【インタビュー】Dream Ami、“私らしさを貫いた”6thシングル

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Dream Amiが明日4月18日にニューシングル「アマハル」をリリースする。

◆ミュージックビデオ

本作は春にぴったりの甘く切ないミディアムナンバー。E-girls、Dreamとはまた異なる独自の世界観が強固になったとも感じられる仕上がりだ。なお、「アマハル」は自身が出演するブルボン『おいしいココナッツミルク』CMソングにも起用されている。今回はそんな「アマハル」について、Dream Amiに語ってもらった。

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■みなさんの春を少しでも彩ってくれたら

――まずは昨年のことから振り返らせてください。Dream Amiさんは2017年10月に1stソロアルバム『Re:Dream』をリリースしましたね。

Dream Ami:今までずっとグループで活動してきたこともあって、ソロ・アーティストという実感をなかなか持ちきれていなかったんです。ですが、『Re:Dream』を制作していく中で、ようやく自分をソロのアーティストとして意識できるようになった気がしています。

――その後、初のソロツアー<Dream Ami 1st. Live Tour 2017 □ Re:Dream>を成功させました。(※□は白抜きのハート)

Dream Ami:ツアーをするまでは“成長イコール変化”という意識を持っていたので、自分がもっと変わっていかなければならないという気持ちがありました。なので、アルバムをリリースしてツアーを終えたところで、今までとは違った方向性が見えるんじゃないかと思っていました。ですが実際にツアーを終えてみると、このツアーで表現できた自分の世界をもっと濃く表現していくことが成長になるんじゃないかということに気がつきました。必ずしも変わることが成長ではなくて、逆に今まで自分がやってきたことや自分の好きなものをとことん突き詰めていくことで、Dream Amiにしかできない表現ができあがるのではないかと思うようになりました。

――そこに気づけたことは、Dream Amiとしての大きな収穫だったのでは。

Dream Ami:この気づきが正解だったのかどうかは、これからわかっていくことだと思いますが、今は自分のこの考えに自信を持っています。


――では、ソロ通算6枚目となるシングル「アマハル」についてもお伺いしていきます。

Dream Ami:1stソロアルバムでは、今までやってきたことの集大成のような作品が作れたと思っています。「では次のシングルの方向性をどうするか」と考えた時に、イメージをガラッと変えることもできたと思うのですが、先ほどもお話しした通りDream Amiの表現を突き詰めていくことだと思ったんです。その中でも、ちょっとした変化を楽しんでいただけて、聴いていてあきない曲にするにはどうすればいいかということを凄く考えました。今までもミディアムのラヴソングは歌ってきましたが、ちょっと大人っぽいニュアンスが入っていたり、よりドラマチックなサウンドになっていたりする部分で新しいアプローチができたと思っています。

――今作は春のラヴソングに仕上がっています。

Dream Ami:発売時期が4月ということだったので、思いっきり春を意識したラヴソングにしました。思い返してみればこんなに季節感を意識した曲はあまり歌ったことがなくて、春を前面に出した曲はきっと初めてだと思います。春というと凄く短くて、すぐに過ぎ去ってしまう儚さもある季節ですよね。だから、ちょっと懐かしく思えるような曲にしたいということを作詞家の小竹正人さんにお伝えして歌詞を書いていただきました。

――小竹正人さんならではの秀逸な詞世界ですが、歌詞があがってきた時はどんな感想を持ちましたか?

Dream Ami:私に寄せて書いてくださったと思います。私がイメージした春が過ぎ去るスピード感も歌い出しの歌詞で表現していただけましたし、共感できる部分が多い歌詞です。

――歌い出しの「サクラはハラハラすぐに散っちゃって 空が早く早くと夏を呼んでいる」という歌詞は、Dream Amiさんの春のイメージを的確に表現していますよね。

Dream Ami:そうですね。春を惜しんでいるうちに、すぐそこまで夏が来ている一瞬の儚さのようなものが表現されている歌詞ですよね。私は春が一番好きです!

――タイトルの「アマハル」という造語も、小竹さんのアイディアですか?

Dream Ami:はい。いくつか候補があったのですが、この造語がいいなと思いました。私も歌詞を書かせてもらう時、タイトルが悩みどころなんです。結果、あまりひねらないタイトルばかりつけてしまうのですが、この「アマハル」というタイトルはひねっているけどわかりやすいですよね。実際に歌詞の中で使われているフレーズではありませんが、サビの最後の「Sweet Spring」を日本語に訳して、それをキュッと略してしまうセンスはやはりすてきだなと思いました。

――トラックについてもうかがいますが、今回のようなトラックは歌いやすかったですか?

Dream Ami:歌いやすかったです。曲を作ってくださったのがスウェーデンのプロデュサーで、Erik Lidbomさんという方なのですが、これまでも何曲か書いてくださっています。アルバム『Re:Dream』の制作時にはスウェーデンで一緒にレコーディングを経験しているので、私の一番いい音域なども意識して作ってくださったのだと思います。この曲に関して、直接のやり取りはなかったのですが、聴いた瞬間にそれを凄く感じましたし、何より歌っていて気持ちが良かったです。


――ミュージックビデオの世界観も教えてください。

Dream Ami:春のラヴソングだと、お花畑なイメージがあると思いますが、ちょっと意外なミュージックビデオになりました。楽曲単体で聴くのとは違ったストーリーが、今回のミュージックビデオでは表現されています。衣装に関しても今まで着たことのないワークテイストなスタイリングでリップ・シーンを撮ったり、小芝居が多かったり(笑)、新しいDream Amiを表現できたと思っています。

――Dream Amiさんから提案したアイディアもあったのでしょうか?

Dream Ami:今回も関彩乃監督に撮っていただきました。プライベートでも何度かお食事に行かせていただいたり、私を知り尽くしている監督さんのおひとりなんです。そういう方にお願いできたので、自分からは提案せずに監督が曲を聴いて感じたものがどういう世界なのか、そこを楽しませていただきました。

――アートワークは吉田ユニさんとのコラボレーションですよね。

Dream Ami:はい。ユニさんとのお仕事も長いので、やっぱりオーダーなしでしたね(笑)。私がこういう感じでと提案するよりも、お任せした方が想像以上の仕上がりになると思ったんです。結果、とてもすてきなご提案をいただいて、一見したインパクトはもちろんですけど、そこにある奥深さだったり意味を考えながら見ていただくと、より楽しんでいただけるアートワークになっています。


――改めて、この「アマハル」の制作を振り返ってみて、新たな挑戦だった部分を挙げるならどこでしょうか?

Dream Ami:今作のようなキーが高い曲だと、自分の声の中でも幼い部分が出てしまうところがあります。ただ、今回はキラッとした部分も残しながら、幼い印象を与えないように歌うことに挑戦しましたが、そこはうまくできたのではないかなと思っています。

――春の訪れを感じさせるタイムリーな楽曲ですが、リスナーにはどのように届いて欲しいですか?

Dream Ami:この曲を聴いて、春がやって来たと感じてもらえるだけで嬉しいです。そして、「アマハル」がみなさんの春を少しでも彩ってくれたらと思っています。

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