【ライブレポート】ましのみ、ペットボトルロケットで宇宙旅行。推進力が爆発

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ましのみのライブ<ぺっとぼとリテラシー 〜別途ほとばしるショータイムへようこそ〜 vol.1>が3月11日に渋谷WWW Xにて開催された。

◆ましのみ ライブ画像


独自のポップで毒のある世界観を携え、メジャーシーンへ彗星のように現れたましのみ。彼女がライブ時に必ず2リットルの水をペットボトルに入れてドリンクに使うことから、ペットボトルが彼女のアイコンとして使われている。その透明感といい、ほどよい軽さと硬さ柔らかさといい現役女子大生シンガーソングライターのましのみにぴったり。ライブ会場のロビーや階段には年齢ごとの思い出のペットボトルたちも展示され、ましのみのクリエイティビティが爆発している様子にファンも足をとめてスマホのカメラを構えていた。

開演前のホールの上空には、前方から後方へと斜めにワイヤーのようなものが貼られており、(上空カメラを流すにしては紐のテンションがゆるいような……)という素朴な疑問を抱かせたまま開演。すると壮大なSEとともに光るダイオードを搭載したペットボトルロケットがするすると紐に吊られて飛び出し、観客の上空を斜めに横切っていく。

そんな出だしから真っ白な衣装でステージへと現れたましのみは、「名のないペンギン空を飛べ」で出だしから自身の世界観に観客を取り込んでいく。楽曲の合間合間にはましのみ自筆イラストによる紙芝居がスクリーンに映し出され、“ぺっとぼとシャトルくん”とましのみの宇宙を舞台にしたユーモラスなストーリーが展開された。

「Q.E.D.」「リスクマネジメント失敗」での弾き語りから、「チャイニーズ再履修」でアジアンテイストたっぷりな場所を見せていくなど、ましのみの旅路は紆余曲折ありながらも鮮やかに進んでいく。終盤には「プチョヘンザしちゃだめ」のアップテンポで会場をひとつにまとめあげた。


この日、ましのみは会場の声援に応えダブルアンコールまで披露。自身が初めて作詞作曲した楽曲「夢ノート」を、「過去の自分があって今の自分があることを信じるのが、これから先の力になる」という言葉とともに強い思いをもって弾き語った。歌詞の中に飛び立つ前のあどけなさが残りながらも、惹きつけるキャッチーさはそのまま。それはここまで彼女が辿ってきた音楽の道を観客達が振り返る時間でもあった。

大舞台でも惜しみなく創造性を爆発させていたましのみは、これからメジャーシーンへとロケット噴射で突き進んでゆく。オフィシャルサイトでは今後の予定を随時掲載予定だ。彼女のTwitterとあわせてチェックを。

写真:木村智軌

■セットリスト<ぺっとぼとリテラシー 〜別途ほとばしるショータイムへようこそ〜 vol.1>

2018年3月11日 渋谷WWW
1.名のないペンギン空を飛べ 
2.灰かぶり姫 
3.Hey Radio 
4.2コードのシティポップ 
5.ハッピーエンドが見えません 
6.Q.E.D.
7.リスクマネジメント失敗
8.チャイニーズ再履修 
9.エゴサーチで幸あれエブリディ 
10.【サポートされていない恋愛形式です】
11.ナンセンスに逆戻り 
12.プチョヘンザしちゃだめ 
13.やりくりゲーム 
EN1.それ以外
EN2.ましのみっしょん
EN3.ストイックにデトックス
WEN.夢ノート

メジャーデビューアルバム「ぺっとぼとリテラシー」

2018年2月7日(水)発売
【初回限定盤】CD+DVD:PCCA-04602/3,000円(税込)
【通常盤】CD ONLY:PCCA-04603/2,500円(税込)
CD
1. プチョヘンザしちゃだめ
2. ナンセンスに逆戻り
3. 名のないペンギン空を飛べ
4. エゴサーチで幸あれエブリデイ
5. やりくりゲーム
6. Hey Radio
7. 灰かぶり姫
8. ミスター
9. ストイックにデトックス(TVアニメ「たくのみ。」エンディングタイアップ曲)
10. リスクマネジメント失敗
【ボーナストラック】チャイニーズ再履修

DVD
「プチョヘンザしちゃだめ」&「ナンセンスに逆戻り」Music Clip
Digest of 「ましのみフリーワンマンライブ@Shibuya WWW」(2017.10.14)
mashinoMISSion
Making of 「ナンセンスに逆戻り」Music Clip & Jacket Shooting

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