【インタビュー】DOBERMAN INFINITY、「限界のライン」を超えるアルバム

twitterツイート

DOBERMAN INFINITYが本日4月18日に3rdアルバム『OFF ROAD』をリリースした。

◆関連動画

前作『TARMINAL』より1年5カ月ぶりとなる本作は、自分たちの中で肌で感じて来たDOBERMAN INFINITY“らしさ”を絶対的な軸に置いて制作。タイトルから連想される通り、DOBERMAN INFINITYが未開拓の道無き道を歩んでいるからこそ産み出される芯の太いメッセージを込められた楽曲たちが揃っている。今回はメンバー全員に本作について語ってもらった。

  ◆  ◆  ◆

■“OFF ROAD”というキーワードは、DOBERMAN INFINITYのリアルな気持ちを素直に表現したら出てきた言葉

――2ndアルバム『TARMINAL』からの1年5カ月は、DOBERMAN INFINITYにとってどんな時間でしたか?

P-CHO:1年半って、けっこう経ったね。

KUBO-C:確かに1年半も経った気がしないですね。

▲KUBO-C

P-CHO:そこまで時間があいた感じがしないのは、昨年の6月にミニアルバム『#PLAY』をリリースしているからかなのかもしれません。

KUBO-C:あと、ライヴもずっとやっていた気がするからかもしれないです。

KAZUKI:夏フェスもそうですけど、<DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2017 “TERMINAL”>の後に3周年特別記念公演<iii-three->があって、昨年7月には主催フェス<D.Island 2017>もやりましたからね。

P-CHO:12月には<DOBERMAN INFINITY Xmas Party>もありました。

SWAY:あとは、DOBERMAN INFINITYの5人がちょっと外を向いて、いろんな人と交流を積極的に持った1年半だった気がしません? その結果、今作『OFF ROAD』でCREAMがプロデュースしてくれた楽曲があったり。それも、もともとは主催フェス<D.Island>がきっかけにして距離を縮めていった気がします。

P-CHO:それはあるね。

SWAY:AK-69さんとのコラボで「Shatter」が作れたのも、外を向いて動いた結果だと思います。

GS:リリースで言ったら、「DO PARTY」と初めてのクリスマスソング「あの日のキミと今の僕に」の存在も大きかったと思います。

P-CHO:この1年半を振り返ると、ライヴも作品もそのひとつひとつの存在が大きかったイメージがありますね。

▲P-CHO

――そんな時間を経て、今回のアルバム『OFF ROAD』はどんな青写真を描いて制作に入ったのでしょうか?

KUBO-C:まず、既発曲として「DO PARTY」「#PLAY」「Shatter」「あの日のキミと今の僕に」の4曲がありました。北海道日本ハムファイターズ西川遥輝選手の登場曲「The Name」を含めたら、アルバム制作がスタートした時点で5曲あって、そこから新曲を考えていく中で“OFF ROAD”というキーワードが生まれた感じです。

KAZUKI:確かZepp Osakaの楽屋でしたね。

P-CHO:そうそう、アルバムについて話し合っている時に、自然と自分たちの等身大を見つめ直す会話が多くなっていった。その上で次にテーマを掲げるなら“OFF ROAD”じゃないかという話になったんです。というのも、これは正直に話しますが自分たちはデビューしてから全国アリーナツアーという夢を掲げさせてもらっていて、本当は2018年に実現させたかったんです。でもそんなに簡単に実現できるものではなかった。夢を叶えることは、そう簡単なことではないと思い知らされたんです。そんな僕らのマインドを言葉で表したのが、“OFF ROAD”というキーワードでした。実際にタイトル曲の制作に着手し始めて、自分たちらしくいることが“OFF ROAD”だと紐解けたんです。

――ではアルバム収録用の新曲を作っていく過程でも、そういうマインドが根底にあったということなんですね。

P-CHO:そうですね。やっぱり改めて夢に向かっていくためには、こういう曲が必要なんじゃないかという考えをみんなが持っていたと思います。

GS:“OFF ROAD”というキーワードは、DOBERMAN INFINITYのリアルな気持ちを素直に表現したら出てきた言葉だったんです。もし僕らが“ベントレー”というタイトルの曲をリリースしたら、「あいつら夢を叶えたな、あいつら金儲けたんやろな」と思ってもらえたら(笑)。

KUBO-C:そのたとえわかりやすい(笑)。

▲KAZUKI

――それもHIP HOPですよね(笑)。今作に参加しているプロデューサー陣は、どのような視点でオファーしていったのでしょうか。

KAZUKI:今のDOBERMAN INFINITYにどういう楽曲が足りていないのかを話し合って、ライヴやアルバムの流れをイメージして「このテイストならやっぱりこの人でしょ」という感じでオファーしていきました。例えばJeff Miyaharaさんには「春風」という曲をお願いしたんですが、僕たちだけでは出せないバラード感、そしてJ-POPマナーをプロデュースしていただけたと思っています。どの曲も、自分たちの中でしっかりと着地点をイメージした上で、それを具現化するのに最適なプロデューサーさんにオファーしていきました。

KUBO-C:新曲の「MON5TERS」をCREAMに1曲まるまるプロデュースしてもらいました。作詞と作曲の両方を外部の方にお願いした曲は今までなかったので新しい試みでした。

――1曲目には表題曲の「OFF ROAD」が収録されていますが、改めて制作を振り返っていただけますか?

