新生ペンタトニックス、2018年の第一歩を“最旬”ヒット曲カバーでスタート

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男女混合のアカペラ・グループとして、世界で最も人気のあるグループであるペンタトニックスの最新作、『PTX プレゼンツ:トップ・ポップ VOL.I』が4月13日(金)に世界同時にリリースされた。

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アメリカのオーディション番組「ザ・シング・オフ」で優勝したのち、自主制作された「ダフト・パンク・メドレー」を機に大ブレイク、アカペラに加えてヒューマンビートボックスを組み合わせた、画期的でダンサブルなサウンドで、これまでにグラミー賞を3度も受賞するなど、輝かしい経歴を持つ5人組だ。


結成当初のメンバーでもあったアヴィ・カプランが脱退し、ベース担当に新メンバーのマット・サリー加入するという、グループとしての試練の時期を経て届けられた最新作『PTX プレゼンツ:トップ・ポップ VOL.I』は、カバー曲中心の構成となるPTXシリーズとしては約1年ぶりのリリースとなる。まさに彼らにとって原点回帰作とも呼べる作品だが、その経緯についてリーダーのスコット・ホーイングが語る。

「新しいメンバーを見つけるのは大変な事だった。僕達の音楽にマッチする人で、オンステージでもオフステージでも調子が合わせられる人、その上、すでに長年一緒にやってきた僕達と気が合う人を見つけなきゃならなかった。たくさんのベース・シンガーのオーディションの中で、一番だと思ったマットとツアーをして、“これは間違いない”って、思えた。マットはこのグループに新しい命を吹き込んでくれて、僕達はそれにすごくインスパイアされている。だからまずは、僕達のレパートリーでもある、ポップソングのカバー・アルバムを作ることにしたよ。でも、ポップスのカバーは長い間やっていなかったから、今回は、オールドスクールのペンタトニックスに回帰し、マットを迎え入れた新しい僕達を実感することにしたんだ」


『PTX プレゼンツ:トップ・ポップ VOL.I』には、おもに2017年のヒット・ナンバーを11曲収録する。「誰もが耳にした曲を選んだ」というスコットの言葉通りに、エド・シーランをはじめゼッド、デュア・リパ、カミラ・カベロといったタイムリーな楽曲を揃う。まず紹介したいのは、すでにMVが公開されているカミラ・カベロの「ハバナ」。全米チャート1位を獲得するだけでなく、世界105ヵ国でiTunesチャートも1位、MVは5.4億回を超える再生数を誇る稀代のヒット・ナンバーだ。この曲のカバーは、新メンバーのマットが繰り出す、ラテンっぽいシンコペートするベースとケヴィン・オルソラのビートが曲のイニシアチブを握る。「この曲は僕らの過去に存在しなかった画期的な曲だよ。ビートが楽しいから、メンバー全員が大興奮できるんだ」と、スコットもこの曲を説明する。


もう一曲すで公開されているMVが、世界的に話題のUK出身の女性シンガー、デュア・リパの「ニュー・ルールズ」と、1998年発売のアリーヤの「アーユー・ザット・サムバディ?」の時代を超えたマッシュアップ曲だ。前者は全米チャート6位を記録し、MVの動画は10億回を超えるナンバー、後者は今もなお孤高の歌姫として影響力を持つアリーヤの1998年作で、1999年のグラミー賞にノミネートされている。この曲はケヴィンのアイディアで、それを全員でアレンジしたものがこのバージョンとなった。ティンバランドがプロデュースしたアリーヤのR&Bのトラックと、デュア・リパのエレクトロをヒューマンビートボックスでリアレンジしている。歌も「ニュー・ルールズ」と「アーユー・ザット・サムバディ?」が入れ替わり立ち替わり、聴き応えのある内容になっている。原曲の2曲とペンタトニックス・バージョンを聴き比べてみても面白いだろう。


メンバーのミッチ・グラッシも「この曲なしにニュー・アルバムは成り立たなかった」と話すのがブルーノ・マーズの「フィネス」。2018年グラミー賞を総なめにした『24K・マジック』の収録曲で、カーディー・Bをフィーチャーしたリミックス・バージョンは全米チャート3位を記録している。「ペンタトニックスのアカペラ・スタイルにもぴったりハマる曲」とミッチが語るように、ダイナミックなアレンジを堪能できる。

