【インタビュー】J☆Dee'Z『あと一歩』全員が高校生の今、できることを全て詰め込んだミニアルバム
■3人だけだとできないことも61人ならできるねって。(ami)
——振りやダンスが楽しめるミュージックビデオの見どころについても教えてください。高校ダンス部の強豪校・千葉県立幕張総合高校の生徒たちとコラボレーションしている映像は迫力たっぷりですね。
MOMOKA:ダンス部の高校1年生が参加してくれているんです。放課後や土日に朝早く集まって、みんなに振り付けを教えるところから始めて。自分たちと生徒さんだけで踊る位置を決めていったり、濃い時間でしたね。
ami:そうね。私たちのパフォーマンスは振付師さんにお願いしてるんですけど、ミュージックビデオは3人+58人だったので、どんな風に見せるか自分たちで考えたんです。「列が縦に広がってその間を私たちが切り抜けたらカッコいいよね」とか。
Nono:構成を考えてね。
ami:3人だけだとできないことも61人ならできるねって。
ami:廊下でも教室でも中庭でも撮って。
Nono:踊り場でも撮影したしね。
——1人1人が各階で踊っているシーンがインパクト大です。
MOMOKA:あそこは廊下なんです。
Nono:吹き抜けになってて。迫力ありますよね。
ami:ちょうど1人1人がピッタリ収まるサイズだったんだよね。
MOMOKA:そう。下見に行った時に「絶対にここを使いたい」って。あとは常に3人一緒じゃなくて、1人1人が分かれて生徒さんたちとチームを組んで振り付けを考えて踊ったのも新鮮でしたね。
Nono:みんなと踊ってダンスを始めた頃の初心を思い出しました。ダンス本来の在るべき姿というか。エモいビデオになっていると思います。
——みんなで踊るシーンの合間に野球やバスケ、吹奏楽など、それぞれ部活で頑張る映像が挟みこまれているのは、さっき話してくれた「あと一歩」の歌詞のメッセージに通じているんですね。
MOMOKA:そうですね。それぞれが夢を持っていたり、目標を持って頑張っている映像を見て「私たちも頑張ろう」と思いました。
——挑戦者たちにエールを送る曲ですもんね。
ami:そうですね。あと一歩頑張りたい人たちに。
■全員高校生のJ☆Dee‘Zとして最後のアルバムだから、今の私たちができることを全部詰め込んだ(Nono)
▲『あと一歩』通常盤 |
Nono:全曲チャレンジしているんですけど、「Crazy For You」と「ORIGINAL」はみんなで1つのブースに入って歌ったのが新鮮で。
MOMOKA:いつもは別々のブースで録るので楽しかったですね。
——ライブ感がありますよね。その2曲はガールズロックバンド、ORESKABANDが作詞、作曲、プロデュースを手がけているんですよね。
Nono:私たちと同じように中学生の頃からバンド活動をやっていらして、昔の話をいろいろ聞かせてもらったんですけど、音楽が好きだから他のものは何もなくていいという話を聞いてカッコいいなと思いました。
ami:ORESKABANDには管楽器も入っているんですけど、学校の中でメンバーを自分たちで集めたっていうエピソードを聞いてスゴイなって。自分たちから発信するという姿勢も勉強になりました。
MOMOKA:Nonoも言っていたようにコミニュケーションをとって作っていただいた曲で、歌詞も私たちと話して作ってくださったんです。2曲ともレコーディングする前にバンドリハをしたんですけど、そういう経験も初めてだったし、歌もORESKAさんと話しながらイメージしていって歌いました。
——「Crazy For You」はシャッフルのカッコいい曲です。
ami:今までの私たちにはなかったタイプの曲で歌詞も“今に見てな”とか女のコの強がりな感じが出てて。
Nono:カッコいいよね。
ami:最後は“イマニミテナ♡”ってハートマークがつくんですけど。
MOMOKA:同世代の女のコに刺さる曲だと思います。
——歌い方もアタックが強くて新しいJ☆Dee‘Zだなって。
ami:嬉しいです。「ORIGINAL」はまた違うカッコよさがあるタイプの曲で歌い方もちょっと声色を変えてます。リズムを意識したら今までと違う雰囲気になるなと思っていたので、サビでちょっと力が抜けた歌い方にしてみたり、1曲の中で歌の表情が変わるようにして。
Nono:今までここまで大人っぽい2曲はなかったよね。
MOMOKA:これまでのJ☆Dee‘Zの曲は青春感があったからね。
ami:これもブースで一緒に録って楽しかったです。
MOMOKA:神経を尖らせないとリズムをとるのが難しい曲なんですけど、クリック聞かないで歌ったんです。
——バンドサウンドだし、生感を大事にしたんですね。2曲とも歌詞は「わかる!」っていう感じですか?
ami:わかります! 「Crazy For You」は恋の歌で「ORIGINAL」は人に見せない隠している内面を露わにしているので共感します。
——悩んで迷いながらも誰かの真似じゃない自分の明日を生きていきたいって歌っている曲ですよね。
Nono:私たちと同世代の高校生の女のコはいろんなことを感じているだろうし、時には考えすぎてしまうこともあると思うんですけど、私たちも同じ気持ちなので、この曲のようなことを歌でちゃんと届けていきたいなと思いました。
——いろいろ発見があったミニアルバムなんですね。
Nono:はい。全体的に新しいと思うんですけど、「三月」は今までになかったバラードです。MOMOKAはこの春、高校卒業するので歌っていて感情移入したんじゃないかな。
MOMOKA:卒業する時って「もっとああしておけば良かった」とか後ろ向きな気持ちになったりもするけど、そういう感情を含めて前に進んでいくというか、止まっている暇はないと思うんですよ。4月からそれぞれが自分の道を歩んでいくので“三月の風に吹かれて行こう”とか“制服のボタンを きちんと止めたら”とか、すごく共感するところが多くて、レコーディングの時もいろいろ思い出して“ああ〜”って思いました。
ami:そういうMOMOKAの歌を聴いてから私たちがレコーディングしたので、気持ちを受け取った上で歌おうと思いました。
Nono:順番に歌っていくやり方だったんですけど、その録り方も想いを繋げていく感じがして良かったですね。
ami:最後に“変わらない ずっとね 大好きだよ”っていう歌詞が出てくるんですけど“大好きだよ”っていうところは全員で歌ったんですよ。MOMOKAは“寂しいけど忘れない”っていう“大好きだよ”で、私は1つ下の学年なので「私もこういう先輩になりたいな」って支えて送り出す気持ちの“大好きだよ”っていうニュアンスで歌っています。
——話を聞いているとホントに全部チャレンジ曲ですね。
ami:詰まってますね。「あと一歩」は疾走感のある応援歌だし、ORESKABANDさんとの新たな面を打ち出した曲もあるし、遊助さんの「全部好き。」のカバーも収録されているし、「Dance Dance Solution」は絶対ライブで盛り上がるダンスナンバーだし。
Nono:全員高校生のJ☆Dee‘Zとして最後のアルバムだから、今の私たちができることを全部詰め込んだ感じですね。
MOMOKA:ぎゅぎゅっとね。
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