【対談】DAISHI(Psycho le Cému) × IZAM(SHAZNA)「“アイツら、何?”と“すげえ”の両方を持っていた」

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復活後、初の完全オリジナルアルバム『Light and Shadow』を5月9日にリリースするサイコ・ル・シェイム。BARKSではボーカルのDAISHIをフィーチャーし、先輩、同世代、後輩という3世代のボーカリストとの対談をお届けする。その第1弾は同じ事務所に所属していたSHAZNAのIZAMだ。所属時期がすれ違いだったため、じっくり話す機会はなかったものの、DAISHIが姫路時代に自分の部屋にSHAZNAのポスターを貼っていたというエピソードや、IZAMがデビュー前のサイコ・ル・シェイムの写真を見て衝撃を受けていたという秘話も明かされた。音楽バブルだった時代の今だから語れることや、長い月日を経て夫婦以上の関係だという互いのバンドメンバーのことなど貴重な話が満載の対談となった。

  ◆  ◆  ◆

■ サイコの写真見て「すごいのが出てきたな」と思いました(笑)/ IZAM

── お2人がこうやってゆっくり話すことは?

DAISHI:ないです、ないです。

IZAM:事務所が一緒だったので、もちろん昔からサイコ・ル・シェイムの存在は知ってたんですけど、サイコが活動を停止(2006年)する前にZEPPにライブを観に行って軽く楽屋で話したぐらいですね。

DAISHI:そうですね。TV番組でも1度、ご挨拶させていただいたので今日お会いするのが3回目か4回目ぐらい。僕はSHAZNAさんのことはむちゃくちゃ知ってますけどね。実際にはお会いしてなかったですけど(笑)。

▲DAISHI(Psycho le Cému)

IZAM:サイコが事務所に入った時まではSHAZNAも所属していたんですよ。<SWEET TRANCE>(LUNA SEA、La'cryma Christi、SHAZNA、PIERROT、Plastic Treeらが所属していた時期の事務所主催のイベント)で、FAIRY FOREのギターのAKIHIDEとウチのA・O・Iがセッションした時ぐらいまでがギリギリでしたね。

── SHAZNAとサイコ・ル・シェイムって<SWEET TRANCE>で共演していたイメージがあったんですけど、さかのぼって調べてみたら、していないんですよね。

IZAM:そうなんですよね。入れ違いみたいな感じで。

DAISHI:僕らの地元(姫路)にはMASCHERAという大先輩のバンドがいたので、その繋がりでSHAZNAさんのことを知って「Melty Love」が大ヒットする前から地元でアルバムを聴かせていただいてました。

IZAM:ありがたいです。

DAISHI:部屋にポスターも貼ってましたよ(笑)。

── アルバム予約特典のようなポスターですか?

DAISHI:そこは覚えてないんですけど、僕の部屋にはIZAMさんがいました(笑)。しかもそのポスター、IZAMさんの顔のどアップだったんですよ(笑)。

IZAM:ああ、じゃあ、僕らが事務所に入りたての頃ですね。僕は当時、社長に新しいバンドが入るたびに「こういうバンドが入ってくるんだけど、どう思いますか?」って意見聞かれてたんですよ。PIERROTに至っては「ライブ観に行ってくれ」って社長に言われて横浜まで行きましたね。昔、イベントで共演したりしてたんですけど。

DAISHI:ですよね。

IZAM:だから、PIERROTのことは知ってたんですよ。でも、サイコに関してはまだ姫路で活動していた時に聞かれたのでなかなかライブには行けなかったんですけど、写真見て「すごいのが出てきたな」と思いましたね(笑)。当時の僕らの世代は黒っぽい衣装着てるバンドが多くて、SHAZNAは派手な部類だったので、「このバンド、キテるぞ」って感じた。インディーズ時代の音源も社長の家で聴いて、第一印象は「面白い」でしたね。僕は“こうじゃないとロックじゃない”っていうのはナンセンスだと思っているので、SHAZNAは見た目で“ヴィジュアル系に終止符を打つようなバンド”って言われてたんですけど、「いや、いや、サイコの方がそうでしょう。これ以上ないよね」って思ってました。その直後に事務所を離れることになったので、最初の接点はそこですね。

▲IZAM(SHAZNA)

── SHAZNAもサイコ・ル・シェイムもヴィジュアル的にぶっ飛んでいましたからね。

IZAM:そう、そう。だから形は違えど、サイコもSHAZNAも好き嫌いがハッキリするバンドだと思うんですよ。ミュージシャンから見ても「アイツら、何?」って言われやすく、逆に「すげえ」って言う人もいるっていう。

── 賛否両論が飛び交うような存在っていう。

IZAM:サイコはその両方を持っていたから僕らは好感が持てたんですよ。

DAISHI:実際、ウチのバンドはIZAMさんの影響を受けているAYA(Dance/Gt)くんという女形が1人いますからね。

IZAM:はははは。

DAISHI:彼は社長に「IZAMはきれいなんですよ」とか「もっとかわいくできるんですよ」って言われてたので、ジレンマがあったと思いますよ。IZAMさんと比較されることに押しつぶされそうな時期もあって、「そんなに辛かったら、もうええで。男のコのキャラにしたら?」って言われてたAYAくんが今や男のコの格好では世に出られないぐらいIZAMイズムを受け継いでいますけどね(笑)。当時は普通のヴィジュアル系の男のコとは違う悩みがあったと思いますけど。めちゃめちゃ高価な脱毛器持ってますから(笑)。そういう悩みってなかったですか?

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