy Nuts / サカナクション / SHISHAMO / SKY-HI “RAP PHENOMENAL STAGE” / Spitz / sumika / DATS / D.A.N. / CHAI / DJ やついいちろう(エレキコミック) / DOTAMA / Nulbarich / The fin. / FLOWER FLOWER / フレデリック / フレンズ / Rei / レキシ
and more

■5/4(金・祝)
赤い公園 / Amelie / THE ORAL CIGARETTES / ORANGE RANGE / KEYTALK /9mm Parabellum Bullet / Getting Better(片平実/神啓文/斎藤雄) / コレサワ / サイダーガール / Saucy Dog / Dizzy Sunfist / the telephones / ドラム DJ ピエール中野 / パノラマパナマタウン / ビッケブランカ /
VIVA LA J-ROCK ANTHEMS 【Ba:亀田誠治/Gt:加藤隆志(東京スカパラダイスオーケストラ)/Gt:津野米咲(赤い公園)/Dr:ピエール中野(凛として時雨) 】
ポルカドットスティングレイ / My Hair is Bad / ヤバイ T シャツ屋さん / yonige / 夜の本気ダンス
and more

■5/5(土・祝)
打首獄門同好会 / Age Factory / エレファントカシマシ / キュウソネコカミ / 銀杏 BOYZ / G-FREAK FACTORY(acoustic set) / SIX LOUNGE / 四星球 / DJ ダイノジ / teto / 10-FEET / 東京スカパラダイスオーケストラ / THE BACK HORN / ハルカミライ / the band apart (naked) / FINLANDS / BRAHMAN / HEY-SMITH / マキシマム ザ ホルモン / MONOEYES / Yap!!!
and more

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