[ALEXANDROS]×最果タヒ、東京メトロCMソングで異色コラボ

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[ALEXANDROS]と最果タヒ、小林武史のコラボレーションによる新曲「ハナウタ」が、東京メトロ「Find my Tokyo.」キャンペーンの2018年度第一弾CMソングに決定した。

◆「Find my Tokyo.」CM関連画像

東京の魅力を伝えるキャンペーンとして2016年にスタートし、3年目を迎える「Find my Tokyo.」。2018年度も石原さとみがイメージキャラクターを務め、CMソングのプロデュースは小林武史が担当する。

今回の新CMでは、石原さとみと安田聖愛のふたりが銀座線に乗って浅草へ。街で出会った人々のおすすめスポットを巡り、瓦割り体験や金魚すくい、飴細工作りなどにチャレンジする。浅草に拠点をおく漫才協会の理事を務める青空球児・好児が特別出演を果たしているほか、映像中では[ALEXANDROS]のメンバーたちの姿も見ることができる。





[ALEXANDROS]によるCMソング「ハナウタ」は、最果タヒが作詞、小林武史がプロデュースと編曲を担当し制作されたというミディアムナンバーだ。5月23日(水)にリリースされる、[ALEXANDROS]の2018年第一弾シングルに収録されることも決定しているという。

「ハナウタ」について、川上洋平(Vo&G)と最果タヒ、小林武史はそれぞれ次のようにコメントを寄せている。

   ◆   ◆   ◆

■川上洋平 コメント

私は曲を作る時に電車に乗る人の事を考える事が結構多いのですが、
それはかつて通勤、通学中に「今ここで歌えたらなぁ」とよく思っていたからだと思います。
電車内はちょっとおとなしくしないといけませんが、
心だけは自由にあって欲しいという思いから今回の楽曲はスタートしました。
なのでサビは小さな声でも口ずさめるようにこしらえました。心の中でそっと口ずさんでみてください。
小林武史さんの柔らかくも激しいアレンジ、最果タヒさんのヒリヒリとしつつ包み込むような歌詞が入った事で立体的な歌になったと思います。
ぜひメトロに乗りながら楽しんでください。

■最果タヒ コメント

簡単に「つながっている」だなんて言わないで。どこにだって言葉が届く時代だとしても、誰とだって知り合える時代だとしても、言わないで、と願ってしまう。語り合っても触れ合っても、どうしようもなくひとりぼっちの部分が私の中にはあって。それが、私という人間を形作っているのだと知っている。さみしさがすべて離散したら、私は幸せになるんだろうか。ただ雨粒のように世界に降り注がれて、蒸発していくだけじゃないのか。親しい人を作っていくことばかりが、世界との関わり方だとは思えず、私は時々、ひとりで街に出る。見つめ合うことのない人と、すれ違って、すれ違って。だれとも関係を構築しないまま、1日を過ごす。
街と私を結ぶのは、きっと線路のようなものだと思います。人と人の関係のように、赤い糸で直接つなぐことはない。街は、私が訪れることを期待していないし、拒んでもいないけれど、それでも定期的にメトロがやってきて扉を開いてくれるのだ。たとえ、誰とも待ち合わせをしていなくても。たとえ、1日をひとりのままで終えるつもりだとしても。昼下がりの地下鉄に乗り、ひとり、前を見つめるあの時間。今回のお話をいただいて、まずその時間のことを思い返した。川上さんから、この曲は小さな声で口ずさめるように作った、という話を聞いて、小林さんから、日常に潜む非日常、という言葉を聞いて、地下鉄でひとり呼吸をする自分自身を思い出していた。ひとりだけれど、何もかもが停止しているわけじゃないんだと、車窓に映る自分を見ると信じられた。そのことを、忘れることはできなかった、ずっと、書くあいだ。
この曲に関わることができて、本当に嬉しいです。メトロで、ぜひ、聴いてみてください。

■小林武史 コメント

ニューヨークの小さなスタジオで顔合わせがあってから新宿のスタジオでミックスが終わるまで、いろんな場所を経ながら、歌詞を書いてくれた最果さんとも関わりながら、移動しながら変化していってできた楽曲です。
勢いもあるけど瑞々しく、柔軟さを持っている[ALEXANDROS]だからこそ起こせた出会いや化学反応だったと思います。
日常に潜む非日常というか、ちょっとしたサスペンスを持った気持ち良さと美意識が交錯するような出来栄えになりました。この出来上がりは本当にメトロで聴いて欲しいです。

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「ハナウタ」が聴ける新CM“「浅草 ワクワクする遊びが生まれ続ける」篇 ”は、本日3月30日(金)に特設サイト(www.findmy.tokyo)にて先行公開。4月1日(日)より、全国のTVCMおよびメトロ駅構内・車内ディスプレイにて順次公開される予定となっている。

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