ケンドリック・ラマー、ピューリッツァー賞受賞。ジャズ/クラシック以外で初

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ケンドリック・ラマーが2017年春に発表した4枚目のスタジオ・アルバム『DAMN.』が、今年度のピューリッツァー賞(音楽部門)を受賞した。

◆ケンドリック・ラマー画像

アメリカ人により作曲され、その年アメリカで初めてパフォーマンスもしくはレコーディングされた重要な側面を持つ楽曲へ贈られる同賞は、1943年に設立されて以来、クラシックの作品が受賞するのが大半。これまでボブ・ディラン、ハンク・ウィリアムズ、デューク・エリントンなどへ特別賞が贈られているが、クラシックやジャズ以外の作品が受賞するのはラマーが初めてだという。

主催者は、『DAMN.』を「独自の言葉により表現された真実性とリズミカルな力強さが融合し、現代のアフリカン・アメリカンの人生の複雑さをとらえた心を打つ名作のコレクション」と、評価している。

今年はラマーほか、作曲家/指揮者/ピアニストのMichael Gilbertsonの「Quartet」、Ted Hearneの「Sound from the Bench」が最終候補に挙がっていたそうだ。

『DAMN.』(およびその収録曲「Humble.」「Loyalty」)は、今年1月に開かれたグラミーで5部門を受賞。アメリカでのセールスは、ストリーミングも合わせ300万ユニットを突破している。

Ako Suzuki
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