岡本真夜、Sonar Pocket、吉田凛音ら競演<Tokyo Street Collection>大盛況で閉幕

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東京のストリートをキーワードに、音楽やファッション、スポーツなど幅広いジャンルの才能が集結するイベント<Tokyo Street Collection ~日本の“おもしろい”を集めちゃいました。~>が、5月3日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナにて開催された。

◆<Tokyo Street Collection>画像

通算7回目の開催となった今回の<TSC>は、史上最大規模となる8,000人を動員。人気バンドやヒップホップアーティスト、アイドルグループ、モデル、アスリートら、総勢約90組の先鋭たちがイベントを大いに盛り上げた。以下、会場の熱気を伝えるオフィシャルレポートをお届けしたい。

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イベントへの期待感でいっぱいに膨らんだ会場は、貪欲にパフォーマンスを欲していた。オーディエンスの視線がステージ一点に注がれる中、ライブパフォーマンスの先陣という重責を担ったのは4人組ロックバンドのSPYAIR。KENTA(Dr)のアグレッシヴなドラミングとともに、IKE(Vo)が「東京、楽しんでいきましょう!」とシャウトすると、その叫びが号砲となったかのように1曲目からキャノン砲が豪快に打ち上がり、イベント開始の狼煙をあげた。ランウェイを花道に代えて、IKEが両手を広げ「東京、声を出して!」と呼びかけるとオーディエンスも負けじと声を上げ、「サムライハート(Some Like It Hot!!)」で観客が一斉にタオルを回す様も壮観だ。エモーショナルかつパワフルなサウンドと力強い歌声で、瞬く間にその場を巨大なライブハウスに変えた。



開演から場内の熱気は急上昇し、観客のテンションは早くもマックスに。そこへ今度はIVANをはじめとするモデルたちが登場し、ランウェイを華麗に闊歩。この日のライブアクトの一組でもある祭nine.のメンバーが姿を見せると、一段と黄色い声援が飛び交った。

ライブやファッションショーに留まらないバラエティに富んだコンテンツもまた、ジャンルにとらわれない<TSC>らしさだ。元ボクシング世界王者の亀田大毅と、その妹で、先日ボクサーとしてメキシコでデビュー戦に勝利したばかりの亀田姫月が登壇したステージでは、亀田家の長男・興毅からのサプライズ動画メッセージも到着するなど、会場が大いに沸いた。



続いてランウェイに姿を見せたのは、女優やモデルなどマルチに活躍する17歳の女子高生アーティスト、吉田凛音。小柄で華奢な体躯からは想像できない伸びやかな歌声で観客を魅了し、4人のダンサーを従え軽やかに踊ったかと思えば、パワフルなラップを披露して観客を驚かせた。

175Rがキャリアに裏打ちされたタフさとパワーで観客をぐいぐいと引っ張り熱狂を巻き起こしたかと思えば、本日2度目のファッションショーではモデルたちがサマーコレクションの衣装を纏い、愛らしくも美しくランウェイを練り歩く。そんな非日常感に浸る間もなく、再びライブセクションでは若手グループがパワーいっぱいに暴れ回った。


まずは、6人組のダンス&ボーカルグループXOX。「まだまだ皆さん疲れてなさそうですね!」と会場へ声をかけライブをスタートさせた彼らは、全員が歌って踊れるグループならではのダイナミックなパフォーマンスで実力のほどを見せつけ、最後はダンサブルな新曲「OVER」をオーディエンスにいち早く届けてくれた。

そんな熱気を引き継いだのは祭nine.。のっけから全員でのバック転で度肝を抜いたかと思えば、名古屋のストリートで一からのし上がってきた兄貴分、BOYS AND MENの遺伝子を受け継ぐグループらしく、がむしゃらに歌い、踊り、飛び跳ねた。MCでは「今日はリーダーが欠席ですみません」と語りながら、「でも、僕たち今日をものすごく楽しみにしてきました」と叫ぶと、会場のあちこちから温かな拍手が沸き起こった。



若さはじけるライブが続いた後には、9月にデビュー10周年を迎えるSonar Pocketが圧巻のステージを繰り広げた。ko-daiが深みと温かみのある歌声で切なげに「好きだよ。~100回の後悔~」を熱唱すれば、eyeronは「今日はがっつり(皆さんと)両想いになって帰りたいと思います」と宣言。アップテンポの「ファンファーレ!」ではmattyがギターを抱えてフロントまで出てきて、ライブを盛り上げた。この曲では、タオルを手にするよう会場へ呼びかけ、全員参加で笑顔を分かち合った。

一方、ものまねタレントでオリジナル楽曲を手がけるシンガーソングライターの才能も持つ青木隆治は、巧みなトークとお笑いを織り交ぜつつ、洋楽をカヴァー。ド派手なピンクのジャケットを纏ってブルーノ・マーズをパフォーマンスしたかと思えば、今度はラメのジャケットに着替えて、キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンに早変わり。もちろん、大きな拍手と歓声を浴びていた。が、ユーモアを忘れないのが青木の持ち味。ここからはものまね11連発で福山雅治から中島美嘉、美空ひばりなど振り幅の広い芸で観客を大いに楽しませ、大人の余裕がにじむエンタメ時間を満喫させてくれた。


続く華麗なファッションショーを経て、ライブイベントのラストを飾ったのは、世代を超えて愛されるシンガーソングライター・岡本真夜だ。「君だけのStory」では飾らないメッセージを優しく歌い掛け、ランウェイをゆったり歩きながらセンターステージに立つと、「歌える方は是非一緒に歌ってください」と呼びかけたのは名曲「TOMORROW」。むろん大合唱となり、会場は温かな空気に包まれた。そしてラストは聴く者が励まされるようなアップテンポの「アララの呪文」。再び大合唱が沸き起こり、ライブは盛り上がりのうちに終演を迎えた。

グランドフィナーレにはこの日の出演者がステージ上に集結。最後は「TSC」のコール&レスポンスに続いてキャノン砲から金色のテープが放たれ、イベントは華々しく幕を閉じた。

撮影◎千株式会社

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