Hiroのもいもいフィンランドvol.52「マイケル・モンロー、スコット・ソーリーのためチャリティライブ行う」

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The Wildheartsのベーシストだったことなどで知られるスコット・ソーリーに脳腫瘍が見つかったニュースが昨年12月に伝わってきました。彼の友人であり、マイケル・モンローバンドのギタリストで知られるリッチ・ジョーンズはスコットの治療費を集めるため、寄付型クラウドファンディングサイトGoFundMeにて彼のため寄付を募っています。ちょうど今フィンランド国内ツアー中のマイケル・モンローもスコットを助けるため、ヘルシンキのBar Looseにて急きょ予定外のチャリティ・ライブを行うことを発表!その会場というのがヘルシンキの中心街にある小さなライブハウスBar Loose!しかも入場料が10ユーロ(約1300円)という信じられない安さ。あんな小さな場所でマイケル・モンローのライブが観れるなんてめったにないこと。タイムテーブルを見ると、最後までみてたら帰りの足がなくなるので悩んだものの、この機会を見逃すわけにはいかないと最後まで観れなくても行くことにしました。


会場のBar Looseは1階がバー、地下が小さなライブハウスになっています。ちょうどフィンランド南部を寒波が襲っていて、外の気温はマイナス2ケタ!幸いにも1階がバーなので、バーに入って待つことができ外で待たなくてよくて助かりました。地下のライブハウスがあく50分ほど前にその会場1階のバーにつくと、なにやら音楽クイズをやっていて、中の席は満席。ライブハウスに降りる階段の前でマイケル・モンローを観に来たと思われる2人が立っている以外は皆そのクイズに参加していました。待つ人が5~6人増えたあたりでピザの箱を抱えたマイケルが上がってきて、待ってるファンに挨拶してからタクシーで去ったと思ったら、サミ以外のメンバーもピザを持って登場。ファンに挨拶してから外に出ていきました。メンバーが目の前にやってきても誰も騒ぐ人がいないのはフィンランドの特徴かと思います。普段からバンドメンバーとファンの間の敷居はすごく低いので、会場にもよりますが、ライブにさえいけばごく普通にメンバーと会えたりできます。

この日のオープニングアクトは、昨年夏にフェスで観て気に入ったHunters!古き良き時代感いっぱいのエネルギッシュなロッケンロールで、会場内を盛り上げてくれました。


この日のマイケル・モンローのライブはチャリティライブで10ユーロと安かったので、いつもより短いのかな?と思っていたら、始まりを待っている時、上の方に貼られていたセットリストがはがれてびよーんと垂れてきて(笑)みえたのでありますが、どうやら単独のライブとかわらないフルセットのようでした。

Dead Boys のカヴァー曲「What Love Is」でこの日のライブスタート!サミは東京とプリントされてるTシャツだ!小さな会場だったので、もうほんとに目の前。いつもはマイクスタンドを振り回したり、マイクのコードを首にぐるぐる巻きつけたりするマイケルですが、ステージが小さいので最前の観客にあたりそうで、この日は控えめ。ステージ上の前方が少し高くなっていたのですが、そこに上がるともう手が天井に届くというマイケル・モンローには狭すぎるステージでしたが、それにもかかわらず足180度開脚や突然寝転んで飛び起きたりとエネルギッシュに動き回り、最前で観てると汗が飛んでくる。「Goin' Down With the Ship」の前にリッチ・ジョーンズがスコットのために会場に集まってくれたみんなにお礼のスピーチを。Hanoi RocksやDemolition 23 時代の曲はもちろんのこと、アリス・クーパーの「Long Way to Go」のカヴァーなどもやってくれ、会場に集まったファンを沸かせてくれました。残念ながら途中の町まで帰ってこれる最終のバスに乗らなけらばならなかったので、ぎりぎりまでみて「Ballad of the Lower East Side」の途中で後ろ髪をひかれながら会場を後に。そのとき後ろの方でライブに熱中しているSanta Cruzのアーチィが目にはいりました。最後盛り上がってるだろうなと思いながら、バスに乗り込みヘルシンキを後にしました。




このライブ、バンドはもちろんのことながら、会場側、クルーもボランティア。収益金のすべてをスコット・ソーリーの治療費に寄付するとのことでした。よし自分も寄付したいと思った方がいましたら、こちらGoFundMeのサイトで寄付することができます。

https://www.gofundme.com/scottsorry

治療をちゃんと受けることができ、よくなることを祈っておきます。

マイケル・モンローは以前東日本大震災の後、被災者のためにチャリティコンサートを行ってくれたこともあり、彼の人柄が現れているようで、外はどんなに寒くても気持ちはとっても暖かくなりました。


セットリスト
1.What Love Is
2.Hammersmith Palais
3.'78
4.This Ain't No Love Song
5.Old King's Road
6.One Foot Outta the Grave
7.Goin' Down With the Ship
8.Trick of the Wrist
9.Nothin's Alright
10.Oriental Beat
11.Not Faking It
12.Long Way to Go
13.Ballad of the Lower East Side
14.Malibu Beach Nightmare
15.Up Around the Bend
16.Dead, Jail or Rock 'n' Roll
-アンコール‐
17.Dirty Deeds Done Dirt Cheap
18.Taxi Driver
19.1970

マイケル・モンローはツアーの合間をぬって、ただ今ニューアルバムのレコーディング中で、どんなアルバムになるのか楽しみですね。

文・写真:Hiromi Usenius

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