【インタビュー】Rhythmic Toy World、揺るぎない自信とエネルギーに満ち溢れたアルバム『SHOT』

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4月25日にメジャー1stアルバム『SHOT』をリリースするRhythmic Toy World。これまで、“ファンや周囲のスタッフ、チームがあるからこそ今の自分たちがある”という姿勢を常に持ち、その期待にこたえ続けたからこそ実現したメジャーデビューだ。どんなフィールドに立とうとも、今の彼らには揺るぎない自信があるのだろう。エネルギーに満ち溢れたアルバムの13曲からは、その思いが目一杯伝わってくる。今回、メンバーそれぞれの現在の心境を訊くとともに、個々の推し曲についても語ってもらった。

◆Rhythmic Toy World~画像&映像~

■ファンの子たちが少しでも笑えて毎日が少しでも華やぐように
■僕らはライヴをするし曲を作るっていうことが大事なんです


――メジャーデビュー決定、おめでとうございます!

一同:ありがとうございます。

――まず、メジャーデビューに際してのそれぞれの気持ちを聞かせてください。

内田直孝 Vo/Gt(以下、内田):まあ、気持ち的には本当に何も変わっていないというのが素直なところです。メジャーデビューをすることがそもそも目的ではなくて、通過点としてもゴールとしても考えていなかったくらいなので。その僕たちの活動をそのままに、力を貸してくれる方と出会ったから、その人たちとやるためにメジャーデビューするっていう形です。もちろん、みなさんに「おめでとうございます!」と言っていただけるので、実感はあるんですけど、僕ら的にはそこに対して浮足立つこともなく、甘んじることもなく。結構がっしりとした、わりと真面目に現実感を大事にしています。

――浮足立ちそうにないですもんね、Rhythmic Toy Worldは。

内田:そうですね、常に重しをつけて歩いていますからね。

一同:ははははは(笑)。

岸明平 Gt(以下、岸):昔の自分たちだったら、メジャーデビューっていうことに対して「そんなことできるの!?」みたいな感じだったと思うんですけど、インディーズでずっとやってきて、CM曲とかアニメタイアップをやらせていただいたり、ライヴも自分たちのチームで色々考えていく中ですごく自信がついた。新しい仲間が増えて応援してくださる方が増えて、色んなところで宣伝してくださるっていうことで、僕らも自信を持って自分たちの音楽を広められるので、すごく楽しみな気持ちですね。

――これまでの活動を経て得た自信がかなり大きいようですね。

岸:そうですね。でも、メジャーデビューが近づくにつれて、「メジャーデビューするのかあ」みたいな気持ちにはなっていますね(笑)。

須藤憲太郎 Ba(以下、須藤):僕は「やってやるぞ!」っていう気持ちがデカいですね。自分たちのスタッフとかチームの結束力が固まってきて、やってやるぞっていう自信もついた。僕らに手を貸してくれる方々もたくさん増えてきたし、その方たちへの信頼と自分たちの自信が合わさって、「このチームでいける」っていう気持ちがすごく強いです。さらにもっと戦えるように、覚悟と自信をつけて「やってやるぞ!」という気持ちですね。

――かつては失恋で世を儚んだ時もあったけれども?

一同:ははははは(笑)。

須藤:そうです、それすらも今の僕の糧になってますから。さらにやるぞっていう気持ちですね(笑)。

磯村貴宏 Dr(以下、磯村):僕もメジャーデビューへの実感はあるんですけど、今まで一緒にやってきたチームや、一緒に支えてくれる人たちが増えたっていうのが一番デカくて。なにより、僕らがインディーズでやってきたスタイルをそのままやらせてくれる「BLACK SHEEP RECORDS」っていうレーベルと出会えたので。それでメジャーデビューしたいっていう意欲が生まれたんです。メジャー盤のレコーディング中は、責任感は増えましたね。ドラム録りから始まるので。「もう1回ここからちゃんと意識をもっていかないとな」っていう気持ちが生まれたというのが一番大きいかもしれないです。ステップアップするにあたってそこの意識は強めて、チームのみんなともっと上に行きたいなっていう気持ちになりました。


▲『SHOT』<DVD付き初回限定盤>


▲『SHOT』<通常盤>

――Rhythmic Toy Worldはこれまでも、周りの支えてくれる人たちやファンの人たちがあってこそやってこれたということを常々公言してきたバンドだと思います。メジャーデビューするにあたって最初に思い浮かべたのはファンの人たちのことでしょうか?