GS:“OFF ROAD”という道を僕らはネガティヴには捉えていなくて、逆にポジティヴに捉えているんですね。“OFF ROAD”を楽しんでポジティヴな気持ちで進んでいく姿勢が、今回自分たちが提示したかった曲のテーマでした。曲作りの過程では、“ON ROAD”と“OFF ROAD”の違いは何なんだろうと深いところまで突き詰めました。例えば幼稚園から大学までエスカレーター制で進学できるのが“ON ROAD”なのか、大社長の息子が入社して役員になっていくという決められた道が果たして“ON ROAD”なのか、とか。僕たちが出した答えは、どんな人生のレールにおいても、人は努力してサヴァイヴしていかなければならないということでした。他人からは“ON ROAD”に見えても、本人にとっては“OFF ROAD”であるかもしれない。だから、僕たちの中では“OFF ROAD”を自分らしく生きることと定義したんです。「どうにでもなりゃ良いぜ!」「お前らしきゃそれで良いぜ!」というサビのメッセージのように、どんな道でもお前がお前らしかったら、それが正しいんだよという前向きなメッセージをこの曲に込めました。

KAZUKI:やっぱり「お前らしきゃそれで良いぜ!」という歌詞が、この曲の一番のメッセージだと思います。

P-CHO:僕も客観的に聴いていて嬉しくなったフレーズですね。力が湧く言葉だと思います。あとは「どこへ どこへ どこへ~ぶっ壊れるまで」という歌詞も、自分たちの今の気持ちを表せていて気に入っています。

――トラックについても話を聞かせてください。今作は、シンガーJAY'EDさんとトラックメイカーNAOtheLAIZAさん、そしてP-CHOさんの3人で結成したプロデュースチーム、OLDMAN WILDIN’が手がけたそうですね。

P-CHO:はい。ありがたいことに、僕がJAY'EDとNAOtheLAIZAと昨年から温めていたプロデュース・チームOLDMAN WILDEN’に楽曲プロデュースを託してもらいました。いつものスタジオに3人で入って、メンバーから吸い上げた意見を反映しながら、がむしゃらだけどポジティヴな気持ちをトラックでも表現できたらいいねというところから、力強さはあるけどファンキーに疾走しているオケをNAOtheLAIZAを中心に制作していきました。自分の道を楽しみながら走っているイメージをトラックでも表現しようと考えていました。

▲SWAY

――トラックメイカーとシンガーとラッパーという、3つの頭脳を持ったプロデュース・チームという点が、とてもバランスがいいです。

P-CHO:ありがとうございます。実はそこを狙っていました。それぞれの特性を活かしていく時代が今だとも思いますし、歌があってラップも入っている曲だって当たり前になってきていますからね。

KUBO-C:表題曲をCHOちゃん率いるプロデュース・チームOLDMAN WILDIN’がやってくれたことに、凄く意味を感じています。

P-CHO:密に曲作りできるというところも、今回の制作の強みに感じました。自分がメンバーの意見を吸い上げて、OLDMAN WILDEN’が具現化するという流れは、これからの楽曲制作の中でDOBERMAN INFNINITYの血中濃度がより濃くなる音楽が作れる可能性を感じました。

――レコーディングで新たな挑戦はありましたか?

SWAY:CHOさんから、「もうちょっとファンキーに、今までのDOBERMAN INFNITYにないアプローチで」というディレクションがあったので、そこは挑戦でしたね。

KUBO-C:ちょっとメロディーチックなところもありつつ、ビートの上でうまくスイングするようなファンキーなアプローチというのは、CHOちゃんから教えてもらって意識したところだと思います。

P-CHO:まさに“OFF ROAD”を乗りこなしている感というのを、ラップで表現してもらいたかったので伝えさせてもらいました。

SWAY:あと、バースの途中でKAZUKIが入ってきて、僕たちも息多めのラップでアプローチする形も新しかったですね。今まではマイク・リレーだけだったけど、KAZUKIもバースに参加してくる曲は今まであまりなかったですからね。

▲GS

――楽曲が仕上がった今、リスナーにどんな風に届いて欲しいですか?

SWAY:やっぱり通勤や通学途中に聴いてもらって、「今日もやりますか!」と気持ちを上げられる曲であって欲しいです。

KUBO-C:言葉的に投げやりに聴こえる歌詞も、実は全部ポジティヴやぞというところに気づいて欲しいです。“どうにでもなりゃ良いぜ!”とか聴き方によっちゃ投げやりに聴こえがちですが、それぐらいの気持ちで楽しんでやるのが僕たちの言う“OFF ROAD”で、自分らしく生きることにつながるものだと思っています。

P-CHO:走れなかったら歩いてもいい。自分が決めた道を進んでいる人が、途中で倒れそうになったり、辛い思いをしている時に聴いて、自信につながるような曲になって欲しいです。

◆インタビュー(2)へ
twitterこの記事をツイート

この記事の関連情報