その他にも日本でも大ヒットしている、ゼッドとアレッシア・カーラの「ステイ」のカバーも収録する。この曲は全米シングル・チャート7位にチャートインし、アレッシア・カーラは2018年のグラミー賞最優秀新人賞を獲得、2017年のポップ・シーンを代表する楽曲だ。ペンタトニックスが得意なEDMのカバーだが、「サビが本当にクールだし、初めて聴いた瞬間にこれは良い曲になると思った」とスコットが語るよう、今回もシンセサイザーからビートまで、エレクトロニック・サウンドの再現が素晴らしい。ミッチも「まず、アレッシアの声が素晴らしいし、彼女のコーラスとボコーダーを使って大勢の合唱に聴こえさせるのは天才的な発想だと思う。原曲とは違うカバーになっているけど、オリジナルにちゃんと敬意をはらっていることは聴いてもらえば分かると思う」と、自信たっぷりに話す。


また、新メンバーのマットによる初のヴォーカル・ソロも聴きどころだ。もう一曲のマッシュアップ・ナンバーは、ポルトガルのシンガー、ルイス・フォンシが歌う「デスパシート」とエド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」を合わせたもの。こちらも前者は16週連続で全米チャート1位を記録した大ヒットシングルで、後者も12週連続で全米チャート1位を記録するという、2017年のモンスター・ヒット・ナンバーを掛け合わせたナンバーだ。レゲトン調のビートに合わせて両曲の歌が登場するが、ふたつの曲の共通点に巧みにフォーカスする、彼らのリミックス的センスが光る楽曲に仕上がっている。

「両方とも僕達が大好きな曲だけど、ビートを聴き比べると共通点があるからマッシュアップにも向いていると思った。デスパシートがスペイン語だから、シェイプ・オブ・ユーのサビもスペイン語に訳して歌ってみたよ。僕達がインスパイアされて、試してみた要素がいろいろと入っているんだ」とスコットが同曲を説明する。


本作もグループ全員でアイディアを出し合い、その後にプロデューサーのベン・ブラムとともにアレンジをブラッシュアップして制作された。新メンバーのマットもさまざまなアイディアを提供したこともあり、グループに新しい視点が入った本作。リーダーのスコットが本作で最も気に入っているというのが、アルバムの冒頭を飾る「アテンション」だ。

チャーリー・プースのヒット曲をよりエネルギッシュにアレンジしたこの曲。原曲の印象的なベースラインを再現するマットとケヴィンのビートの上で、スコット、カースティン、ミッチの三声のダイナミックなハーモニーにより、原曲よりもさらに広がりを持ったアレンジに仕上がっている。「メンバーが全員をクールにフィーチャーできた」とスコットが自信を持って語るこの曲からは、新生ペンタトニックスのポテンシャルを感じ取ることができる。ヒューマンビート&アカペラという独自のスタイルで世界を席巻する彼らにとって、本作が新たなステップアップとなることは間違いないだろう。


『PTX プレゼンツ:トップ・ポップ VOL.I(ジャパン・エディション)』

2018年4月13日(金)
2,200円+税 SICP-5760
全世界同時リリース
歌詞 /対訳 /解説付 /日本限定ボーナス・トラック「Take On Me」含む、計12曲 初回仕様限定ステッカー封入

1.アテンション(チャーリー・プース:2017年)
2.フィネス(ブルーノ・マーズ:2016年)
3.ニュー・ルールズ×アー・ユー・ザット・サムバディ?」(デュア・リパ:2017年/アリーヤ:1998年)
4.ハバナ(カミラ・カベロ:2017年)
5.パーフェクト(エド・シーラン:2017年)
6.ステイ(ゼッド&アレッシア・カーラ:2017年)
7.フィール・イット・スティル(ポルトガル・ザ・マン:2017年)
8.デスパシート×シェイプ・オブ・ユー(ルイス・フォンシ:2017年/エド・シーラン:2017年)
9.イシューズ(ジュリア・マイケルズ:2017年)
10.プレイング(ケシャ:2017年)
11.ソーリー・ノット・ソーリー(デミ・ロヴァート:2017年)
12.テイク・オン・ミー(アーハ:1985年)*日本限定ボーナス・トラック

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