内田:「自分たちにしかできないことってなんだろう」って考えたときに、その一つが、僕らが「リズミッカー」と呼んでいるファンの人たちとの距離感。ファンの子たちが少しでも笑えるように、その子たちの毎日が少しでも華やぐように僕らはライヴをするし、曲を作るっていうことが大事なことなんじゃないのかなって。ステージに立つことだけが大事なんじゃなくて、その子たちのそばに自分たちがいられるようにする努力をもっともっと積み重ねようということを考えてきたんです。今回、メジャーデビューをするっていうときには、何よりもファンの子たちに喜んでもらえるっていうことが頭にありましたね。でもファンの子にとっては、「ああ、メジャーデビューしちゃうんだ……」っていう寂しい気持ちも同時に生まれますよね。

――「自分だけが知っていたのに……」みたいな気持ちになる人もいるかもしれないですね。

内田:でも、僕たちはずっとメジャーに行かずに、インディーズにこだわり続けてやってきた自信がある。僕らが先に進むことをみんなが喜んでくれるんじゃないかなっていう自信があったからこそ、こういう風に決断したんです。だからそこには、お客さんの存在というのは欠かせないですね。それを考えずに何かを決めたことは、これまで一度もないです。

――普通はなかなかそういう気持ちを持ち続けることってできないんじゃないかなって思うんですけど、インタビューするたびに、本当にファンの方たちを大切に思っている気持ちがいつも伝わってきます。

内田:もっと深く掘り下げていくと、本当に初期の頃はもっと内向的なバンドだったんですよ。僕を筆頭に。まあ、彼は別ですけど(須藤を指しながら)。

須藤:ははははは(笑)。そうですね。

内田:他の三人は、本当に自発的に何かつながりを作りに行ったり話しかけたりするようなメンバーじゃなくて。それって、お客さんに対してもそうだったんですよね。お客さんに対しても少し内向的というか。そこから、お客さんの方が歩み寄ってくれることで僕らも心をさらけ出せるようになってきて、それが今となっては心地よく自分らしくいられる場所になってきている。だからただ単純に、お客さんたちがいなかったら、本当に今の僕たちはないと思うからこそ、そこに対してどんどんドキドキ・ワクワクをプレゼントしたいっていう感じなんです。


▲内田直孝(Vo/Gt)

――その内向的だったバンドが、2017年は自らツーマンライヴを仕掛けて行ったりとか。

内田:そうですね、はい。

――先日は、バンドじゃないもん!さんのツアーに参加して、最後にコラボしていましたね。内向的だったバンドがあそこまでになったという。

岸:ははははは!確かに(笑)。

磯村:昔だったら考えられないですよ。

内田:あんなキラキラしたアイドルの方たちとステージで一緒に踊れる人たちになるとは思わなかったです。

岸:そうだよね。

内田:あちらのツアーだったので98%はバンドじゃないもん!さんのお客さんたちだったんですけど、僕らはそのままで行こうって意識してライヴをやったら、すごく良い反応で受け入れてくれて。周りに訊いてもすごく反応が良かったらしくて、「いい対バンだった」って喜んでくれていたみたいです。その後もレスポンスをくれる方がいてすごく良かったですね。同じステージに立ってライヴができることがわかったので、またそういう機会があったらいいなって思います。

――そのあたりはフットワークが軽いというか、4月14日には沖縄OutputでBiSとツーマンライヴをやりましたよね。

岸:そうなんですよ、ここにきてアイドルとの対バンが続いていて。たまたまなんですけど。

内田:あれは、立て続けにお誘いをいただいて。「なんで俺ら、こんなにアイドルと?」って(笑)。

岸:これは、沖縄Outputの記念イベントに誘われて。

内田:Outputさんが、「この2バンドをぶつけたい!」ということで呼んでいただいたんです。本当にドキドキだったんですけど、先日のバンもん!さんとのツーマンがあったことで、「あ、やれるじゃん!」って。


▲須藤憲太郎(Ba)

――アイドル好きなメンバーっていらっしゃるんでしたっけ?

一同:(一斉に内田を指さす)

内田:アイドルっていうより、アニメ声優さん命です(笑)。今、声優さんもアイドル的な打ち出しをしている方が多いですから。たぶん、バンもん!さんとのツーマンのときもそのまま行ったからよかったと思うんです。「自分もそういうカルチャーが好きだ」っていうものを隠さずに行ったから、「お前も仲間じゃねえかよ!」みたいに受け入れてくれたので。何かを一生懸命追いかけて応援するっていう気持ちはジャンルを問わず同じなんだなって。

――これからもどんなジャンルでも問わずに対バンして行く?

岸:僕らはバンド界隈でもジャンルレスで対バンしてきたので。今回はそれをアイドルとかに広げた感じですね。

内田:ライヴはそのときしかないものなので。同じ本数しかできないなら、バンドマンとしてより多くの経験をしたいなっていう気持ちはありますね。

――バンド側も広げているし、アイドル側も広げているから、そこで交わることがあるんでしょうね。

岸:ああ~確かにそうですね。

内田:重なる部分がありますよね。そこに早めに僕らも入れてもらえたのはありがたいですよね。

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